まんさくの花咲く奥武蔵へ
2月中旬以降、天気がいまいちパッとしません。この時期は暖かくなったり寒くなったり繰り返される日が続き、春に向かっていく三寒四温の現象なんですね。 以前より計画していた蕨山登山も晴れ日を狙って天気予報とにらめっこしていましたが、晴天予報は一週間先までありません。ならば曇りでもいいか、ということで早朝5時に起床して奥武蔵に行ってきました。 先月行った名栗湖トレイルランコースと一部重なるルートですが、今回は一般的に蕨山を目指すコースでハイキングを楽しんできました。
登山口の名郷まで車で行きます。個人のお宅の有料駐車場(平日1日500円)に車を停めてスタート。蕨山頂上まで標高差約690mを登り、下山は名栗湖がある河又まで金比羅尾根を下って行くコースです。所要時間5時間。 地図上(等高線)の①と②は急登箇所。②の頂上直下の急登は残雪があり、今回の登山で最もたいへんな場所でした。
20分程歩いて林道終点。ここから本格的な登山道がはじまります。
本来なら視界が広がる尾根道ですが、ガスのため景色が望めません。残念!
急登が続き高度を上げて行くと残雪がありました。雪が柔らかかったため今回はアイゼンを付けないで登っちゃいました。積雪20~30cmほど。踏み跡をたどりながら登りましたが、急坂だったこともあり体力はかなり消耗します。 標高1000mを超える稜線に出ると登山道は雪で埋まってました。
蕨山頂上1033m。残念ながらガスのため眺望できません。他にハイカーは誰もいません。しかたなく一人でパシャ!
大ヨケの頭で早めのランチタイム。今日も大好きなおにぎりをパクリ。
振り返れば今登ってきた蕨山 目の前にはこれから通過する金比羅山
ようやくガスが切れ、先日登った棒ノ嶺(右)が見えました。眼下には名栗湖。
下山後、山里に咲くまんさくの花と咲きはじめた梅の花が出迎えてくれました。
今回の山歩きでは、はじめて誰一人ハイカーに会いませんでした。この時期の平日であればそうかもしれません。車を停めた駐車場に戻るためバスを待つ時間に一人だけハイカーを見かけました。多分棒ノ嶺あたりに登ってきた登山者でしょう。 静かな早春を感じる奥武蔵のハイキングでした。