山仲間たちと白馬三山縦走の山旅
暑い、熱い北アルプスの大パノラマ!
会社時代の山仲間6人と白馬岳登山に行ってきました。
一昨年、同じ仲間たちと白馬大雪渓を登り白馬岳登頂を果たしましたが、この時は天候悪化のため展望にも恵まれず、三山縦走は諦め下山しました。
そして今回はそのリベンジということで、栂池からの大縦走を計画し3泊4日の行程でじっくり北アルプスを満喫してきました。
北アルプスといえば、多くの名峰が鎮座し登山愛好者にとっては憧れのエリアです。
その中でも初心者から上級者まであらゆる登山者を魅了させる ”縦走路” としては、この白馬三山と表銀座ルートが双璧ではないかと思っています。
一つの山頂を極めるピークハント型の登山も達成感はひとしおですが、一つの峰から次の峰を結ぶ稜線歩きは、さえぎるものがない変化に富んだ大パノラマの連続を満喫できるものです。
今回の登山ルートは、栂池高原駅からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ、栂池自然園から登山を開始しました。
白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳の白馬三山を縦走する山旅です。
小蓮華山から白馬三山に続く稜線は大パノラマの連続!
栂池自然園から白馬乗鞍岳の途中にある天狗原
白馬大池
初日、塩尻の「信州健康ランド」に前泊後、オヤジ7人は車2台に分乗して栂池高原駅(ゴンドラ)に向かいました。
栂池自然園は、白馬三山をバックに高層湿原が広がる観光地です。
特に夏の時期は多くの観光客が訪れ、お花畑や湿原を散策できるコースが設置され、主に女性に人気があるようです。
ゴンドラから目指す白馬三山が! 栂池自然園駅 左側が自然園、右側が登山口
標高1900mからの登山開始ですから、登山道を少し登るだけで一気に視界が広がってきます。
眼下には白馬町が一望。冬季はスキーのメッカとして賑わっているようです。
最近では冬季観光地(スキー、スノボー)として外国人観光客に人気があり、全観光客の7割が外国人だそうです。
天狗原
白馬乗鞍岳の中腹、標高2180mに広がる高層湿原。
ここで昼食の予定でしたが、多くの登山者がいてランチをとるスペースがありませんでした。
アレッ!耳にする言葉が日本語ではありませんね~。後で分かりましたが、台湾からの登山客60人パーティーでした。
同じような言語を使うどこかの外国人?よりマナーは徹底されていました(笑)
平坦な湿地帯には数多くの池塘が点在していました。
天狗原から白馬乗鞍岳に向かう急登と雪渓もトラバースしました。
岩とハイマツがひろがる台地の中央にある白馬乗鞍岳の頂上(2436m)
一般的な山頂とはちょっと違ったテッペンですね。
眼下には今夜の宿泊地「白馬大池山荘」と白馬大池が見えました。
白馬大池
白馬大池山荘と山荘前のキャンプ地に設営されたテント。
山荘は一泊二食10000円。現在、北アルプスの山荘はほぼこの価格です。
玄関口に張り紙がありました。
「本日は混雑のため一つの布団に二人になることもあります」とのこと。エッエッ~!!!。
私たちは事前に予約を入れておいたので、4畳+αの個室スペースでした。オヤジ7人がこのスペースで寝るわけですから、想像するだけでどういう状態になるかお分かりですよね(笑)
お盆過ぎとはいえ、週末(この日は土曜日)だったのでしょうがないですね。
先ほどの台湾登山ツアーの人たちも同宿でしたので。
山荘からの夕焼け。明日は天気が良さそうですね!
絨毯を敷き詰めたようなチングルマの群生。
カメラの角度をちょっと変えて撮ってみたところ、夕焼けの日に照らされて綿毛が白く浮き上がってきました。
チングルマの「花から実・綿毛へ」
草のように見えますが、地面を這うように生える落葉する低木です。7~8月ごろに、高さ10cmほどの一つの花茎の先に、2~3cmほどの白い花を一斉に咲かせます。
花が終わって出てくる集合果も特徴があります。落花の後、花柱が伸びて、先端に淡褐色の長い毛を持った小さな実が密につきます。やがて束になっていた果実は、ほどけながら放射状に広がった羽毛の白い穂へ・・・。
チングルマのサイトより
チングルマの白と黄色の花の群生は見ごたえがありますが、こうした白い綿毛をなびかせる光景も素晴らしいものがありました。
今回の白馬三山縦走の山旅は、三部作でブログアップしていきます。
次回は、白馬岳登頂と白馬山荘のお話です。
「白馬岳登山」 つづく