食べ歩きシリーズ
なんだ~?このネギの山は!
ドラマ「孤独のグルメ」は、2012年からスタートして6年経ちSeason6まで放映されました。
私たち夫婦の場合、テレビで観るというよりどちらかというとDVDで視聴し、その面白さにはまってしまいました。
このドラマのストーリーは、主人公の井之頭五郎(俳優:松重豊)が空腹を抱えて町の食堂に飛び込むところから始まります。
ただ食べるだけのシーンばかりですが、映像とコメント(ナレーション)が一体となり観る者をくぎ付けにさせてしまいます。
食べ方ひとつとっても視聴者に伝わるリアル性があるような気がします。
じっくりとよく噛んで味わう後の笑顔、時には丼ぶりを抱えて掻き込むシーンだけでそのおいしさが伝わってくる場面があります。
又、紹介されるお店は、普段私たちの生活圏内にある ”馴染みの食堂” といった所ばかりです。
リーズナブルで飽きのこない味に魅了され、常連客で賑わうお店の設定という点にとても温かみが感じられるドラマだと思います。
最近のテレビではグルメ番組が多いですね。
タレントさんがレポーターを務め、評判のお店や穴場的なレストランなどを食べ歩いて紹介する番組などです。
そこで味わった食レポコメントは、「おいしい」「めちゃうまい」「まいう~」などの感想だけが繰り返されます。
そうしたコメントは、映像を観ているのでそれはそれでなんとなくおいしそうだということが分かりますが、観ている側にとってはちょっと物足りなさを感じます。
具体的にどうおいしいの?、どんな食感なの?、どんな味付けなの?、後味は?・・・など。
「おいしい」「めちゃうまい」「まいう~」のこの三つのコメントを禁句にして視聴者に伝わる味をコメントしてほしいと思ったりします。
こんなこと言ったら「うるせ~オヤジだな!」と思われちゃうかもしれませんね(笑)
ドラマ「孤独のグルメ」で井之頭五郎扮する俳優松重豊さんが食べるシーン
ということで、今回はSeason6で紹介された亀戸の菜苑(さいえん)「純レバ丼」を食べに行ってきました。
都内で出る機会はあまりありませんが、ちょうど毎週土曜日に開催されている大学セミナー(飯田橋)に出席したついでに立ち寄ってみました。
お店は同じ総武線で錦糸町駅から歩いて15分の所にありました。
夕方6時、道路沿いにあるお店「菜苑」を見つけました。
おおっと、お客さんが並んでいるの? お店の前にはお客さんの車がハザードランプを点滅させながら路駐。
いや~混雑しているようですね。外で10分ほど待ちました。
店内は昭和を感じさせる町の中華屋さんという感じで、カウンターは赤と淵が緑です。
何か懐かしさを感じる雰囲気ですね~。
メニューはやっぱり「純レバ」が看板商品のようです。
初めて訪れたのでメニュー表を眺めていると、入店してきたお客さんが私の隣に座りいきなり「純レバ丼大盛!」
常連さんのようです。
私は普通の純レバ丼を注文しました。(1100円)
なんと重厚感のある丼ぶりが出てきました。
まずは山盛りのネギに圧倒されくぎ付けです! レバーは見た目かなり辛そうな赤色です。
上から見るとネギがご飯とレバーを覆い隠しています。
まずはレンゲで一口いただきました。
見た目の辛そうな印象とは裏腹に甘辛い味付けです。鶏レバの臭みは全くありません。
すいっと入っていく感じです。でもちょっと甘いかな~。もうちょっと辛みがほしいです。
ネギと一緒にかき混ぜるとサッパリした感じで食べられます。
思ったよりネギ臭さがなく口の中に残りません。レバと生のネギってうまい具合に合うんですね。
ネギの甘味も感じられ全体としては万人受けしそうな味に仕上がっているような気がしました。
お客さんの中に70代後半と思われるご夫婦が二組食事していました。
皆さん「純レバ」(丼ではなくおかずとして)と麺(タンメン?)を召し上がっていましたが、その麺とスープがかなりボリュームがあります。
へ~、お年を召しているのにあれだけ食べちゃうの!
う~ん、やっぱり地元民に愛された町の中華屋さんなんですね。
渋谷の「ちゃんぽん」
渋谷道玄坂のど真ん中の路地裏に「ちゃんぽん」の名店が?!
まさかこんな場所にあるとは思いませんでした。
そんなお店に今回も「孤独のグルメ」シリーズで紹介された「長崎飯店」に行ってみました。
賑やかな道玄坂からちょっと路地に入って進んだ所に昭和の面影を漂わせる「長崎飯店」がありました。
AM11:30、昼前にもかかわらずお客さんがどんどんお店の中に吸い込まれていきます。
店内に入ったら8割ほど席が埋まっていました。
その後もひっきりなしに入店してくるお客さんで即満席状態です。カウンター席はなくテーブル席と円卓だったため皆さん相席でした。
いや~なんなんだよこの店は! そんなに人気があるの?
この店の人気メニューは、ちゃんぽんと皿うどんのようです(各930円)
「孤独のグルメ」では、皿うどんが紹介されていました。
お客さんの大半が、このどちらかを注文していました。見た感じ半々といったとこでしょうか。
私はちゃんぽんを注文しました。
シャキシャキした野菜の食感がいいですね~。麺はちょっと柔らかかったです。
普段ちゃんぽんを食べることがほとんどないので、味はこんなものかな~と思いつつ食べました。
スープが後を引く感じですね。
今度来た時には皿うどんを注文しようと思います。
来月九州くるま旅に出かける予定です。
本場長崎でのちゃんぽんが今から楽しみになりました。今回はその前哨戦といったところでしょうか(笑)
食べ物の好みは人それぞれです。
今回「孤独のグルメ」で紹介された2店は、地元の常連さん達で支えられているお店という感じでした。
こうしたお店はどの土地に行っても必ずありますよね。
そうしたお店を訪ねてこれからも食べ歩きをしていきたいと思います。