40年振りの再会
あの頃の学生時代に戻って・・・
私が大学に入った70年代中頃、時代は大きく変わろうとしていました。
日本の高度経済成長期が終焉を迎え、第一次オイルショック(1973年)による経済の混乱が起きていた時代でした。
学園内では70年安保闘争が下火となってきた頃ですが、私たち世代の入試や入学する時は各地の大学で機動隊が出動し騒然とした中で入学試験を受けた記憶があります。
そんな時代の中、高校の頃から聴いていた音楽もフォークソングからニューミュージックに変化していった頃でもありました。
吉田拓郎や南こうせつのかぐや姫などの曲をよく口ずさんでいましたが、何よりも衝撃だったのは、当時21歳の女性シンガーソングライターの荒井由実でした。
「ひこうき雲」「あの日にかえりたい」などの曲が学食のジュークボックスや学生が持つラジカセから聞こえてきました。
※ジュークボックス?、ラジカセ? 今の時代の若者から何なのそれ?と言われちゃいそうです(笑)
又、学園祭ではハイファイセットを招待してのコンサートが開かれたため、連日のようにヒット曲の「フィーリング」が流れていた思い出があります。
田舎から東京に出てきた若者が、何か都会的な雰囲気を醸し出す曲に惹かれていった時代だったのかもしれません。
このような時代の中、私たちの先輩だった団塊世代が主導した70年安保の組織的な活動から、「個」への生き方に変化していった頃だったかもしれません。
それは、私たちの世代を三無主義として揶揄したマスコミの言葉からもあったように、そうした風潮が広がっていた時代でもありました。
※三無主義:無気力、無関心、無責任の若者気質をさした語。無感動を加え四無主義とも。
しかし、それはあくまで世間で言われるような気質かもしれませんが、当の自分たちはそうした気持ちはありませんでしたが(笑)
先日、大学の時にサークル・ゼミで一緒だった友人から突然連絡がきました。
卒業して北海道に帰った仲間が上京してくるということで会うことになったが、どうせならあの時一緒に活動した仲間たちにも声をかけてみようということでした。
20年前に一度OB会を開催したことがありましたが、今回会う仲間たちとは卒業以来です。
皆どうしているかな? 顔を合わせても誰だか分かるかな? などの期待と不安が入り混じります。
OB会は大学近くの居酒屋で開かれたため、少し早めに行って構内を散策してみました。
40年前とはやはり大きく変わっていました。
あの当時の建物はあるものの、新しい校舎が多数出来ていました。
毎日のように使った学生食堂はキレイになりましたが、当時の面影が残っていました。
ボリュームのある定食が全て300~400円台ですから安いですね。
来年新入生歓迎の実行委員会の立て看板がありました。
「サークル代表者会議のお知らせ」
こうしたところは変わっていませんね。懐かしいです。
大学近くにある喫茶店がまだありました!
ツタが絡まる店構えはあの時のままです。
当時は貧乏学生だったため、あまり入ることはありませんでしたが、この店で授業の講義を引きずって激論をかわしたこともありました(笑)
この日の夜、私を含め7人の友人が40年振りに再会しました(男性4人、女性3人)
40年という長い年月が経っても皆あの当時の面影があり変わっていませんでした。
たった4年間の学生生活でも当時の思い出話に花が咲き、尽きることはありませんでした。
何よりも利害に関係なく熱く語り合ったことが良き思い出として残っているのでしょう。
こうした学生時代の友人は、人生においてかけがえのない存在ですね。
また何年後になるか分かりませんが、お互い再会を約束しました。
スーさん、お久しぶりです。
懐かしい歌手の「名前」に「歌」です。
楽しいひと時を過ごせて良かったですね。同じ時代を共有できた仲間たちとの思い出は大切です
よね。
青春時代を思い起こしますと、やはり何か暖かく、ほろ苦さを感じます。
私も今日は「同窓会」の有志で寄居の「鉢形城歴史館」に行ってきました。
経済学部、法学部出身の男性が多く、女性は文学部出身の3名だけでしたが、今回で埼玉支部は
解散です。でも、年に一度くらいは会って情報交換をしようね~となりました。
今日は小春日和で暖かく、荒川にはたくさんの野鴨が泳いでいてかわいらしかったです。
寄居には初めて行きました。里山の風景を眺めながらの散策には最高の日でした。
Roseさん
お久しぶりですね。
お元気そうでなによりです。
Roseさんがおっしゃるように、
「同じ時代を共有できた仲間たち」との思い出は、何よりもかえがたいものですね。
「何か暖かく、ほろ苦さを感じる」気持ちは、本当にそう思います。
寄居の「鉢形城歴史館」に行かれたんですか。
以前、私も行ったことがありますが、自然豊かな里というイメージで何か落ち着くところですね。
私たちも今回のOB会をキッカケに他の仲間にも声をかけて、またOB会を開催しようと約束しました。
こうした集いは、これからの人生の楽しみの一つになるような気がします。
暖かいコメントありがとうございました。