食べ歩きシリーズ

味の好みは人それぞれ・・・

B級グルメの王道といえば、やっぱりラーメンですよね。
全国どの地域にいってもその土地ならではの味を楽しむことができます。
くるま旅に出かけた時、私達たち麺好き夫婦にとっては必ずその土地のラーメンを味わうことを欠かせません。

そんな全国のうまいラーメンが一同に集うイベントがあります。
東京ラーメンショーは、すでに過去７回（年１回）を数える大イベントですが、今まで一度も行ったことはありませんでした。
毎年テレビやネットで宣伝され、ラーメンファンにとっては一度は行ってみたい催しです。
ということで、今回初めて８回目となる「東京ラーメンショー2016」にカミサンと二人で行ってきました。
会場は駒沢オリンピック公園で、こちらも初めて行く場所です。

東京ラーメンショーは、第１幕と第２幕の２つの期間で開催されます。
第１幕は、10月27日～11月1日、第２幕は、11月２日～11月6日で各１８店舗出店。
私たちは、第１幕の平日10月31日（月）に行ってきました。
週末ですと大混雑が予想され、１食のラーメンを食べるだけでも長蛇の列を覚悟しなければなりません。
それに、退職して自由な時間のある者が、働いていて週末しか休みが取れない方や家族連れの方々に少しでも混雑の原因になる行動は避けなければけませんからね。

会場はチケット制になっています。
１８店舗あるお店のラーメンは全て８５０円で自販機で購入するしくみでした。
１８種類のラーメンがあるので、会場に行ってから決めるとなるとかなり迷ってしまいます。ネットで事前に調べて食べたいラーメンをチェックして出かけました。

　　
元祖旭川ラーメン「激煮干し王」
私は、醤油ベースの煮干しが好きなので迷わずリストアップしていたラーメンです。
激というキャッチコピーから、かなり煮干しの風味と香りがあるのかと思っていましたが、それほどでもありませんでした。
今流行りのコッテリした味でした。

　　
アサリの旨味塩中華そば
「ラーメン１杯につき１００個以上のアサリを使った、海の旨味たっぷり塩中華そば」というキャッチコピーに誘われ、こちらも事前にリストアップしていたラーメンです。
たしかにアサリの香りはありますが、塩ベースですからもっとスッキリした味と思っていました
こちらもちょっとコッテリしたスープのため食べ続けていると飽きがきてしまいます。
麺もストレート麺でしたから、もうちょっと工夫した方がいいのではないかと感じました。

最初に食べた醤油と塩ラーメンは、それなりに個性あるラーメンでした。
出汁もしっかりとれていて旨みも感じられましたが、私たちが期待する味ではなかったです。
味については人それぞれですから何とも言えませんが・・・。
ということで、カミサンと作戦会議です。
この歳になれば１杯食べれば満腹になってしまいますが、それぞれのラーメンの量はそれほどでもありません。
会場でいただいたパンフレットを開いて検討です。
醤油、塩の次は、味噌とトンコツに絞ってみました。

　　
札幌　濃厚伊勢海老味噌
今度は味噌ラーメンです。伊勢海老のエキスたっぷりのキャッチフレーズに惹かれました。
たしかに伊勢海老の風味が漂い、食べているとその香りが鼻から抜けていきます。
もうひとつ「濃厚スープ」が特徴のようですが、味噌自体が濃厚でインパクトがありますから、もう少し抑えた方が良いように思えます。せっかくの伊勢海老の風味がハッキリ伝わってきません。

　　
宮崎風来軒濃厚とんこつラーメン
とんこつと言えば、豚特有の独特の風味があります。ちょっと臭みがあるところが気になります。
この味がいい、クセになるという方もいて人気を支える味のようです。
味噌と同じようにとんこつもどちらかというとその味自体にインパクトがあり濃厚な味ですから、もう少しその濃厚さを抑えた方が食べやすくなるように思えますが・・・。

ということで、二人でなんと４食もたべちゃいました！
以前にもくるま旅なので地方に出かけた時、ラーメンや焼きそばのはしごをした経験が何度もありますから、私たち夫婦にとってはそれほどのことはありません。
二人であればそれぞれ異なるメニューを注文してシェアできますから、いろいろな味を試すことができます。

今回のラーメンショーでは、ちょっと辛口な評価になりました。
自分たちが今まで食べた美味しい醤油、塩、味噌、とんこつラーメンの味が、それを評価するベースになっているのかもしれません。
どれもみんな違う味ですから比較する方がおかしいのかもしれませんね。
全体的な感想は、それぞれのラーメンがインパクトを強めるためにコッテリ、濃厚な味になっていたように思われました。
これは、最初口にした時ガツンとくる味ですが、食べ進めるとだんだん飽きがきてしまいます。
濃厚だけれどもスッキリとした味のラーメンもあります。
ちょっと極端な言い方ですが、「最後の一滴まで飲み干せる一杯のラーメン」であってほしいと思います。