九州くるま旅 (12)

熊本地震~あれから2年

熊本城の今

 

天草を後にして、その日は道の駅「不知火」(しらぬひ)で車中泊しました。
ここは道の駅に併設して日帰り入浴施設がありました。
くるま旅にとってはたいへんありがたい道の駅です。

 

翌早朝から熊本市内に入りました。
目指すは熊本城です。
今回の旅では、お城めぐりも目的のひとつでした。その中でもやはり熊本城への期待と存在は大きいです。

熊本地震からちょうど2年経ちました。
復旧が進んでいる中、実際にこの目で見る限り元に戻るまでにはまだそれなりの年月がかかるのではないかというのが実感でした。

 

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戌亥櫓と石垣

修復中のため城内には入れませんでした。お堀の外からの見学です。
今だ石垣が崩れ、各櫓も倒壊している状態でした。

 

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崩れた石垣の石が並べられていました。
全ての石に記号と番号が記録されていました。石垣を修復するために必要なんですね。
この光景を見ただけでも。まだかなりの年月がかかるのではないかと実感しました。

 

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宇土櫓

 

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大天守と小天守

熊本地震では、上層階はほとんどの瓦や鯱が落ち、入口付近の石垣が崩落しているそうで大規模な修復作業が行われていました。

 

 

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東十八間櫓

 

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馬具櫓と長壁

 

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加藤神社と加藤清正像

 

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桜の馬場・城彩苑

観光案内所や資料館、土産物屋、食事処などが集まる一角。

 

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初めて馬肉の溶岩焼きを食べました。
熊本のどのスーパーや土産物店でも馬肉が販売されていました。昔から馬肉を食す食文化があるんですね。

 

 

熊本名物スイカとラーメン?

 

熊本市内から一番近い道の駅「すいかの里植木」で車中泊しました。
特にスイカを目的に訪れたわけではありませんが、ちょうどスイカの収穫と販売の時期でしたのでたいへん賑わっていました。
そういえば、関東地方で5月頃スイカが最初に販売されるのは熊本産です。スイカの名産地なんですね。

 

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出始めの一番果が甘くて美味しいです。当たりはずれがありませんから安心して買えますね。
早速、友人・知人にお土産として発送しました。
カットした小売りもしていたので食べてみました。この日は暑かったのでとても美味しくいただきました!

 

道の駅から車で10分ほどの所に熊本ラーメンの人気店「大黒」があります。
実は、熊本に行ったらこの名店を訪れてみようと決めていたラーメン店なんです。

 

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「九州麺の旅」ポスター。いいですね~、まさに私たちの旅ですね(笑)
九州はそれだけ各地方によってご当地ラーメンがあるんです!

 

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創業36年、熊本ラーメンの老舗なんですね。
有名タレントさん、俳優さんの色紙と写真が所狭しと貼られていました。

 

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ラーメン600円。値段もリーズナブルで庶民的な価格で嬉しい限りです。

スープは100%豚骨のみで、少し苦みのある焦がしニンニクが熊本ラーメンの特徴です。その王道といったラーメンですね。
トンコツスープ特有の臭みがまったくありません。焦がしニンニクの香が食欲を掻き立てます。
美味しい一杯、ありがとうございました!

 

 

宿場町レトロ散策

 

道の駅「すいかの里植木」を後にして山鹿(やまが)を目指しました。
当初からこの宿場町を訪れてみようと思っていました。

江戸時代に参勤交代の要衝として栄えた豊前街道には、歌舞伎小屋や造り酒屋、麹屋などが今も当時の面影を残している。
情緒漂う町並みに立ち寄り湯やカフェなどのスポットも点在し、歴史に触れながらのんびり散歩が楽しめる。
ガイドブックより

落ち着いたレトロ感あふれる町並みが大好きな私たち夫婦にとって、こんなガイドブックのうたい文句には弱いんです(笑)

 

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山鹿の町並み、豊前街道。

 

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山鹿市さくら湯

 

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さくら湯敷地内にある藩主専用の御前湯「龍の湯」と龍の天井画

 

 

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歌舞伎小屋「八千代座」(国の重要文化財指定)

明治43年築の芝居小屋。現在も年間100日前後の公演が行われ、建物全体の8割が建築当時のままの姿を残しているそうです。

 

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枡席は舞台に向かって傾斜が施されていました。後方の席からも見やすくするための工夫ですね。
昔は一枡4人入る席だったそうですが、実際に座ってみると大人2人位がちょうどいいです。

 

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天井には小屋運営出資者の広告が描かれていました(当時の広告)
今でいうスポンサーの広告ポスターのようなものですね。

 

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山鹿灯籠まつり

山鹿市で開催される最大の夏祭りで、祭りのハイライトは和紙と糊だけで作られた伝統の山鹿灯籠を頭にのせて踊る「千人灯籠踊り」が有名です。
和紙だけで作られているので、実際に頭にのせてみましたがとても軽かったです。

 

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頭にのせる灯籠を山鹿灯籠と思っていましたが、写真のような和紙と糊だけで作られた造作物などを含め、総称して ”山鹿灯籠” というそうです。

 

熊本観光とご当地グルメを食し、いよいよ山間部に分け入って九重連山と阿蘇に向かいます。
次回は、久住山登山です。

 

「九州くるま旅」 つづく

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