北海道ちょっと暮らし~体験住宅
昨年11月、北海道の各市町村が主催する「北海道暮らしフェア」のイベントに参加しました。
このフェアの主旨は、北海道への移住・定住を考えている人、北海道での暮らしに関心を持っている人、又、観光や長期滞在を目的にロングステイを楽しみたい人への案内などの説明会でした。
このフェアでは、以前から興味を抱いていた市町村の各ブースを訪れ説明を受けました。
この中で利尻町への関心が深まり長期滞在してみたいという思いになりました。
そして今年1月、町役場の担当者と連絡を取り合う中で応募することになりました。
運よく私たちが希望する日程に空きがあるということで、正式に体験住宅の使用許可を得ることができました。
期間は一週間です。(お試し暮らしの期間は、最低一週間~三か月までの条件)
費用は一日当たり1500円計算ですから、一週間で10500円です。(水道光熱費、布団代込み)
通常のホテル、旅館、民宿利用を考えれば格安の料金です。
今回、北海道苫小牧からくるま旅を続け北上すること一週間、稚内に着きました。
いよいよ利尻島にフェリーで向かいます。
車は稚内市営駐車場に駐車して、一週間分の荷物を持ってフェリーに乗り込みました。
稚内から利尻島鴛泊港に向けて出港。運賃2030円(2等船室)
とても清潔感のあるきれいな船内。
利尻島が見えてきました。あいにくの天気のため残念ながら利尻山は雲の中です。
利尻島鴛泊港に着いた時、フェリーターミナルで利尻町役場の職員の方が出迎えてくれました。
利尻島は、利尻富士町と利尻町の2つの町があるんですね。
利尻町役場でお試し暮らしの説明を受けた後、島内(利尻町エリア)を車で案内していただきました。
今回の「お試し暮らし住宅」です。
二階建ての一軒家は、空いている一般住宅を町役場が借り入れ、お試し暮らし体験住宅として管理しているとのことでした。
※利尻町ホームページにも「お試しくらし住宅」の詳細が掲載され、この建物や間取りも載っています。
各部屋は、とてもきれいで清潔感がありました。快適で過ごしやすい間取りです。
清潔なお風呂、洗濯機、トイレも完備され、長期滞在するにはとても便利です。
キッチンからは日本海が目の前に見えます。部屋からは利尻山が望めました!
キッチンには、調理器具や食器まで全て揃っています。
自炊できる機能が全て揃っているため、手ぶらで来てもすぐに調理できます。
朝晩の食事は、町内で販売されている海産物などの食材を購入して自炊することができました。
倉庫には自転車もありました。島内の観光や散策にはとても便利です。
島内まちめぐり
利尻町の役場や病院、警察署などがある中心地は沓形(くつがた)です。
市街地自体は小さいですが、コンパクトにまとまった港町という感じです。
産業は漁業が中心で、全国的に有名な「利尻こんぶ」の産地です。
又、ちょうど6月から始まった「うに」(夏場)も道内屈指の漁獲量を誇っています。
旬の生うには絶対見逃せませんよね(笑)
利尻町でもうひとつ有名な食べ物?があります。
それは利尻ラーメンです。
今年、横浜ラーメン博物館にも出店した「利尻ラーメン味楽」が、この利尻町沓形にあって、地元民や観光客から絶大な人気を誇っています。
ラーメン好きの夫婦にとっては絶対見逃せない店です。
開店11:30と同時に満席です(テーブル席、座敷) 人通りの少ない静かな町ですが、このお店の周辺だけは人や車で賑わっていました。
人気NO1の「焼き醤油ラーメン」
利尻こんぶのダシがよくきいて、焼き醤油の香ばしい香りと味がなんとも言えません。
塩ラーメンもたっぷり昆布ダシを使っているので、通常の塩ラーメンと違って旨みが断然違います。
ごちそうさまでした!
民家風のちょっとオシャレなカフェ「島の駅」
海藻クラフト、おぼろ昆布づくりなどのイベントもある町おこしのカフェです。
カフェの奥には、絵画、海藻クラフト、詩集などのギャラリーも併設されていました(無料)
利尻の町について、駅長(店長)さんやスタッフとの方々とのおしゃべりも楽しいホットな空間です。
今回の利尻島ステイでは、私たち夫婦の友人を誘っていました。
この日は、友人を迎えに鴛泊港まで迎えに来ました。
友人が乗ってくるフェリーの前に稚内行きのフェリーが出航しました。
地元の観光協会の人(二人)が、出航するフェリーに大漁旗と太鼓を鳴らして送るセレモニー?をしています。
しかし、たった二人ですからちょっと寂しく、送る人がいないため使われない大漁旗も置いてあります。
それじぁお手伝いしようということで、隣で見ていた旅行客の方と私たち夫婦二人も参加して、余っていた大漁旗を引っ提げて応援飛び入りしました(笑)
観光協会の方も喜んでいただき、合わせて五人で出航するフェリーの観光客に向かって手を振り大漁旗を振りました。
はじめてこんな大きな大漁旗を振りましたが、なんとかサマになっていますね(笑)
フェリーが見えなくなるまで降り続けました。
もちろんフェリーに乗って帰る観光客の方々も見えなくなるまで手を振っていてくれました。
こういうシーンっていうのは、なにかジーンと感じるものがありますね。
終わってから観光協会の方から、「以前は毎日やっていたんですが、最近は人が集まらなくなり、やったりやらなかったりなんですよ。でも助かりました。ありがとうございました」と笑顔でお礼されました。
何か島民になった感じですね(笑)
ということで、利尻島に来て早々、島民の方とのコミュニケーションも図られ、いいスタートがきれました。
「北海道ロングステイ 利尻島編 (2)」へ つづく
ラーメン美味しそう。
家の周りが、天気が悪いと、ちと寂し気ですね。でも山男のスーサンには丁度良いのかな。
Taibunさん
コメントありがとうございます。
そうですね、天気が悪いとちょっ
と寂しく感じられる所ですが、目
の前が海で静かな所が気に入って
ます。
これから礼文島のフラワートレッ
キングです。ちょうどこの時期か
ら見頃になるので観光客が大勢来
ています。