冬の天城山と金目鯛を求めて　1月17～19日

冬のくるま旅は、どうしても雪のないできるだけ温かい気候のエリアになりがちです。　　せっかく旅に出るのですから、雪や道路の凍結に神経を使う場所は避けたいです。眺望が楽しめる登山ができ、更に、新鮮な魚介類が食べられる所はだいたい限られてきます。　　　　　　　　昨年は房総半島でしたから今年は伊豆半島にしようと計画していました。日本百名山の天城山はまだ登っていなかったことと、今が旬の金目鯛を食べよう！というこの二つの目的でカミサンと行ってきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昨年開通した圏央道（高尾～厚木間）を使えば、埼玉から伊豆方面は短時間で行けるようになり便利になりましたね。

天城山から見た富士山（天城山第二峰の万二郎岳1299m直下からの撮影）

天城のいいことの一つは、見晴らしである。煙を吐く大島を始め、伊豆七島がそれぞれの個性のある形で浮かんでいる海が眺められるし、いつも真正面に富士山が大きく立っている。全く大きい。天城の写真と言えば、たいてい富士山が取り入れられてある。それくらい天城にとって欠かすことのない背景である。山の好きな人だったら、富士山の左に遠く南アルプスの山々が連なっているのを見落とさないだろう。深田久弥「日本百名山」より

　　相模湾を望む道の駅伊東マリンタウン。17日（土）夕方5時に自宅を出発して2時間半で着きました。今夜はこの道の駅に車中泊でしたが、週末ということもあってキャンピングカーがずら～り！　車中泊の車が70台ほど停まっていましたが、その内30台が専用特殊車両でした。キャンピングカーショーに来ているようで、これだけ多くの車が見られたのは初めてでした。しかし、車中泊の車の半分以上はワンボックスカーや普通乗用車です。

　　早朝、道の駅伊東マリンタウン。ここから天城山登山口に向けて出発。

　　　登山口は天城高原ゴルフ場の脇にあります（遠笠山登山口）。ここから天城山縦走路がはじまる起点です。主峰の万三郎岳を目指す周遊コースで登ってきま～す！

　　途中に四辻という分岐があり、一般的に時計周りで登る登山者が多いですが、私は反時計周りで万三郎岳を目指しました。さすがに誰一人登山者に会いませんでした。登山道をすすむと左手に万三郎岳が見えてきました。

　　　高度を上げながら登っていくとようやく富士山が見えてきました。又、相模湾も眼下に眺望できます。

　　　万三郎岳頂上（天城山主峰1405m）　頂上は比較的広いですが、木に囲まれ視界はイマイチかな？　頂上直下の登山道からのほうが眺めの良いスポットがあります。

　　　　相模湾と伊豆七島方面を望む　　　　　　　　頂上直下からの駿河湾と富士山

　　　　アセビのトンネル。万三郎岳から馬ノ背に至る稜線の登山道には低木（アセビ）が生い茂っています。少し背をかがめながら進みます。

　　　　万二郎岳1299mに向かいます　　　　　　　　振り返ると馬の背と万三郎岳

　　　伊豆高原の大室山580m　　　　　　　　　　　伊豆高原の矢筈山816m

　　　朝7時半出発、下山12時でしたから4時間半のハイキングでした。専用駐車場は登山者の車でいっぱいでした。

ランチは旬の地魚

下山後、新鮮なお魚料理を求めて伊豆高原まで下りてランチタイムです。　　　　　　　　お目当ての金目鯛のお刺身を注文しようとしたら、なんと！今日は日曜日で入荷していないとのこと。ほんとかな～なんて思いましたが、地魚が食べられればいいし、金目鯛は夕食にとっておこうということで、地魚お刺身定食を注文しました。

　　　地魚三点、カンパチ、ほうぼう、尾赤あじです。新鮮な刺身はシコシコしてますね。