川越「すぺいん亭」
異国のモニュメントに魅了
私の住む川越は近年観光の街として賑わいをみせています。
特に「小江戸川越」のキャッチフレーズで蔵づくりなどの歴史的建造物やレトロな街並みを売りにしています。
コロナ禍が落ち着きはじめた頃から観光客が戻り始めています。最近ちょっと用事で市内に出かけた時には、路面が見えないほどの観光客で埋め尽くされていました。
都心から電車で1時間以内で来れることもあり、日帰り観光としてはちょうど適しているのでしょう。
以前何度か川越の街についてブログで紹介しましたが、最近では若者の起業が目立ってきています。
古い民家をリノベーションした小物ショップやカフェ、ベーカリー、居酒屋など、メイン通りから外れた路地裏あたりに出店しています。そんなお店探しも楽しみの一つになっているようです。
何より若者が増えつつあることが街としての活気を上げているように思えます。
そんな小江戸や日本的なレトロをイメージした川越には、以前からスペイン料理を専門にしたお店があります。
私が川越に移り住んで40年経ちます。その当時から営業していた「すぺいん亭」というレストランです。
以前は今とは違う場所に店を構えていましたが、現在の所に移転した(20年以上前?)頃から店内をスペイン風のインテリアに改装し続けてきたようです。
何度か訪れる度にその内装が変化していったこともわかりました。
小江戸というイメージを持つ川越には、そんな異国の素敵なお店があることも紹介したいと思います。
「すぺいん亭」
外観はちょっと変わっていてスペインタイルを使った壁と大きなフライパン(鉄鍋)が目印です。
入口は重厚な鉄の扉なのでちょっと入りづらい雰囲気かもしれません。
扉を開けるとすぐに異国情緒なインテリアが目に飛び込んできます。更に奥に進めば薄暗い店の中で一気に異空間に引き込まれていきます。
店内の一番奥のテーブルに案内されました。テーブルもカラフルなデザインのタイル。上を見上げると一面スペイン独特の大皿が張り巡らされていました。
「ガスパチョ」(スペイン生まれの冷製トマトスープ)
スープを飲むというより、どちらかというと食べるスープという感じですね。
「ピンチョス」
スペイン語で「串」を意味する言葉だそうです。つまんで食べる料理ですね。
「パエリア」
スペインの代表的な料理です。カラフルな色合いと魚介類がなんともいい味を出していました。
「魚介の煮込み」と食後のコーヒー
貝の形をしたパスタは噛み応えがあり、かなり満腹感がありました。なんといっても魚介(タラと貝類)の味はとても食べやすく美味しかったです。
スペインは日本と同じように海に囲まれている国なので、こうした魚介類の料理は飽きがきません。それとオリーブとトマト風味が基本なんでしょうか。
まだ行ったことがないスペインですが、「行った気分」になれると思います。
来年あたりに友人夫妻とスペインとイタリアに行く計画でいます。コロナもほぼ一段落したので海外へと胸が膨らみます。
川越にもこんな素敵なお店があるので小江戸観光の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
地元住民がお勧めするお店ですよ。