食べ歩きシリーズ
孤独のグルメ～中野「蔡菜食堂」
TVドラマ「孤独のグルメ」シリーズもすでにSeason6まで放映されています。
普段私たちが何気なく通り過ぎていく街の片隅にひっそりとたたずみ、見逃してしまいそうな食べ物屋さんがあります。
そんなお店は高級店ではなく気軽にふらっと入れて、地元の人たちから支持され愛され続けている美味しいお店です。
そうしたお店に着目してマンガ化（後にTVドラマ化）されたのが、主人公井之頭五郎の「孤独のグルメ」でした。
TVドラマでは井之頭五郎に扮する松重豊の演技や絶妙なセリフがとても面白く、カミサンと二人大ファンになってしまいました。
すでにSeason6までDVD化されているのでぜひお勧めしたいグルメドラマです。
ドラマだけでは満足できなくなり、私たち夫婦だけでなく友人たちも誘って紹介されたお店に行ってみたりしています。
今年に入り、池袋の「中国家庭料理 楊２号店」、八王子の焼肉屋「大幸園」、仙台の牛タン専門店「すいすい」、北海道旭川の「独酌三四郎」（居酒屋）などにも訪れてみました。
共通する点は肩を張らずに気軽に入店でき、リーズナブルで実に美味しいことでした。
時には昭和のかおりがするディープなお店もあったりして懐かしさも味わえる点がいいのかもしれません。
しかし、最近では「孤独のグルメ」で紹介されたということもあって、かなりの人気店になり予約が必要という状態になったお店もあるようです。
私たちのようにドラマを観たファンが殺到しているのでしょう（笑）
Season6のドラマの１話、中野「蔡菜食堂」で主人公井之頭五郎（松重豊）が食べるシーン。
ドラマの最後にいつものように原作者の久住氏が立ち寄って感想を述べるシーンも面白いです。
ひたすら食べるだけのドラマですが、食に対しての執念とこだわりを持った内容なので視聴者も自分たちが行った気分になってしまいます。
そんなストーリーが魅力なのかもしれません。
ということで、今回は都内中野にある上海家庭料理の「蔡菜食堂」（さいさい）に行ってきました。
都内新宿区に住んでいる娘夫婦にも声をかけて一緒に行こうよと誘いました。娘夫婦が住んでいる所からも近く、
「前から気になっていたお店だったよ。お父さん予約した？」
ごく普通の中華食堂でいつでも気軽に入れるお店といっても、最近ではちょっとしたグルメブームですから予約を取っておいたほうがいいのかもしれません。
JR中野駅から徒歩３分。路地に入った所にひっそりとありました。
全てテーブル席（５～６席？）ほどの家庭的なお店でした。１８時入店もすでに半分以上のテーブルは埋まり、空いている席は予約席でした。
予約しておいて良かったです。
五郎さん（主人公）が食べたメニューで攻めていきます（笑）
おつまみセット５００円（地鶏の老酒蒸し、ザーサイ、ピータンなど７種の盛り合わせ）
青菜の水餃子（3個）３００円 ニラの代わりに青菜がたっぷり入った餃子、スープも絶妙な美味しさです。
五郎さんがメインデッシュとして選んだレバにら炒め ９５０円。
五郎さん曰く
「何なんだこのうまさ！このレバー、うますぎる。これをレバにらと言うのなら、今までの人生で食べていたレバにらは何と呼べばいいんだ？」
甘辛な味付けでした。ねっとりしたタレがレバとにらを包み込み味わい深い逸品でした。確かに今までにないレバにら炒めですね。
トマト卵炒め、五郎さん曰く
「ほ～らうまい、甘くてうまい」、「ご飯にかけてチャイニーズ卵かけご飯だ～」と言って口にかけ込むように食べていた一品でした。
トマトの酸味とトロッとした卵の食感がいいですね～。
スペアリブの黒酢ソース炒め１２００円
お店の奥さんから勧められた一品でした。かなり自信がある料理のようだったので注文してみました。
レバにらと同じようにねっとりした甘辛いタレで味付けされていました。黒酢といっても甘味があり食べやすく後を引く美味しさでした。
娘が気に入って追加したほどでした。
これからも機会があれば「孤独のグルメ」に登場したお店に行ってみたいと思います。
まだまだ近場の都内には紹介されたお店があるので、どこか食べに行こうか？、というよりも「この店に行こう！」というハッキリした目的で訪れてみようと思います。
蔡菜食堂で食べている時、娘のダンナから
「お義父さん、腹八分目にしておいてください」という話が・・・？
「近くにぜひ食べてもらいたいラーメンがあるんです。この後行きましょう！」
私たち夫婦、そして娘夫婦ともラーメン好きの似たもの夫婦です。
そんなことを知ってか、いつものように婿さんはラーメン店を紹介してくれます。
ということで、蔡菜食堂を出た後にお勧めのラーメン店に行っちゃいました（笑）