2019北海道ステイandくるま旅 (17) 最終編

37日間のくるま旅

走行距離4880Km、旅費43万円

 

8月下旬、暑い暑い関東を逃げ出すように新潟から北海道に渡りました。
しかし、地球温暖化の影響なのでしょうか、北海道はこの時期涼しくなる気候のはずが関東と変わらない暑い日が続きました。
地元の人も口を揃えて、「異常気象だな~」と。
そして9月下旬、北海道を離れるまでこの気候は続きました。

今回の旅は、道南の知内町で2週間お試し住宅を借りて過ごしました。
その後、北海道を北上しながら道央、道東エリアまで足を延ばすくるま旅を続けました。
そして、その距離は4880Km
昨年の北海道旅では4965Kmでしたから、ほぼ変わらない距離を走行したことになります。

では旅費は?というと、37日間の旅で43万円でした。(1日平均11600円)
昨年が51日間で60万円だったことから、1日あたりの費用はほぼ同じでした。

今まで全国くるま旅をしてきた経験からすると、ある程度長期(数週間)の旅ではほぼこの額(1日平均)に一定していました。
これからくるま旅をする人にとって目安になればと思います。
もちろんくるま旅であってもそのスタイルは様々ですから一概には言えませんが、参考程度にはなると思います。

 

旅費の明細

 

旅費総計432千円の内訳と構成比

■交通費 162千円  37.5%
■住居費  48千円  11.1%
■食 費  46千円        10.6%
■外食費  84千円        19.4%
■その他  92千円        21.3%

 

交通費

 

旅費総額に占める交通費の割合は、37.5%と最も高いです。
公共交通機関を使った旅でもその割合は高いと思います。今までのくるま旅同様3割超えでした。

【交通費の内訳】

ガソリン76千円、フェリー59千円(日本海、青函フェリー)、駐車場9千円、ETC18千円。

 

IMG_6637   IMG_6641

新潟港から小樽港までの日本海フェリーは36500円でした。車1台(運転手含む)+大人1人
キャンピングカーは車長があるため割高になります。(5m~6m未満車)
帰りは、函館から青森まで青函フェリー。22000円

 

IMG_7224   IMG_7295

ガソリン562L、燃費8.7/Lですから、大型車の場合燃費はよくありません。
最近よく見かける車中泊車は、ワンボックカーのハイブリット車です。キャンピングカーに比べ車内は狭いですが、大人二人が悠々寝られるスペースがあります。
燃費のことを考えると、経費はこうしたハイブリット車の方が大幅に抑えられます。
キャンピングカーのハイブリット化や電気自動車があればいいですね。笑

ETC料金(有料高速道)は、ある程度抑えることができました。
北海道でのETCは一度も使っていません。行き帰りの関越道と東北道のみです。
くるま旅は、できるだけ下道(一般道)を走るようにしています。高速で一気に通過してしまうより、一般道や田舎道を走ることでその土地の雰囲気や景色を楽しむことができるからです。
そして、そうした走りによって新たな発見があります。

 

住居費

 

今回の旅では、知内町のお試し住宅を利用しました。

【住居費の内訳】

住居1500円/1日、13泊14日19500円。布団代2160円/1日2組、28000円。

 

IMG_6956   IMG_6960

各市町村のお試し住宅の中でも1日1500円は安い方でした。(一戸建て3LDK、水道光熱費込)
但し、布団代金が思ったより負担増でした。これは民間の布団店からリースするためです。
これもこの土地にロングステイするので少しでも地元に貢献すればと思います。

 

食費

 

食費の内訳は、お試し住宅滞在期間中の自炊(調味料含む)、くるま旅での車中自炊や総菜物購入金額です。
ロングステイの場合、地元食材を利用して住宅で調理できることが大きな魅力です。
特に北海道では、新鮮な海の幸や地元野菜が豊富にあります。又、普段食べられない食品もあり安く手に入ります。

 

IMG_7174   1569983984275

滞在期間中お世話になった知内町唯一のスーパー「COOP」
お米も北海道産「ゆめぴかり」を食べました。

 

1569984042662   1569984182529

1569984288258   1569984360744

スーパーで仕入れた食材や地元精肉店のマトン・ラム肉などを使って北海道ならではの料理を!

