鰹節丼専門店「節道BUSHIDO」
本枯節の香りと味が凝縮!?
静岡県(島田市)生まれの私にとって「かつお節」は日常の食生活の一部でした。
子どもの頃、母に言われて鰹節削り器で削り節をよく作ったものでした。そんな削り節はいつも食卓に置いてあり、おかずにかけたりしました。
中・高校生の時のお弁当には、かつお節に醤油をかけてご飯の上に一面びっしりのっていたのを今でもよく覚えています。お弁当のふたを取るとふたの裏側に付いているかつお節を取りながら食べたものでした。
又、静岡おでんの定番には「だし粉」があります。これはイワシの削り節を粉状にしたものですが、かつお節と共にこうした食文化が根付いてました。
このような魚の食文化は、やはり焼津が近くにあったからでした。その影響からか市内には、お茶専門店とかつお節専門店(卸売り業者)が多数ありました。街を歩けばお茶を焙煎する香りやかつお節の匂いが漂っていました。
毎日のように通った駄菓子屋もそんな匂いが染み付いていたように思います。
以前、BSTVで「途中下車ぶらり旅」(散歩人:なぎら健壱)を見ていると、かつお節丼の専門店が紹介されていました。
店名は「節道BUSHIDO」。先日都内に出たついでに行ってみました。
地下鉄丸ノ内線の淡路町駅から徒歩3分ほどの場所にありました。
地下鉄から地上に出た時、方向感覚がまったく狂ってしまいます。グーグルマップで検索してもその方向がどちらなのかわからず遠回りしてしまうことが度々でした。
結局、お店の前を行ったり来たりしてしまいました。
開店時間は早朝7:30からのようで、これも提供する料理に合わせてなのでしょうか。
メニューは鰹節丼をメインとした定食のみでした。かつお節一本勝負!こうしたお店いいですね~。
かつお節好きにとってはワクワクしてきます。
「鰹節丼とおばんざい1品定食卵付き」1100円
こちらのかつお節は、高知県土佐市の無添加の本枯節を使用しているとのこと。注文を受けてから削るのできれいなピンク色のかつお節でした。
丼ぶりに溢れるほどのかつお節なので半分ほど取り皿に移しました。一口食べるとかつお節の香りが広がりスッと溶けていきました。
なるほど、ここまでこだわりのあるかつお節は初めてです。味噌汁ももちろんかつおだしがよく効いてました。
次は卵です。専用のだし醤油をかけて食べてみました。よく卵かけごはんを食べますが、こうしてかつお節たっぷりのごはんもいいですね~。
最後に専用のだし汁をかけお茶漬け風にしてサラッと流し込みました。
ご飯、かつお節、卵、醤油、これだけの材料だけで満足いく食事でした。
豪華なおかずが無くても十分に楽しめる逸品ですね。
以前、生わさび丼を作って食べたことを思い出しました。
こちらも生わさびとかつお節だけの料理でした。
様々な食材を利用して作る料理もいいですが、あえてシンプルな食材だけで食すのも新たな発見があります。
おはようございます。
非常にシンプルな鰹節丼
簡単なだけに素材の良さと調理のタイミングが大切なんでしょうね。
私もこの店の「鰹節丼とおばんざい1品定食卵付き」を食べてみたいと思いました。
わさび丼で思い出しましたが
以前 孤独のグルメであった伊豆のわさび丼
簡単に作れる料理ですが 何だか食べたくなりました。
歳のせいか 素材だけの味が判るようにようになった気がします。
山鯨笹蟹さん
こんにちは~。
>歳のせいか 素材だけの味が判るようになった気がします。
確かにそうですよね。若い頃はなんでもがむしゃらに食べていましたが、それほど食が進まなくなってくると一味一味噛みしめるようになりました。
かつお節やわさびの他にもいろいろな食材が「あ~こういう味、風味だったんだな~」とあらためて感じるようになりました。
おかずもそれほど多くなくても満足できるんですね。
コメントありがとうございました。
すみません 間違えて匿名になってしまいました。
山鯨 笹蟹です。