奥羽山脈の最高峰に立つ
二重火口だった岩手山
早池峰山を後にして盛岡に向かいました。目指すは岩手山です。
明日も天気が良さそうということで予定通り連日の登山を決行しました。
登山前日、登山口の下見に向かう途中からの岩手山
森林限界を超え6合目付近から頂上付近を望む
外輪山の鬼ケ城と火口原の登山道沿いの草紅葉
噴火口の御鉢と呼ばれる中にさらに火口丘が盛り上がっている二重火口。
中央奥が、岩手山最高点の薬師岳2038m。
御鉢の火口縁(登山道)を登り最高点へ。
早朝6時、馬返し登山口からスタート。キャンプ場内を真っすぐ登って行きます。
ブナやミズナラなどの落葉広葉樹林の登山道を登っていきました。
好天に恵まれたので、見晴らしがいい尾根づたいの旧道に切り替え登っていきました。
馬返し登山ルートは、3合目付近から7合目まで新道と旧道があり、新道は樹林帯の中、旧道は尾根コース。
旧道は一気に視界が広がり、かなりの急斜面を登って行きます。眼下には雲海が見えました。
7合目の鉾立。ここから見上げた部分が頂上だと思っていましたが実際は噴火口で、この火口縁の奥が頂上の薬師岳でした。
初めて登る山だったので、この時点ではまだ分かりませんでした。
8合目避難小屋。避難小屋というより山小屋ですね。
シーズン中は管理人が常駐しているようです。それだけ登山者が多いということなんでしょう。
外輪山の鬼ケ城尾根。この近くにある不動平避難小屋(9合目)
不動平からほぼ一直線に噴火口まで登山道が続いています。
ようやくたどりついた噴火口。
今まで見たこともない二重の火口です。立っている所が火口縁で、中の火口が御室火口で妙高岳と言うそうです。
不思議な光景でした。
目指すは時計回りに沿って歩き、一番奥にある最高点の薬師岳(頂上)です。
火口縁沿いには石像(三十三観音像)が立ち並んでいました。
眼下には鬼ケ城尾根と御苗代湖が望めます。
側面から見た御室火口と妙高岳
あともう少しで頂上です。晴れていましたが、かなり風が強かったです。
奥羽山脈最高峰の岩手山山頂の薬師岳 2038m (日本百名山)
頂上から望む火口縁(御鉢参りコース)
山頂裏側の大地獄谷、黒倉山方面 眼下に八幡平市
頂上を通過して御鉢参りコースで一周してみました。
薬師岳(頂上)の反対側から見た妙高岳。
今までの岩手山のイメージは、きれいな三角錐の完全な独立峰だと思っていましたが、奥羽山脈の一角を成す山でした。
盛岡側(東側)から見ればそうしたイメージになりますが、反対側の八幡平市から見ると山がつながっていました。
又、頂上は火口になっていて、それも二重火口だったんですね。
実に変化のあるダイナミックな山でした。
「東北の登山とくるま旅 (4)」へ つづく
早池峰山に続いて岩手山、お疲れ様です。
岩手山良いですね、一度登ってみたいです。
紀伊半島に住んでいると、山は頂上まで木々があるのが普通ですが、このように木々のない山が憧れます
れます。
紀州のカモシカさん
お久しぶりです。お元気ですか。
確かに紀州の山は頂上まで木々が広がっていましたね。
南アルプスもそうでしたが、温暖なエリアですから森林限界が高いんですね。
岩手山は、想像していたより変化に富んでいて面白い山でした。
機会があれば反対側から縦走しながら登ってみたいと思いました。
この後、東北を北上して八幡平、八甲田山に登りました。この記録については後日ブログでアップしていきます。
引き続き見てください。