五箇山の合掌造り 12月1日
前日、高山の友好の丘駐車場で車中泊。天気予報では岐阜・北陸地方は低気圧の発達で雨模様。特に富山・金沢方面の日本海側は雪になる予報のため、急きょ予定を変更して五箇山と白川郷を見学して帰ることにしました。 高山からは中部縦貫自動車道と東海北陸自動車道を乗り継ぎ五箇山へ。ほとんど高速道路を利用して行けるため、高山から白川郷・五箇山へのアクセスはかなり楽ですね。
白川郷と五箇山は同じエリアにあるので同県だと思っていましたが、白川郷は岐阜県、五箇山は富山県なんですね。五箇山の「村上家」の合掌造りを見学した時、はじめてそのことを知りました。江戸中期の頃、加賀藩に属していたということで白川郷の歴史とは違うようです。
村上家。江戸中期に建設された五箇山の代表的な合掌造りの家屋です。
囲炉裏端では当主が五箇山の歴史、合掌造りの特徴などを語っていただき、こきりこ唄も披露してもらいました。
梯子階段を上って、1階から3階まで約1000点もの展示資料を見学できます。
白川郷の合掌造り
東海北陸自動車道の五箇山ICから白川郷ICまで20分弱で行けます。あいにくの雨でしたが、まずは城山天守閣まで車で上がり展望台から白川郷の全容を眺望しました。 白川郷の散策は、観光協会のある「せせらぎ公園」に駐車してから出かけると便利です。
城山の展望台からの白川郷全容 せせらぎ公園にある焔仁美術館
明善寺。40年前、学生だった頃にこの明善寺に訪れたことを思い出しました。合掌造りの民宿に宿泊した翌日、ご主人から明善寺の例祭に行ってみたらどうかという案内があり出かけてみました。この日はちょうどお寺に村民が集まっての例祭ということで参加させてもらいました。観光客は私一人でした。例祭の内容はほとんど覚えていませんが、村民の方々と一緒に食事をしました。その食事は、ご飯とみそ汁、漬物だけでしたが、ご飯の盛り方が特徴的でした。「たか盛り」といってお茶碗にご飯をピラミッド型に高く盛り付けて食べるものでした。当時18歳の食べ盛りだったので3杯おかわりした覚えがあります。今思えば、多分村の豊作を祈っての食事会のような集まりだったのではないでしょうか。
合掌造りのアンティークな喫茶店 メイン通りは車の進入禁止。歩行者天国
お食事処「けやき」さんでランチしました。飛騨牛みそ陶板焼きと焼豆腐定食です。 アンティックな民芸調のお店で落ち着いて食事ができます。特に味噌汁が美味しく、味噌を購入できないかと交渉しましたが、残念ながらお店のオリジナルの合わせ味噌ということで譲っていただけませんでした。帰りにおみやげ屋さんで飛騨名物合わせ味噌を買いました。
今回、天候悪化で慌ただしい2日間の高山・白川郷のくるま旅でしたが、次回はゆっくり訪れてみたいものです。
「飛騨高山と白川郷のくるま旅」 完