熊野古道
中辺路ウォークと日本最古の秘湯
熊野古道 中辺路(なかへち)からの熊野の山並み
熊野本宮大社
熊野信仰発祥の熊野本宮大社跡地
湯の峰温泉のつぼ湯
丸山千枚田
熊野の山深き所に1300枚の棚田が広がっています。車一台通れる幅しかない道路をひたすら山奥に登って行きます。早朝だったため対向車がなく無事に着くことができました。まるで別天地にいるような気持でした。
瀞峡(どろきょう)
熊野川の支流、北山川にある31Kmにおよぶ渓谷。
海岸線から紀伊半島内陸部へ
南紀白浜を後にして、熊野三山の本宮大社を目指しました。
途中、熊野詣の参詣道である中辺路(なかへち)の一区間を歩いてみました。
熊野本宮大社に向かう途中の311号線沿いに「古道歩きの里ちかつゆ」(近露)があります。ここを起点にして中辺路ウォークコースがあり、私たちは「継桜王子ルート」を歩いてみました。往復3時間の行程でした。 後で知ったことですが、バスで送迎(有料)してくれるようです。
古道沿いの民家の軒先には「世界遺産熊野古道」の提灯が掲げられていました。
又、古道の一部区間は、路線バスも走っています。但し、あまり本数がありません。
古道は舗装道路もあれば山の中を歩く登山道もあります。ほとんどがこうした山道です。
途中、農家のおじさんと立ち話しました。自家用のお茶の葉を干しているところです。
古道歩きをしている日本人を見るのは久しぶりだと笑っていました。約9割が外国人だそうです。こうした所まで外国人観光客が来るんですね。
私たちが歩いている時もYOU(白人)を見かけました。
日本百名水 野中の清水 古道からの熊野の山並み
中辺路の古道沿いにある古民家風レストラン「小鳥の樹」で食事しました。
実は、BSーTBS番組「路線バスの旅」のレポーター原田龍二が訪れた所でした。
歩いているとどこかで見た古民家だな~と思い出しました。じゃ帰りに寄っていこうということで立ち寄ってみました。 地元で取れる食材を使いアレルギーなどの健康面に配慮したメニューが特徴のようです。
卵、パン粉を使わず、米粉をつなぎに使ったハンバーグは実に美味しかったです。
熊野本宮大社と湯の峰温泉
「古道歩きの里ちかつゆ」から車で30分ほどで熊野本宮大社に着きます。
本来であれば、このちかつゆ(近露)から本宮まで山の中の古道を歩いて9時間かかるそうです。
熊野本宮大社。熊野三山の中心で全国熊野神社の総本宮だそうです。
湯の峰温泉
熊野本宮大社の周辺には主に三つの温泉がありました。熊野詣の湯垢離場として栄えたそうです。その中のひとつ「湯の峰温泉」を訪れてみました。
開湯は1800年以上前とされる日本最古の温泉のひとつだそうです。 ずっと車中泊だったので旅の疲れを癒そうと思い、この温泉街の旅館「あづまや」に宿泊しました。前日に予約を入れておきました。
「つぼ湯」 川岸の所に建てられている共同湯です。入浴は有料(770円)で順番待ちでした。こちらも外国人観光客に人気があるようで、私が入浴から出た後、外国人ご夫婦が順番待ちしていました。こういう場所にも来られるんですね。 又、このつぼ湯の裏側の山道が熊野古道でした。
約90度の高温の湯が沸き温泉卵ができます。生卵2コ入り100円で販売されています。
旅館「あずまや」 日本秘湯を守る会
BSーTBS番組「路線バスの旅」で温泉俳優原田龍二が宿泊した宿でした。
今回のくるま旅は、この番組の跡をたどるような旅だった思いです。
那智勝浦の「森本屋」での生まぐろの食事、ボートで渡るホテルの洞窟風呂入浴、田辺の「宝来寿司」のひとはめ寿司、中辺路の古民家風レストランでの食事、そして湯の峰温泉旅館など・・・。
ということで、自宅を出発してから道の駅に車中泊5回、温泉宿1回の宿泊を重ねてきました。 そして、いよいよ今回のくるま旅の目的のひとつ「百名山に登ろう」企画がこの後続きます。
「紀伊半島くるま旅」 つづく
懐かしいです。
20年前に熊野と湯の峰温泉行きました。
全然変わってなくて驚きです。
20年前は、どこも寂れ果ててましたがキレイになってました?
夏の終わりに行きましたが、熊野も湯の峰も空気が違ってました。
奈良から湯の峰温泉~熊野でした(聞かれてない笑)
ご夫婦で楽しまれていて近い将来の励みになります(わたしはきっと一人旅ですが)
ヒトミさん
コメントありがとうございます。
ヒトミさんも20年前に行かれたんですか。
私ははじめて訪れ以前の様子はわかりませんが、どこもキレイに整備されていました。
湯の峰温泉は、確かに山深き所にあり秘湯という感はありましたが、近くに奥宮大社があって多くの参拝者や観光客が訪れることで思っていたより賑わっていました。
又、外国人観光客が多いのには驚きましたね。
この後、大峰山と大台ケ原に登りましたので、またブログ見てください。