食費は自宅にいても旅に出てもかかる経費です。滞在地で自炊すればそれほど負担になる金額ではありません。
であるなら、出来るだけ自分たちで作って食べた方が旅費も抑えることができますね。

 

外食費

 

一般的な旅行と同じようにくるま旅でも外食費用は交通費の次にかかる経費です。
お試し住宅の滞在期間やくるま旅での朝夕食は、自炊や総菜物などで済ませることが多く、主にランチは外食でした。

9月は北海道各地でお祭りやグルメイベントが多く開催されています。
そんなことから、その期間に合わせて行ってみました。

 

1569985934617   1569985963708

「はこだてグルメサーカス」(9月7~8日)での食べ歩き

 

IMG_7241   IMG_7243

「さっぽろオータムフェスト」(9月6~29日)

 

IMG_7237   IMG_7256

滞在した知内町の出店もありました。蒸し牡蠣とにらピザは人気のようです。長蛇の列ですね~。
道産モッツァレラ、生ハムピッツァも旨い!

 

1569987479453   1569987513072

くるま旅の良さのひとつに、”機動力” があります。
この土地の美味しい店を探したい、行ってみたいと思ったらすぐに実行できることがいいですね。
ガイドブックに載っていない地元の隠れた名店を探してみよう!というこだわりを持って行動すれば、自ずと見つかることがあります。

そんな中に伊達市の食事処「はらぺこ漁業部」食堂、函館市の中華「西園」がありました。
はらぺこ漁業部では焼き魚定食、西園ではネギ塩ラーメンは実に美味しかったです。

 

その他雑費

 

この費用は、主にお風呂、コインランドリー、各種入場料、イベント参加、お土産などです。

 

1566992914809   1569997915570

くるま旅の場合、入浴施設とコインランドリーは必須です。
全国には温泉や日帰り入浴(スーパー銭湯)施設がどこでもあるので便利です。平均500円くらいです。
長期くるま旅の洗濯は、数日間分をまとめて行います。洗濯・乾燥で1回1000円ほどです。

 

IMG_7023   1567776688359

松前城見学やイカ釣り体験ツアーに参加。

 

今年の北海道旅は、「出会いと発見」をテーマにしました。

滞在先の知内町の地元の人たちとの出会い、大沼に移住した知人ご夫妻や昨年お世話になった清里町ベリー農園のご夫妻との再会。
又、昨年私が幌尻岳登山中にカミサンがお世話になった平取町山の駅管理人さんや食堂の女将さんとの再会。
更には、標茶町では娘の同級生と30年振りの突然の再会。
この他にも、函館ジャズ喫茶「想苑」ご夫妻との出会いや弘前ジャズ喫茶「SUGA」のご主人と2年振りの再会。
そして最後は、岩手松尾村の「同胞塾」の工藤さんとの出会いなど・・・。
数多くの出会いと再会の旅でした。

北海道の広い大地と海岸線を走っていると思わぬ発見があります。
噴火湾を取り巻く有珠山や昭和新山、駒ケ岳、恵山の火山帯群、延々と続く東大雪の樹海ロード、十数か所巡った漁港や漁村での水産物、日本海に沈む夕日など・・・。

 

IMG_7512   IMG_7191

 

今年で3年目となった北海道くるま旅の延べ日数は138日間になりました。
一応この辺りで一旦終了しようと思っています。

 

1570152064298

3年間の走行距離は約13000Km。書き加える余白はもうありませんね。笑

 

次回、再び北海道の大地を踏む機会があるとすれば、今度は冬の時期にしようと考えています。
出会った地元の人たちが口を揃えて言うのは、
「北海道はやっぱり冬だよ!、冬の時期に来なくっちゃだめだよ」と。笑
慣れない雪道や凍結した道を走るのは危険を伴い二の足を踏みますが、冬の北海道を走ってみたい想いもあります。

またいつの日かプランニングしようと思います。

 

「2019北海道ステイandくるま旅」 おわり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。