くるま旅の最後は新潟へ 10月2日~3日
庄内地方を後にして日本海沿いに国道7号線を南下。途中、鼠ヶ関・笹川流れ・村上に立ち寄りながら更に一般道(113号線)を海沿いに車を走らせ新潟市内へ。くるま旅をしていると各地方の道路事情がよく分かります。新潟市内道路は、特に2~3車線の複数車線が多く走り、右折の場合も2車線があります。はじめての夜間走行ではかなり神経を使いました。
ご当地B級グルメを食す ~ タレかつ丼
新潟市民にとっては、かつ丼といえば「タレかつ丼」だそうです。通常のかつ丼は卵とじですが、先日食べた会津のソースかつ丼のように、衣にソースをくぐらせてどんぶりのご飯にのせた物?かな~と思っていました。ということで、市内の専門店「政家」(まつりや)さんにおじゃましました。
かつだけでは物足りないので、復活版の野菜とえび入りの2品注文しました。 普通のフライがご飯にのっているように思われますが、ポイントはタレにありました。甘辛醤油ダレにくぐらせたかつや野菜は、程よい甘さの薄口醤油ダレにマッチしてさっぱりといただけます。見た目でちょっとボリュームがあるかな~と思っていましたが、油のしつこさが全くなくサクサクと食べられちゃいます。又、付け合せの漬物とサラダが実に美味しく、しっかりと手をかけた一品です。一言でいえば ”いい仕事してますね~!”
車中泊での一期一会~定年退職夫婦くるま旅の皆さん
さて、今晩のお泊りは新潟市内にある道の駅ふるさと館です。いつものように車を駐車場に乗り入れると同じような方々が車中泊していました。 普通乗用車2台は、いずれもご夫婦二人で苫小牧と室蘭から来られた方々でした。これから九州一周の旅を目指す方、これから黒部立山アルペンルートを使って立山室堂旅行に出かける方でした。又、キャンピングカー2台もそれぞれご夫婦で、九州大分から来られた方、40日間北海道旅行してきた埼玉の方でした。
皆さん定年退職後のリタイアライフを夫婦くるま旅で楽しんでいました。最近では、普通乗用車も多く後部座席を倒して利用しています。こうした道の駅などでの出会いは情報交換の場としてたいへん有効です。今回も北海道から来て九州に向かう方は、九州から来た方からいろいろな情報を仕入れていました。一般的な観光地以外のガイドブックにのっていないリアル情報が得られます。こうした出会いは一期一会ですが、同類として親しみが湧きすぐに仲良くなっていくものですね。
新潟市内の下町巡り歩き
各地方の有名観光地めぐりもいいですが、その土地で暮らす人たちの生活感漂う街歩きもいろいろな発見があって面白いです。
市民の台所である本町下市場は、商店街に露店が並んでいる市場です。早朝でしたが、すでに地元野菜やお魚、お惣菜など販売されていました。こうした光景を見ながらの散策も楽しいです。
新潟で一番古い菓子と言われる「ゆかり」を作っているお店を発見しました。あられに柚子入り砂糖をかけて作られるゆかりは、そのまま食べたり、熱湯に溶かして味わう昔ながらの懐かしいお菓子でした。
新潟と言えばやっぱりお米だよ!
新潟4大ラーメンがあるらしい! なんて思っていましたが、さすがに山形ラーメン食べ歩きをしてきたので、ランチは新潟名産のコシヒカリを食べることにしました。米の味だけを楽しみたいということで、地元のおにぎり専門店をネット検索。
市内の専門店「おにぎり村」さんにおじゃましました。このお店はテイクアウト中心ですが、カウンターでも食べられます。店先に並んでいるおにぎりではなく、注文してから握ってくれますので出来立てです。
種類はいろいろありますが、やっぱり「塩にぎり」です!お米そのもののうま味を味わえます。これだけ美味しいと漬物と味噌汁だけで満足ですね。 日本人に生まれてきてよかったな~と実感するひと時でした。
この後、関越自動車道で埼玉に向け帰路。途中、サービスエリアで新潟道の駅で同じ車中泊したキャンピングカーを発見。その後も途中のSAでまたまた発見。休憩する時間と休憩エリアは、皆さん考えることは同じなんですね。
ということで6日間の山とくるま旅は、無事終了しました。
東北の山とくるま旅 完