「ブログ」を始めて3年半・・・
リタイア後の思いや行動を語ろう
自分自身のブログを題材にしてアップするのは初めてです。
退職後ブログを始めて3年半経ちました。
始めた動機は、登山・山歩き、くるま旅など同じ趣味を持つ方との交流や情報交換、又、退職後の生活や過ごし方について交流できればと思いブログを始めました。
私自身のリタイア生活の実体験を通して、更にブログを積み重ねていく中で、これから退職を迎える方やすでに退職されている方に少しでもお役に立てればと思う気持ちが増してきました。
こうした中、現在の訪問者数は、400/日を超えるアクセスがあります。
又、PV(ページビュー)は1500前後/日の数字で推移しています。
多くの方が訪問されることは、私にとって励みにもなり大変嬉しく思っています。
訪問者の方々に改めて感謝いたします。
ありがとうございます。
登山・山歩き 夫婦くるま旅
60歳からの現実(リアル)シリーズ 食べ歩きシリーズ
又、同時に訪問者からのコメントもたくさんいただき大変感謝しています。
いろいろなご意見や感想をいただき共有することは、お互いの意識を高め合うことができると思います。
このコメント欄は、ブログの中で公開され訪問者全員に分かるものになっていますが、この他に「お問い合わせ欄」があります。
この「お問い合わせ」は、公開されずに私の個人メールに届きます。
特に公表を希望されない方が、直接私とのコミュニケーションツールとして利用されています。
こうした問い合わせも少なくはありません。
さて、私のブログは、WordPress(ワードプレス)を利用しています。
ブログ作成は、「ダッシュボード」という様々な機能を持つ画面で作成しています。
この画面では、ブログ作成以外に前述したアクセス数やPVデータも日々(時間帯別)表示更新されています。
又、過去のデータ編集、コメント一覧、タイトル別アクセス数、ビジター詳細など多岐にわたる機能・操作があります。
しかし、実際使ったり、見たりする機能はほんの一部分です。
当初パソコン教室(ブログ作成教室)では、たくさんの機能を教えてもらいましたが、すでに忘れてしまったり、使う必要がなかったりでそのままにしている状態なんです。
PC操作に疎く、よく分からないということなんです(笑)が、実際使ったり見たりする機能はほんの一部分です。
政治経済、社会問題の投稿について
一般的にリタイア後は社会との関わりが薄くなると言われています。
確かに働いている時よりも外出する機会は減り、人とのコミュニケーション機会も激減してきます。
しかし、実際に社会との直接的な関わりが薄くなるといっても、例えばサラリーマンであれば会社という組織の中での関わりだけで、社会全体の動向や政治の流れなど深く考え、接することはなかったのではないでしょうか。
目の前にある仕事をこなすことだけで精一杯、時間的な余裕もなかったこともあるでしょう。
私自身もそういった仕事中心の環境の中で特に深く考えることなく35年間過ごしてきました。
退職後、会社という組織の中で直接的な社会との関わりはなくなりましたが、生活していく上で社会とのつながりはたくさんあると思います。
例えば、住んでいる所の暮らしに関係した各市町村行政のこと、退職後特に関心が高まる年金、医療、介護などの社会保障制度、又、日常生活に直結する税制について、更には安心安全な社会を考える上で原発や核問題、災害支援体制など直接的、間接的に関わる問題が多岐にあるのではないでしょうか。
こうした問題はリタイア後の生活においても常に私たちの生活に深く関わっているものだと思います。
働いていた頃は、直接的にそれほど実感するものではありませんでした。
人生を登山に例えていえば、20代に登山口から歩き出し、30代は視界の悪い雑木林や急登を一生懸命に登り周りを見る余裕すらなく、40代になってようやく稜線からの視界が広がり始め、組織と社会のメカニズムに気が付き始める。
そして50代になり頂上が見えてきて、もうひと頑張りだと最後の急登にしがみつく。
そして60代、頂上という周りが見渡せる場所に到達でき ”それぞれの行方がどのような方向に進んでいるのか” が分かるようになってくる。
これがまさに60代なのかもしれません。
