お勧めしたい映画作品
久しぶりにいい映画を観たな~という感想でした。
近所に住む知人が明治安田生命に勤めていたことから、医療、個人年金などの保険を勧められて契約していました。
以前、小田和正のコンサートチケット(明治安田生命協賛)をいただき、過去3回もコンサート会場に足を運んできました。
そんな知人から今回は映画のチケットをいただき行ってきました。映画館に来られた観客は、皆さん招待された方々ばかりの貸し切りの上映でした。
今回の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、原作及びそのストーリーさえ知らず予備知識も全くないまま観ました。
普通映画館に料金を払って自分から進んでこの映画を観ようとか、原作が良かったからぜひ観てみようという動機があるものですが、こうした招待映画というものは、どうしても受け身になることからほとんど事前情報なしで観がちになるものです。
そんなことからそれほどの期待を持たずに行ってみましたが、これがとんでもなく素晴らしい映画だったため、今回ブログにアップしてみました。
ストーリー
東野圭吾の同名ベストセラー小説を「Hey! Say! JUMP」の山田涼介と名優・西田敏行の共演で実写映画化。
過去と現在が繋がる不思議な雑貨店を舞台に、現実に背を向けて生きてきた青年と悩み相談を請け負う雑貨店主の時空を超えた交流を描く。
2012年、養護施設出身の敦也は、幼なじみの翔太や幸平と悪事を働いて一軒の廃屋に逃げ込む。そこは、かつて町の人々の悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」だった。深夜シャッターの郵便受けに何かが投げ込まれたことに気づく。投げ込まれていたのは1980年に書かれた悩み相談の手紙で、敦也たちは戸惑いながらも、当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くことに。
やがて、この雑貨店と浪矢の意外な秘密が明らかになり・・・。
「映画.comの解説」より
時空を超えて・・・、2012年の今と1980年の過去が行きかう物語ということ、更にいくつかの悩み相談と事故が絡み合う中、観ている側は戸惑いを感じ、ちょっと混乱する場面もありましたが、徐々に一本の線で結びついていくストーリーでした。
単にミステリーという物語だけに留まらず、その底辺には現代社会が抱える若者の生き方をテーマにした奥深い物語でした。
主演の山田涼介はじめ青年役の村上虹郎、寛一郎などのちょっと危なっかしい若者の行動とそれをしっかり受け止めていく人生経験豊かな店主・西田敏行の演技、そして小林薫、吉行和子、萩原聖人など脇を固めるベテラン俳優人のバランスがうまくとれていた映画でした。
ぜひお勧めしたい作品ですが、観終わった後調べたところ、このロードショーは9月23日~11月2日まででした(笑)
もうすでに観られた方もいらっしゃるかと思いますが、もしまだ観ていない方がいましたら何かの機会で観るチャンスがあった時にはぜひお勧めしたいです。
東野圭吾の本は何冊が読んでいました。映画化になったのは「麒麟の翼」「秘密」「新参者シリーズ」「真夏の方程式」などがありましたがどれも面白かったですね。
余談
西田敏行は、今では日本映画界を代表するベテラン俳優になりました。
実は40年前、私がまだ学生(大学4年生?)だった時に偶然立ち寄った喫茶店で見かけたことがありました。
それは新宿紀伊国屋書店の裏にあった純喫茶でした。紀伊国屋書店に行った帰りに喫茶店でコーヒーを飲んでいた時、西田敏行が入ってきて私のテーブルの隣に座りマンガ本を読んでいました。
当時の西田敏行は、映画にほんのちょい役で出演していたこともあり特徴のある顔だったことから覚えていました。
そんな無名の役者の卵でしたから喫茶店にいる客は誰も無関心でした。たまたま顔を知っていたことからその様子を見ていた覚えがありましたが、むさぼるようにマンガ本を見ていた記憶だけが鮮明に残っています(笑)
あの時の役者の卵が、今ではこんなにも有名な俳優になったんですね。