池塘が点在する
おおらかな湿原の山頂へ
早朝4時30分に登山口を出発して5時間半、ようやく平ケ岳の全容が見渡せる池ノ岳に到着。
オオシラビソの樹林帯やササ原を抜けて、更に岩稜帯のヤセ尾根を登り切ると、そこにはまさに別天地と思わせる湿原が広がっていました。
池ノ岳に広がる湿原と姫ノ池
湿原の先に小高く盛り上がった所が目指す平ケ岳山頂。
ちょっと遠い感じがしますが約30分ほどの行程です。
池の岳から平ケ岳頂上までの湿原の中、木道が続いていました。
湿原に咲くイワイチョウとミヤマリンドウ
ワタスゲとチングルマの穂(実)
平ケ岳頂上 2141m
尾瀬周辺の燧ケ岳、至仏山、武尊山などの百名山を一望しながらのランチは贅沢ですね(笑)
ところどころ小池をちりばめた草原には、あの忌まわしい屑類一つなく、汚されない自然のままの美しさで広々と続いていた。
四周には、数えきれないほどの既知未知の山々が立ち並び、この山の深さを感じさせた。
深田久弥著「日本百名山:平ケ岳」より
頂上周辺の湿原を散策
新潟の名峰、越後駒ケ岳2003m(日本百名山)
頂上を後にして、ルートを変えて姫の原を散策(周回コース)
コバイケイソウの群生
姫の原を周遊して最後にもう一度姫の池へ。
さて、下山しよう。それにしても帰りもまた長い道のりが待っているな~(汗)
最後にもう一度振り返って・・・。
苦労した甲斐あって素晴らしい湿原と花々、そして奥深き群馬と新潟の山々を見ることができました。
「チャンスがあったらもう一度来ようかな?」とは思いませんでした。
なぜなら、12時間の行程はやっぱり60代のオヤジにとっては厳しいものがあります。
帰りの急坂の尾根道では、何度も滑って転びました。
足に力が入らない、ロープを持つ手にも力が入りませんでした。
往復22Kmの山道はさすがにこたえましたね(笑)
さて、明日は会津駒ケ岳です!
檜枝岐村の日帰り温泉「駒の湯」で汗を流し、心機一転明日に備えました(笑)
次回ブログは、「会津駒ケ岳」です。