日本で最初の紅葉の始まり
大雪山赤岳の銀泉台
日本で一番早いと言われる大雪山の紅葉は、例年9月中旬~下旬にかけて見頃を迎えるようです。
大雪山系の中でも黒岳、赤岳周辺の紅葉から始まると聞いていました。
特に赤岳の銀泉台は、大雪山主峰「旭岳」の裏側にあたり気温も低く寒暖の差があることで見頃も早いということでした。
そんな紅葉を見てみようと釧路から一路大雪山を目指して北上しました。
その途中で足寄町(あしょろちょう)に立ち寄りチーズ工房を訪ねました。
ここ足寄町は、チーズ・乳製品を中心とした特産品のある町として牧畜業が盛んのようです。
足寄町の高原牧草地
チーズ好きのカミサンがぜひ立ち寄ってみたいという「ありがとう牧場しあわせチーズ工房」に向かいました。
ナビでは検索できない山の上にある工房のようで、地元の人に聞きながら車を走らせました。
小高い山一面が牧草地になっている見晴らしの良い牧場が延々と続いていました。
こうした環境の良い場所で放牧されることで美味しい乳製品が作られるのでしょう。
何度も道を間違えそうになりながらようやくたどり着いた山の頂上付近に工房がありました。
この場所まで来なくても麓の道の駅や周辺の小売店、又、通販などで手に入れることができますが、やっぱり近くまで来たんだから工房まで行ってみました。
日ごろチーズに縁のない私でもとても美味しいチーズをいただきました。
糠平湖(ぬかびらこ)から三国峠を超えて目指す大雪湖までに至る国道273号線は、白樺並木が続く気持ちの良い道路でした。
三国峠から見下ろすと一面樹海が広がっていました。そんな樹海の中を走る国道だったんです。
一般的に銀泉台に向かうルートは、旭川から層雲峡を経て行く場合が多いですが、大雪山系の裏側を走るこの道路は山や沿道の景色を楽しめるドライブコースではないかと思います。
大雪湖レイクサイド駐車場
紅葉の時期、銀泉台までの林道は期間限定で車両規制があり、一般乗用車の乗り入れができません。
このため、このレイクサイド駐車場からシャトルバスが運行しています。
バス料金は銀泉台まで往復1000円+協力金200円
紅葉の見頃時期になると道内はじめ、層雲峡からの観光客が殺到するため交通規制があるようです。
自然保護や林道管理などのことを考えればこうした規制は必要だと思います。
早朝8時、すでに駐車場は満車状態でした。又、層雲峡からの観光客が専用バスで続々と来ていました。
一般登山者の他に各ツーリストの団体観光客も大勢訪れていました。(ツアーバスは銀泉台まで直行)
日本一早い紅葉を目指してこれほどの人が来るんですね~。
そういう私たちもそうなんですが(笑)
銀泉台から15分ほど林道を歩くと赤岳登山口。
この登山口から20分ほどで紅葉が見られるスポットまで行くことができました。
私たちが訪れたのが9月18日でした。
翌19日に大雪山の旭岳と黒岳の初冠雪?が報じられました。
下山した翌日に初冠雪?!
TV放送で見る画像では一面雪景色でした。1日遅れれば紅葉どころではなかったかもしれません。
今は標高の高い高山の紅葉ですが、これから徐々に標高の低い所に広がっていくと思います。
また機会があれば、樹海の中を走る国道273号線の紅葉をドライブしながらぜひ見たいものです。
「2019北海道ステイandくるま旅」 つづく