いざ「孤独のグルメ」の広東料理店へ
中華釜飯と海老ワンタン麵!
川崎マリンエンデューロに出場した後、横浜中華街に行ってきました。
川越から横浜方面といえば都心を通過していくわけですから普段なかなか出かける機会はありません。
今回は川崎で自転車レースがあったことから、そのついでに足を延ばしてみました。
コロナ禍とはいっても大勢の観光客で活気がありました。いつもの中華街に戻ってきているのでしょうか。
四川麻婆、エビチリ、酢豚・・・、う~ん押し寄せる情報に判断力が麻痺しそうだ。空腹に負けて適当な店で妥協して後悔したくない。よ~し、ここは持久戦覚悟で納得のいく店を探すぞ・・・。
香港、上海、北京、台湾・・・、人口10億のバリエーションを見せつけられているようで迷いだしたら果てしない。どうする俺。
「孤独のグルメ」主人公のナレーション
今まで横浜中華街には何度か行ったことがありましたが、お店がたくさんあることからどこに入ろうかと迷ってしまうことが度々ありました。
こうした場所では、初めから「このお店に行くぞ!」と決めて行った方がいいですよね。
そんなことから、以前TV番組でグルメレポーターが大絶賛していたお店(2店舗)に行ったことがありました。
期待して出かけたところやはり長蛇の列。
しかし、味についてはガックリ。なぜこの料理が美味しいの?、それも化学調味料も使っていて!、半分も食べないうちに店を出てきてしまったことがありました。
好き嫌いや味覚というものは人それぞれ違いますからしかたがないですが。
そんな苦い経験から、やっぱり確実に美味しいお店を紹介してくれるのは、「孤独のグルメ」だよな~と。
過去一度もハズレなし!、期待どおりの美味しさを提供するお店ばかりでしたから。
ということで、今回は「孤独のグルメSeason8第一話」で紹介された横浜中華街「南粤美食」(なんえつびしょく)に行ってきました。
主人公井之頭五郎扮する松重豊
ん!一応チェック。おっ、ちょっとなんかくるね~。店内の雰囲気もオレ好み。
同ナレーション
腸詰め干し肉貝柱釜飯
こりゃあなた~、だってそりゃもうこの香だよ。こりゃたまらん、和食の釜飯とは全然違う。腸詰めと貝柱の旨みが米に残ってだんだんと押し寄せてくる。あまりの旨さにオレの頭の中に春節の爆竹が破裂しまくっている。
同ナレーション
前置きが長くなりました。こんな感じでドラマが展開していく様子に私たちミーハー夫婦はいつも魅了されてしまいます(笑)
夜の部開店17:00。15:45に着きました。開店1時間以上も前に到着したのでまだ誰も並んでいませんでした。
やった~一番乗りだ!
開店時はなんと30人の長蛇の列。放映されてから1年経っていますが、さすがドラマの人気は衰えていませんね。
看板メニューは中華釜飯、海老ワンタン麵、丸鶏の塩蒸し焼きのようです。五郎さんが食べたメニューですね。
一番乗りで入店した私たちは、五郎さんが食べた同じメニューと原作者の久住さんが食べた料理計5品注文。
ところが、丸鶏の塩蒸し焼きが売り切れとのこと。えっ!開店したばかりなのに売り切れ?
実は昼の時間帯(ランチタイム)で全て売り切れたようです。それにしても夜の部に取っておいてほしかったですね。
又、久住さんが注文した「ビーフンの醤油ソースかけ」は30分くらいかかるとのこと。はるばるこのお店目当てにきたのですから待つ時間は全く問題ありませ~ん。
最初に出てきた料理は「ビーフンの醤油ソースかけ」(1300円)でした!
あれっ、30分かかると言ってたけど?(笑) ま、いいか早く食べられるんだから。
中華料理独特の醤油?ソース?の香がいいですね~。ビーフンといってもきしめんのような麺です。
味のしみた肉が実に旨い!
腸詰め干し肉貝柱釜飯 1680円
ふたを開けるといい香りです。これが腸詰の干し肉なんですね。噛めば噛むほどジュワッと肉の旨みが広がっていきます。この肉の出汁がご飯にしみこんだ釜飯なんですね。
一人前の量ですが二人でシェアすれば他の料理もたくさん食べられます。
海老ワンタン麵 980円
通常のラーメンの器より小ぶりな丼でした。
重い!お~これは海老力半端ない。こんな強力な海老ワンタン食べたことがない。あ~このスープどうしてくれよう。お~この麺ラーメンと思いきや別物。
主人公のナレーション
ドラマではこんな感じの感想でした。
一般的にワンタンには2種類あります。皮のツルツル食感を楽しむワンタンと中身がしっかりあるワンタン。これは後者ですね。確かにずっしり重い海老ワンタンは食べ応えがありました。
麵は細麺でラーメンの麵というよりそうめんに近い麵でした。
アヒルのパリパリ揚げ 980円(半身)
アヒルのモモ肉骨付きを高温で揚げた料理です。
パリパリとした食感と香ばしい肉の旨みがたまりませんね~。手に持ってかぶりついて食べました。
噛めば噛むほど旨みが口の中に広がります。
これもお勧めの一品です!
私たちが座ったテーブル席からは並んでいるお客さんの姿が見えます。
あまり長居をするのも気が引けるのでここらあたりで席を立ちましょう。
帰りに店内に張り出されていた「お土産」に目が止まりました。
”干し豚バラ肉” お持ち帰り1本600円。説明書きを読んでみると、そのまま食べるのではなく野菜と一緒に炒めたり、炊き込みご飯にすると美味しいと書かれていました。
そういえば、厨房内に何本もぶら下がっている干し肉かな? ふ~ん、面白そうだから1本買って帰りました。
「干し豚バラ」
いろいろな中華調味料を漬けこんだ干し肉なんでしょうか。初めて見る食材です。
ネットでしらべたところ「炊き込みご飯」の作り方が掲載されていました。
干し肉を1cm位に切って、米3合、椎茸4枚、醤油大3で調理するようです。
出来上がった炊き込みご飯はいい香りが漂ってきました。
干し肉のダシと旨みがご飯全体にしみわたっています。これだけで十分いただけますね。
川崎の自転車レースはパンクで途中リタイアしてしまいました。
悔しい気持ちがありましたが、今回の中華料理ですべて帳消しになりました!
横浜中華街に行ってもし迷うことがあるようでしたら、この「南粤美食」をお勧めしますよ。
但し、昼・夜の部ともに多少待つ覚悟でお出かけください。