旅と観光特産

全国観光特産士検定

楽しみながら学ぶ旅!?

 

退職後、カミサンと二人で全国くるま旅を始めて7年になりました。
北は北海道から南は九州まで、その走行距離はすでに7万キロに達しています。

海外旅行が盛んになる中、狭い日本とはいっても訪れていない所はまだまだたくさんあります。
それは、有名観光地や名所旧跡だけを訪れるだけではなく、その土地ならではの農村・漁村などをゆっくり観て周る旅だからなのでしょう。
くるま旅だからできるスタイルなのかもしれません。

そんな旅では、その土地の特産品や名産品名物料理や郷土料理に出会う機会があり、又、それを目的に目指したりします。
一般的に言われる地方グルメやソウルフードといったところでしょうか。

その他にも民芸品や伝統工芸品に触れることもあります。
郷土資料館や博物館などでの鑑賞、道の駅でお土産として販売している品を手に取ってみることも多いです。

こうした情報というのは、主に観光ガイドブック(るるぶ、まっぷる)やネットなどで入手したり、地元の観光案内所に出向いてパンフレットで知ることが多いです。
その中で特に興味がある「モノ」「コト」については食べてみたり知識を吸収することになりますが、それほど関心のない「モノ」「コト」は聞き流したりしていました。
後になってせっかく行ったんだから、あの時に食べておけばよかった、見ておけばよかったなどと後悔することもあります。

 

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先日ネットで「全国観光特産検定」というものを目にする機会がありました。

キャッチフレーズとして、
「観光で見る名産・名物料理、楽しみながら学ぶ旅」
「日本の各地を旅するのが好き!、旅と同じく食べるのも好き!」

へ~、こうした全国の観光に関連する特産品や名産品についての検定があるんですね~。
面白そうだったのでテキストを取り寄せてみました。

このテキストは思っていたよりとても面白く楽しく学べるものでした。
それは、検定用として作られたものだったことから、質問形式とその説明、各都道県別の特産品や名産品、名物料理や郷土料理、民芸品や伝統工芸品が分かりやすくまとめられていたことでした。

一般的にテキストというと、長くダラダラとした文章や専門用語の羅列などで眠たくなり飽きて放り出してしまいますが・・・。
この「全国観光特産テキスト」は、クイズ形式(四択)で、しかも説明は短文でまとめられている点が良かったです。
一人でやるというより、夫婦や家族、友人などと一緒に楽しんで学ぶことができるように思いました。
この歳になると記憶力が低下してきますが、地図を見ながら今度旅した時に訪れてみよう、食べてみよう、見て触ってみようなどと思い浮かべながらの学習は楽しく吸収できるように思いました。

 

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観光特産士4級テキスト

例えば
■南方の外洋に多い10センチ位の大きさのニシン科に属する「きびなご」の特産地はどこか?
ア香川県 イ高知県 ウ熊本県 エ鹿児島県 と 地図では何番?

答えはエの「鹿児島県」

■甘柿の種類として有名な富有柿の特産地で知られる地域はどこか?
ア岐阜県 イ新潟県 ウ長野県 エ栃木県 と 地図では何番?

答えはアの「岐阜県」

■毎年夏に「よさこい」が行われる地域の特産といえば?
アかつおたたき イいわし ウホタルイカ エ松葉ガニ と 地図では何番?

答えはアの「かつおたたき」で高知県。今では「よさこい」は全国各地で開催されているお祭りですが、その発祥の地である高知県の代表的なお祭り。

四択というのがいいですね。
カミサンと一緒にクイズのように出し合い楽しみながら知ることができました。

 

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観光特産士3級テキスト

例えば
■「鳴子温泉」がある都道府県で、最も適切と思われる郷土料理はどれか選びなさい。
アモツ鍋 イたらいうどん ウホヤ雑煮 エちまき

答えはウの「ホヤ雑煮」で説明があります。他のモツ鍋、たらいうどん、ちまきもどの都道府県なのか説明していました。他の問題に出てくるので知っておく必要があるからです。

■④の地域(福井県)の特産で、最も適切と思われる工芸品はどれか選びなさい。
ア竹人形 イ塗箸 ウ扇子 エ和傘

答えはイの「塗箸」

■日本最古の絹織物として国から伝統的工芸品に指定されている、東日本で有名な高級先染織物は何か選びなさい。
ア牛頸紬 イ置賜紬 ウ米沢紬 エ結城紬

答えはエの「結城紬」。解答では他の紬もどの都道府県か説明がありました。これも知っておかないと問題として出されるようです。

テキストでは写真付きの解答があるので分かりやすいです。

 