政治・経済と暮らし 親の介護
政治・経済と暮らし 環境問題と原発
話は少し脱線しましたが、こうした思いを素直な気持ちでブログに掲載してみようと思いました。
それは、頂上に立った時の例のように、今まで疑問に思っていた事やちょっとおかしいんじゃないかという社会のしくみと行方がこの年になって見えてきたということからです。
一方、個人ブログにおいて、こうした政治経済や社会問題を題材として挙げることに正直言って最初は躊躇していました。
なぜなら、打算的ですが冒頭で述べたアクセス数に大きく影響するのではないかと思ったからです。
社会政治問題については、個人の考えや意見はさまざまです。
ブログの内容によっては、「偏っている」という理由から読者が離れていくことが懸念されたからです。
しかし、実際はそうではありませんでした。
冒頭でも触れましたが、タイトル別アクセス数や読者からのコメント、お問い合わせ欄からの意見や考え、同感の声が多数あることでした。
アクセス数では500/日、PVでは2000/日を超える数字になる時もありました。
読者の方々が、現在の社会政治問題に大きな関心を寄せていることがこのブログを通して分かりました。
このことは、同意・同感で読まれる方や逆に疑問や反論を持ちながら読まれる方などいろいろあると思います。
ただ言えることは、私たちの毎日の生活の中でこうした社会政治問題が大きく関わっていることの証ではないでしょうか。
リタイアしたからといって社会とのつながりが薄くなったのではなく、リタイアしたからこそ社会とのつながりがよく分かり、深く関わりを持たざるを得ない状況になっているのではないかと思います。
先日(12/13)、NHKドキュメンタリー「100年インタビュー」に脚本家の倉本聰氏が出演していました。
倉本聰氏は、ご存知のとおり代表作「北の国から」の脚本、演出した方で、その他にも多くのドラマの脚本を手掛け、今でも全国的に演劇活動に活躍されている方です。
この番組の最後の語りで、「日本の戦後の歩みについてどう思うか」という質問に対して倉本氏は、
僕は間違っていたと思いますね。なぜこんなに経済本位になっちゃったのかということですね。
本当の文明社会というのは、エコノミー(経済)とエコロジー(自然環境)とカルチャー(文化)の3本が柱となって、互いを支え合ってバランス良く立っているのが真の文明社会だと思うんですよね。
なんでこんなにカネ、カネ、カネと言っているのか・・・
番組全体の流れやインタビューの前後を省いて倉本氏の話の一部分だけを紹介したので、上記のコメントが分かりずらいこともありますが、今の日本の政治経済の現状とその行方を危惧する発言でした。
この倉本氏の発言は、今日本で起きている様々な諸問題を一言で表したコメントではないかと思いました。
今の社会何かおかしい、何か間違った方向に向かっているのではないか? と思うのは私だけではないと思います。
倉本氏が指摘していることは、ここに訪れる多くの読者の方々も少なからずいると思います。
当初ブログで社会政治問題を取り挙げることに躊躇したことは先ほど述べましたが、実はその後押しをしてくれたのはカミサンでした。
カミサンは43年間フルタイム正規職員として働き続けてきました。
その間、家事、子育て、仕事を両立させてきたことから家庭や社会に対する問題意識は私以上、男性以上にあるのではないかと思っています。
男女機会均等法施行以前から働いてきたことから職場における女性の地位向上、子育て支援や保育園問題、家計に負担がかかる消費税増税、更には、親の介護に関連した医療、介護保険制度や生活を脅かす原発、核問題など女性の立場から、女性ならではの鋭い観察力と指摘があります。
こうしたカミサンの支えとアドバイスによって、今起きている様々な社会政治問題も取り挙げて、読者の皆さんと考えていこうという気持ちになりました。
そしてその結果は、ブログに訪れる読者数にハッキリ表れました。
皆さんと一緒に今とこれからの社会について語り合っていきたいと思います。
又、趣味としての登山・山歩き、夫婦くるま旅はもちろん、リタイア後の生き方、過ごし方についても今まで以上に皆さんと情報共有していきたいと思っています。