食べ歩きシリーズ～「京ばし松輪」

フワッと柔らかい身に感動！

 

先日TVニュースの都内グルメ特集で、”アジフライの美味しい店”　を紹介する番組が放映されていました。
へ～、アジフライか～、旨そうだな～と思って観ていたところ、どっかで見たようなお店だな？と。
そういえば、このお店！「世界ニッポン行きたい人応援団」で、アジフライをこよなく愛するイタリア人女性が日本に招待されて最初に行ったお店じゃないの！？

アジフライは日本独特の料理のひとつだと思います。
自宅で調理する家庭もあるかと思いますが、最近では大量の油を使って揚げ物を作る家庭は少なくなり、ましてやアジを三枚おろしにさばいて作るところまでは手間がかかり過ぎます。
スーパーの鮮魚売り場では調理済みのアジの開きを販売しているので、後は家庭で卵、小麦粉、パン粉を付けて揚げるだけということもできます。
もっと簡単にということであれば、パン粉まで付いた調理済みの冷凍食品を利用する手もありますが、これはハッキリ言って美味しくありません。
では総菜売り場の揚げたてアジフライはどうかというと、スーパーの大量生産で使っている油が良くないので、これもまた満足のいくものではありません。

ということから、アジフライは庶民的な料理のひとつではあるけれど意外と食べられていないものではないかと思ったりします。

 

以前、「孤独のグルメ」で紹介された千葉県富津市金谷のアジフライ定食がありました。
主人公の井之頭五郎役の松重豊さんが美味しそうに食するアジフライをぜひ食べてみたいな～と思っていますが、なかなか千葉の房総半島までは行けそうもありません。
できればもうちょっと近場であればいいな～と思っていたところにこの番組が放映されました。
ミーハーオヤジにとってはこれ幸いと！　都内に出かけるついでに早速行ってみました。

 

　　

ドラマ「孤独のグルメ」で紹介された千葉県富津市金谷の「はまべ」食堂のアジフライ定食。

 

 

ランチタイムの長蛇の列は覚悟！

 

「京ばし松輪」（きょうばしまつわ）を食べログで検索したところ、かなりの人気ぶりのようです。
ランチタイムは11時30分からでした。コメントでは開店前には長蛇ができると書かれていました。

ふ～ん、なるほど行列ですね。
人気ラーメン店の行列で慣れっこになっているオヤジにとってはどうってことない（笑）
一応そんな情報ですからできるだけ早めに行ってみました。

 

　　　　　　

10時45分到着。開店45分前に着いたところ、すでに15人ほど並んでいました。
ま～このくらいだったら最初の入店でテーブルにつくことができるでしょう。

この後続々と列が延びていきます。
そろそろ開店の時間(11:30)に後ろを振り返って数えてみたところ、なんと30人以上並んでる！
ということは、開店前に50人の列？　へ～たいしたもんですね。

 

　　　　　

急な階段を下って地下にお店があります。
店内は思っていたよりかなり広いスペースでした。ざっと30人くらいは入れるみたいです。
私はカウンター席に案内されました。初回の入店でテーブル席はすべて相席でびっしり埋まってしまいました。
それもそうですね、50人も並んでいましたから。

 

　　

ランチタイムのメニューは、アジフライ定食一品のみです（1300円）
追加メニューとして、海鮮漬け小鉢(300円)　がありました。

お勧めの召し上がり方？
へ～、美味しく食べる食べ方があるんですか。
大根おろしとワサビをアジフライに付けて食べるんですね。アジフライといえばソースというイメージでしたが、ここでは醤油を使うんですね。
テーブルにはソースは置いてありませんでした。

 

席についてから10分ほどで出てきました。
あ～これが大根おろしとワサビですね。

味噌汁は赤だしです。こうした揚げ物には合うんですよね～。
ご飯と味噌汁はおかわり自由でしたので、この赤だし味噌汁が美味しかったので追加しちゃいました（笑）

 

アジフライは２尾です。

サックリとした食感でかなり厚めの身です。フワッとした柔らかさで油っぽさがまったく感じません。
今まで食べていたアジフライはいったい何だったんだ～と思いたくなるくらいの味です。
一言で言って　”軽さ”　を感じる味でした。

大根おろしとワサビが実に合いますね～。どんどん食が進んでいく感じです。
これからはソースやレモンでなく、大根おろしとワサビで食べてみようと思いたくなるほどでした。
塩があれば塩だけでもいいのかな～。

 

なるほど、並んで食べる価値があると思いました。
店頭には限定７０食（ランチタイム）と書かれていましたから、早めに行かないと食べられませんね。

ちなみにこのお店の店名は、神奈川県三浦市の「松輪漁港」にちなんでいるそうです。
この松輪漁港から毎日新鮮なアジを仕入れて調理されているそうです。
アジはあしが速いですから、素材はやはり新鮮なものが美味しいですよね。

 

ということで、今回は庶民の料理アジフライでした。
今度、千葉方面に行く機会があったら、ぜひ富津市金谷の「はまべ」食堂でアジフライを食べてみようと思います。