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和歌山の旅で初めて食べた南紀白浜の「ひとはめ寿司」と四国徳島の「半田そうめん」

 

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九州の旅で佐賀を訪れた時の「唐津くんち」と熊本の「馬刺し」

 

目的は旅を楽しくすること

 

この「全国観光特産士検定」は年2回試験が開催され、ステップアップ方式のようです。
観光特産士4級、同3級、同2級、マイスターという順にレベルが上がっていきます。
まずは4、3級にチャレンジしたいと思ってます。

この観光特産士を取ったからといってどうなるの? どうするの?
な~んて野暮なことは聞かないでください(笑)

あくまでもこれからの旅を楽しく面白くするためだけです。
少しでも知っておけば、その土地に行った時に食べてみたり、見て触ってみたり、又、その歴史を探ってみることも楽しいと思うからです。

テキストに「特産品」と「名産品」についてこのようなことが書かれていました。

特産品は、「特産物を人の手で加工したもの」と定義しています。
ここで言う特産物は、「肉、魚介、野菜、果実、水、鉱石、樹木など自然な物でその土地から産出された物」

名産品は。「その地域の産品であることが全国的によく知られているもの」のことをいいます。
その意味では、昔からその名前が知られているものが多くあります。

私たちがよく知っているものはやはり名産品が多いと思います。それはよく見聞きするからなんでしょう。
テキストでは特産品でも知っているものがありますが、意外と知らなかったものが数多くありました。

又、食の分野では、「名物料理」は知っていますが、「郷土料理」となるとどこの地方(都道府県)なにか?と分からないものがありました。
例えば、北海道の松前漬け、岩手のわんこそば、大阪のばってら、熊本の辛子レンコンは知っていましたが、ばらずし(岡山)、へしこ(福井)、かぶら寿司(石川)、いわしのこんか漬け(富山)など、名前は聞いたことがあってもどの地方?というのは分かりませんでした。
地元の人や近隣に住んでいれば分かる問題ですが、他県の人や遠方あればなかなか知る機会がありませんよね。

さらに民芸品や伝統工芸品になると、陶磁器や染物、木工や石材など各地方にたくさんあることから、有名なものは知っていても知らないものの方が多かったりしました。

以前、九州を旅した時に陶磁器が盛んな所?と思われる山間の村を通過したことがありました。
名前を知っていれば立ち寄って見学していたかもしれません。

前回のブログ「社会人大学講座」でも記しましたが、こうした勉強は「試験に合格する」、あるいは「資格を取る」ために手段ではありません。
知ることが面白く、それ自体が目的なんです。結果、旅が面白くなると思っています。

 

コロナウイルスの感染が拡がる中、外出する頻度がめっきり少なくなりました。
本を読んだり、こんなかたちで家で過ごしています。

2 thoughts on “旅と観光特産

  1. 今晩は~。コロナ、やはり怖いですね。

    とはいっても家の中だけですとストレスがたまるので、
    くしゃみをしながら狭山丘陵地帯を自転車でえっさえっさしています。

    人はほとんどいませんので、気持ちが良いです。
    近くの雑木林でメジロのカップルを発見しました。この鳥可愛いですね。
    以前は雉もいましたし、タヌキ親子もいました~。狭山湖畔近くには
    大鷹も。

    茶畑祖通り抜けると寒桜が咲いています。
    お庭の手入れが行き届いた家があり、水仙、モクレン、クリスマスローズなどお花がきれいで
    す。

    当分の間、人ごみの中に出られないので庭のある人は
    庭の手入れをしているそうです。

    >知ることが面白く、それ自体が目的なんです。
    いつまでも探求心があると、人生を楽しむことができますね。

    1. Roseさん

      私もコロナの影響で自宅にいる機会が増えました。
      スポーツセンターや図書館は休館、スポーツイベントや社会人講座も中止になってしまいました。
      テレビを観たり、本を読んだりする日々が続いています。

      そんな中、私もサイクリングを楽しんでいます。
      一昨日、昨日も天気が良かったので出かけてきました。
      散歩やランニング、サイクリングする人は意外と多いですね。
      皆さんマスクなしで楽しんでいるようでした。

      入間川の土手沿いには一面菜の花が咲いていました。
      ああ~、春だな~と感じる光景がありました。
      もうすぐ桜も咲くでしょう。また楽しみが増えました。
      この時の様子をブログにアップしましたので、また覗いてみてください。

      コメントありがとうございました。

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