今年の思い出の山旅~後立山連峰縦走と鳥海山ゼロtoゼロ
いよいよ2014年も師走を迎えました。早期退職以降1年9ケ月の期間で37回の山行きができました。これもリタイアできたからこそ好きな時に憧れの山に行くことができたと思います。登山を趣味にしている方にはいろいろな山行スタイルがあります。私の場合、特に夏のギラギラと太陽が輝く炎天下の中を歩く登山が大好きです。友人から冬山はやらないのと聞かれましたが、まだ雪山をやる技量や装備がありません。何よりも気持ちの上で夏山への想いが強く冬の期間は冬眠といったとこですね。
今年は、3月から10月までの期間に16回の山行の中で19座登頂しました。数的にはそれほど多くはありませんが、登ってみたい山を中心に選んだためです。又、百名山は14座で計41座になりました。やはり山をやる人にとっては日本百名山は憧れの山です。せっかく自由な時間ができたのだから、登りたい時期(夏季)にじっくりと天気の良い日を狙って楽しみながら行こうという考えです。なにがなんでも早く登頂しようという思いはありません。65歳までに達成できればと思っています。 今年の山行きの思い出は、後立山連峰の爺ケ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳~唐松岳を縦走したことです。途中から同じ単独行のシニアの方二人とパーティを組んで縦走できたことは、山を愛好する者同士ならではの登山スタイルのひとつだと思いました。一期一会ですが、これもまた登山の魅力です。 もうひとつの思い出は、なんといっても海抜ゼロメートルから登頂した鳥海山です。今までの登山スタイルにない方法でしたが、ちょっとした冒険という意味では面白い登り方だと思いました。こうした登り方ができる山であるならぜひこれからの山行きでは挑戦してみたくなりました。リタイア後、何よりも時間の余裕ができたことが大きいです。単に登頂だけを目的とするのではなく、自由な登り方でその過程を楽しむことができたら、その達成感は倍増するのではないかと思います。 今年の登山では、はじめて東北地方の名山に登る足がかりができました。鳥海山、蔵王山会津磐梯山、安達太良山などです。そういう意味では大きな収穫ができた山行きであり、今後の登山スタイルを変えていく年であったと思ってます。
2014夏 鹿島槍ヶ岳 縦走の山旅 2014秋 鳥海山 ゼロtoゼロ達成!
2015年 日本百名山チャレンジ目標18座
来年の登山計画の最大の目標は「富士山ゼロtoゼロへの挑戦」です。いい歳こいて何を血迷ったかこのオヤジ!な~んて言われちゃうかもしれませんが、これもまたリタイアできたからこそチャレンジできる小さな小さな大人の冒険です。 来年7月上旬、田子の浦からスタートして村山古道を歩き富士宮ルートから登頂を目指すプランです。下山は沼津港まで下る3泊4日の山旅の予定です。すでに村山古道に関する資料も読み、現地周辺の調査も実家に帰る途中に下調べしています。こうした計画を組み立てていく過程も登山の楽しみのひとつですね。 こんなプランを考えていたところ、なんと山岳専門誌「岳人1月号」の富士山特集で”駿河湾から3776mの頂へ”というテーマで今年11月に登った記録が掲載されていました。11月といってもほとんど完全に冬山ですからたいしたものです。この記録も村山古道を辿っていく富士宮ルートでした。皆さん考えることは同じなんですね。しかし、海抜0mまで下るというのはどうなんでしょうか。
2015年「岳人」1月号 富士山特集 「駿河湾から3776mの頂へ」の記事
もうひとつの目玉は、憧れの「雲ノ平テント泊縦走」です。これもまたリタイア後でしかできない10日間の山旅です。昨年計画を立て出発2日前に家庭の事情により取りやめになりましたが、今年はぜひチャレンジしたい山旅です。薬師岳、水晶岳、鷲羽岳、黒部五郎岳の日本百名山4座を含む北アルプス最深部です。 更に、海抜0mからもうひとつやってみようかというプランも立てました。糸魚川河口の日本海からスタートして雨飾山、火打山、妙高山三座を縦走する山旅です。 頂上だけを目指す登山スタイルもいいですが、何かプラスアルファを加えた登山も面白いのではないかと思ってます。
さて、これだけの山行きができるの?って思うかもしれませんが、ゆっくり時間をかけて楽しみながら登ればいいのではないでしょうか。なんといっても自由な時間がたっぷりあるわけですから、こんな特典を充分に活用していきたいです。 ということで、来年のテーマは「リトルアドベンチャー」です。今から考えるだけでワクワクしてきます。