伊豆の山と海鮮三昧の旅 (2)

美味しい鮮魚料理店は地元の人に聞こう!

昨年、会津に行った時、地元B級グルメのソースかつ丼の美味しいお店を探しました。   観光雑誌やネットの食べログもいいけど、やっぱり地元の人に聞いた方が面白い情報が聞けるだろうと言うことで、観光協会に問い合わせてみました。担当者が「私の個人的な感想では、このお店がお勧めですよ」と教えていただき大正解でした。                一般的には、タクシーの運ちゃん、観光協会、床屋さんなどが地元情報が豊富です。    今回、街歩きしながら入浴もして食事しようと思っていましたので、いつものように温泉セットを持参していました。観光地の日帰り温泉の料金はちょっとお高めです。ぶらぶらと食事処を探している時、地元の銭湯があったのでここでひとっ風呂浴びていこうということになりました。

IMG_4464  IMG_4479  なんともレトロな銭湯でしょうか。なにかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。 こんな感じの銭湯っていいですね~。と言うことでこの「昭和湯」に早速入ってみました。入浴料は400円と格安ですが、石鹸やシャンプーはありませんので全て持参です。ちなみにドライヤーは2分20円でした。清潔な広い浴槽ときれいなお湯に大満足です。                人の良さそうな愛想の良いご主人に「観光で訪れたんですが、近くに美味しいお魚や金目鯛を食べさせてくれるお店ありますか?」と聞いてみました。すぐに「新田だね」という返答がありました。「にった?近いんですか?」と聞くと、「すぐそばだよ、いつも新鮮なネタ揃えているから。昭和湯から紹介されたと言ってごらん、それで何か特別扱いするってことないけど」と言うことで、早速行ってみました。先ほど、街歩きしている時、通り過ぎたお店でした。教えてもらわなかったら多分入らなかったお店です。      入店してすぐ、お店のご主人に「昭和湯さんのご主人から紹介されて来ました」と言ったところ、「あ~昭和湯さんね」と意味ありげな微笑でお出迎えしてくれました。

IMG_4472  IMG_4473  お刺身と金目鯛の煮つけ定食を注文しました。お目当ての金目鯛のお刺身がボリュームいっぱいありました。ご主人から「ちょっとサービスしておいたからね」の一言!    やっぱりこれだよ。何か得した気分です。これで2300円ですから安いですね。

IMG_4474  IMG_4475  カミサンは海鮮丼定食です。こちらも海の幸がボリュームいっぱいです!こちらも金目鯛の煮つけ付きで2300円でした。

IMG_4476  IMG_4477  なんと味噌汁には貝があふれるほど入っていました。海の香りと貝のダシがしっかり出ている実に美味しい汁です。私も夕食のおかずに魚の煮つけをよく作ります。ぶり、カレイ、めかじきなどです。金目鯛の煮つけもしてみたいんですが、一番高いのでほとんど作りません(スーパーで3切れ800~980円)新鮮な魚の煮つけはやはり美味しいですね。

と言うことで、今回の二つ目の目的である金目鯛をしっかり食べることができ大満足でした!更に、地元で美味しい料理を出すお店の情報は「銭湯のオヤジに聞く」ことですね。

下田港魚市場

車中泊した下田の道の駅「開国下田みなと」は、道を挟んで目の前に魚市場があります。 朝早く起きて市場を見学しました。ちょうど月曜日ということもあって早朝からお魚の水揚げがされていました。

IMG_4483  IMG_4480  早朝6時頃の魚市場             これ全て金目鯛です

IMG_4493  IMG_4490  朝7時15分からセリが始まりました。セリに参加する仲買さん達は6時過ぎ頃から来て、入荷された魚の状態や品質を確認していました。

IMG_4487  IMG_4494  短時間でどんどんセリ落とされていきます。セリ落とした仲買さんの紙が貼られていきます。

伊豆西海岸のくるま旅

下田から西海岸を目指し車を走らせました。

IMG_4495  IMG_4498  途中の下賀茂温泉付近を走っていると一面黄色のお花畑が出現。なんと菜の花畑でした。 もうすぐそこに春の気配が漂ってきています。

IMG_4500  IMG_4502  雲見で海岸線に出ます。駿河湾から遠く富士山が望めました。ちょっと雲がかかっていましたが、すっきりとした冬の海原の風景です。

IMG_4505  IMG_4508  松崎ではノスタルジックななまこ壁の民家を散策。ちょうどクラブツーリズムの観光客の団体さんも来ていました。

西海岸で地魚のお寿司

IMG_4515  IMG_4513  さて、早めのランチでは今度はお寿司でしょう。こちらも事前にリサーチしていました。 西海岸といえば宇久須の小アジ寿司です。目の前の駿河湾で獲れた新鮮な小アジです。  10貫1300円で一皿注文してカミサンとシェア。なぜなら、この後まだ食べたい地魚があるので、お腹を満腹にしないためで~す。

IMG_4514  IMG_4512  小アジの上に大葉、ねぎ(深谷ねぎ)、生姜がのってさっぱりと上品な味です。     別途、味噌汁も注文(840円)高級魚のかさごがまるごと一匹!

IMG_4516  IMG_4518  さて、次は土肥のキビナゴ寿司ですね。こちらも駿河湾で獲れた新鮮なキビナゴが、一貫に3匹使用したにぎり寿司です。一匹一匹丁寧にさばいて作るなんとも手の込んだ逸品です。更に、一貫ごとに異なる薬味がのっていてそれぞれ違った味が楽しめました。

と言うことで、伊豆の山と海鮮料理三昧のくるま旅でした。              今回の2泊2日の旅では、百名山の天城山を登頂できたことがなによりの収穫でした。    冬の登山の場合、天候さえ良ければすっきりとした大気の中で景色が遠望できることです。春から夏にかけては晴れていてもなかなか難しいものです。                           又、くるま旅の場合、地方のどこでも日帰り入浴施設が充実しているため利用しますが、 今回はじめて利用した「地元の銭湯」もいいもんだな~と思いました。温泉ではなく沸かし湯ですが、入浴料が安いということと地元の人とのコミュニケーションができ、その土地の情報も得られることから一石二鳥、三鳥ですね。                 次回からのくるま旅では、地元の銭湯も視野に入れた旅をしようと思います。

「伊豆の山と海鮮三昧の旅」 完