胃がん検診

内視鏡検査(胃カメラ)

鼻から口からどちらでも!?

 

退職後、国民健康保険に切り替えてから毎年市の保健センターから健康管理に関する冊子が送られてきます。
一般的な年一回の定期健康診断はもちろんですが、がん検診も任意で受診できます。
そんなことから毎年がん検診を受けるようになって7年経ちました。
がんの場合、早期発見と早期治療が言われる中、こうした定期検診は大事なことだと思います。

がん検診は男性の場合、胃がん、肺がん、大腸がん、骨密度検診、前立腺がんの5つの検診があります。
この検診費用は総額2400円ですから安いものです。

胃がん検診は、毎回バリウムを飲んでのエックス線検査でした。
何とも言えない胃部の違和感やゲップなど抑えながらの検診は苦手な人も多いと思います。
検査用器具に張り付いてグルグル回る検診はあまりいいものではありませんよね(笑)

 

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そんな胃がん検診を続けてきたわけですが、今年は内視鏡検査を受けることにしました。
50歳以上の人を対象に二年に一度はこの内視鏡検査を受けることができるとのことで、年度替わりの春に申し込みしました。
早速受診券が郵送されてきたものの、なんとコロナ感染の影響で受診が秋まで延期になりました。

内視鏡検査が受けられる病院は市内に20ケ所。
この中から病院を選択して、直接個人で申し込む(電話)かたちになります。コロナ事情によって遅れた検診だったためか、実際に受診できる日は一ヶ月以上も先でした。
やはり多くの人が申し込みしているようです。

 

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市内の胃腸専門病院に申し込みしました。
内視鏡検査の費用は2700円。その他、大腸がん(検便)と前立腺がん(血液)も併せて合計3600円でした。

30年ほど前に内視鏡検査を受けたことがありました。
この時は口から胃カメラを入れて検査しました。当時はまだ太い管だったようで、喉が詰まりよだれや涙が出てかなり辛い思いをしました。
そんなことから内視鏡検査は辛かった思い出しかありません。

今回、医師との問診では、

「以前に内視鏡検査を受けたことがありますか?」
「はい、30年ほど前に一度あります」
「その時の検査はどうでしたか?」
「口からの検査でしたが、かなり辛い思いをしました」
「そうでしたか。それでは鼻から入れる検査にしましょう。口からの管に比べれば細いし大丈夫ですよ」

こんな具合で鼻からの検査に簡単に決まってしまいました。

 

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内視鏡検査は口から、鼻から?
医師のアンケート調査では、どちらも半々ということらしいです。(みんなの健康相談HP)

 

検査室に入って、今度は内視鏡専門医から、

「鼻からの検査のようですが、今器具を消毒をしているので少し時間がかかります。口からの検査器具でしたらすぐにでも検診できますが、どちらにしますか?」
「いや~、一応医師から鼻からの検査と言われたので・・・」

こんな具合でしたから、口から?鼻から?、どちらでもいいんですね(笑)

鼻からの検査は初めてでしたが、管が意外とすんなり通っていったことには驚きました。
液体の局部麻酔はしているものの、あっという間に喉に入っていく感じでした。

ベットに横向きに寝ている正面のモニターに画像が映し出されています。
最初この画面がプロモーションビデオかな~と思っていましたが、実際は私の胃カメラ画像でした(笑)
へ~、鼻の中はこうなっているんだ。今喉を通っているんだ~。
そして胃部の中がハッキリ映し出されてきました。なんとピンク色!

昨夜から食事をしないように指示されていたためか胃部の中はカラッポ。
毎日3食生まれてからずっと胃は活動しています。食べたり飲んだり様々な食材や油物もたくさんこの胃は使われてきていましたが、こんなにきれいなピンク色には驚きました。
人間の構造というものはすごいんですね!

