千曲川源流を訪ねる山旅 9月21日
深田久弥氏「日本百名山」から
甲武信岳から、千曲川、荒川、笛吹川、三つの川の源流が出ている。その点から言っても甲武信岳は奥秩のヘソと言いたい山である。甲州、武州、信州から、その川の源を深く探っていくと、どちらからもこの山の頂に出る。というのはおもしろいではないか。頂上の降った一滴は、千曲川に落ちて信濃川となり日本海に入る。他の一滴は荒川に落ちて大東京を貫流し東京湾に注ぐ。さらに次の一滴は笛吹川に落ちて富士川となり太平洋のものとなる。
前日、瑞牆山に登り、その足で長野県側の川上村から登山口である毛木平に入る。 初秋の頃、川上村は一面レタス畑で収穫時期真っ盛りでした。畑を突っ切り山に入り樹林帯を抜けると毛木平駐車場。前夜からの車中泊車両が5台ほど。翌朝5~6時の間にぞくぞくと登山者の車が入ってきました。
樹林帯の中を沢沿いに進みます 千曲川源流までの標識
途中のナメ滝 登山口から3時間、千曲川水源地標
地標のすぐ下の沢が源流地点です ここから稜線までシラビソの急登が続く
稜線に出ると分岐の標識。左にしばらく進むと、ようやく甲武信岳の姿が!
頂上直下から富士山! 右方向には、国師ガ岳と金峰山
頂上2475m 富士山もくっきり見えます
八ヶ岳 浅間山
三宝山2483m 頂上でくつろぐ登山者
頂上で休憩した後、来た道を戻り毛木平に向け下山。所要時間8時間でした。 下山後、今度は四阿山に向けて佐久甲州街道で上田方面に移動しました。