今度は胃を通り越して十二指腸へ。
胃はある程度の空間があり、徐々に狭い腸の中に入っていく様子がわかりました。
へ~、ここが十二指腸なんだ~。
この間、写真が何枚も撮られていました。

ということで、検査は3分で終了
胃カメラが喉を通る時、少しばかりせき込みよだれが出ましたが、後はすんなり痛みもなく検査ができました。
30年前と比べて医療機器は格段に進化しているんですね。

検査中のカメラでは何ら問題なかったようでやれやれです。
診断結果は後日郵送されるということですが、多分大丈夫でしょう。

内視鏡検査の場合、実際に自分の目で見られるという点で納得いくものがあります。
今回は鼻からの検査でしたが、どちらでも好きな方でいいんじゃないかと思います。

4 thoughts on “胃がん検診

  1. こんばんは
    ご無沙汰しております。

    私は毎年 人間ドッグで胃の検診は経鼻内視鏡検査を受けています。
    経口と比べて前処置の時間も短く カメラが胃まで届く違和感は少ないです。
    欠点は内視鏡で処置する場合 経鼻内視鏡では口径が小さいため取れない場合 「経口内視鏡に
    入れ替えます」と説明を受けました。もう10年ぐらい経鼻内視鏡検査を受けてますが 入れ替え
    たことはありませんけどね。

    話は変わりますが近況です。
    昨日 石窯を解体しました。ピザは今年で終わります。
    色々考えることがあって
    来年からは ピッツァにします。(ピザとピッツァは違います)
    12月中に新しい石窯を作る予定です。

    また 四国の来る時は 楽しみにして寄ってください。

    1. 山鯨笹蟹さん

      お久しぶりですね。
      お元気そうでなによりです。

      今年はコロナ禍のため、くるま旅は自粛しています。
      今年4月九州へのくるま旅(鹿児島、宮崎、屋久島)を計画していました。この時、帰りは山陽から四国に渡り山鯨さんの所に立ち寄ってみようと家内とも話していました。
      あの立派な石窯を解体されたんですか!今度は新しい石窯ですか? いや~エネルギッシュですね~。
      今度近くに行く時はぜひ立ち寄らせていただきます。

      山鯨さんは長年経鼻内視鏡検査だったんですか。毎年内視鏡検査をされているのでしたら、何かあってもすぐに対応処置できますね。
      私も今回の経験から内視鏡検査を続けていきたいと思っています。
      それと私も「経鼻」で検査していくつもりです。

      コロナ感染がまた全国的に拡大してきていますね。
      関東地方も急激に増えてきまして都内に出かけることはなくなりました。
      家内も心配してほとんど閉じこもり状態ですが、二人共元気で過ごしています。

      奥様にもよろしくお伝えください。
      コメントと近況報告ありがとうございました。

  2. 今晩は~。胃カメラ話題に反応しました。

    私は15年まえに口からの胃カメラ検査をして以来
    検査を受けていません。ゲホゲホでした( ノД`)

    公的な海外赴任前でしたので鼻からでなく口からの検査と言われ、
    かなり大変でした。
    結果はピロリ菌による胃炎がわかり
    薬を飲んでピロリ菌を退治しましたが・・・なんとその後、逆流性食道炎に
    なってしまい、今だにその薬を飲んでいます。トホホです。

    今は毎年市から送られてくる基本健診に胆のうのエコー検査を追加しているくらいです。
    今のところ検査結果はほとんど問題ないようですが・・・困ったことにだんだん脳の劣化を
    感じています。(;^_^A

    五感を鍛えないといけないかもしれません。

    1. Roseさん

      >ゲボゲボでした。

      まったく同じでした!
      当時は口からの内視鏡だけで、患者が自分の胃の内部を見ることさえなく、ただただ苦しかった思い出だけが残っています。
      この時、医学生のインターン数人が私の胃を覗きながら、「あっ、見える見える」な~んておしゃべりしている様子だけが今でも覚えています。
      苦しがっている患者をよそ見にして「コノヤロー」と思いました(笑)

      基本健診は毎年受診されているんですね。
      会社時代は毎年強制的に受診させられ、却ってそれが良かったと思っています。
      国民健康保健では、自分自身が何らかの行動を起こさなければそのままになってしまいますから、意識を持って受診した方がいいですよね。
      ただ、年間の保険料が高いのは、年金生活者にとっては厳しいものがあります。
      もっと安くなってほしいとは思いますが・・・。

      コメントありがとうございました。

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