旅の面白さ
いろいろな発見と出会いの旅
昨年と今年、長期のお試し住宅暮らしをしていると、その町にどっぷり浸かった生活が体験できます。
周辺の畑の姿が少しづつ変わってくる景色が楽しめました。
昨年は富良野のラベンダーが咲く前の畑から満開になるまで、そして徐々に枯れてなくなるまで。
では今年は?
お試し住宅入居時 6月中旬 ⇒ 7月中旬 退去時
ジャガイモの花が咲き、こんなにも畑の景色が変わりました。
一ヶ月の間に一面ジャガイモのお花畑になりました。
お試し住宅入居時 6月中旬 ⇒ 退去時 7月中旬
麦畑も緑から黄色に変わり、更にこれから黄金色に変化していくでしょう。
収穫は8月頃のようです。
お試し住宅滞在期間中、ほぼ毎日のように利用させていただいたスーパーマッケット。
食料品や日用消耗品類の買い物です。
旅に来てまで毎日の食事のしたくをするのはイヤ!という奥様もいると思います。
ここで出番はやっぱりご主人でしょう(笑)
普段都会で品揃えされていない食材が手に入ります。新鮮な野菜や魚介類などダンナさんの腕のみせどころです。
調理や盛り付けが下手でもいい。なんでもチャレンジして調理を楽しむことが面白い!
お世話になった床屋と美容院。
その町のことや周辺地域の情報は、どの町でもやっぱりここに来れば一発で分かります。
もちろん初めて訪れるわけですが、今回カミサンの場合、美容院の店主と話が盛り上がり、仲間内で行われている「ヨガ教室」に誘われて、その日の晩に参加したほどです。
それ以降も何度か通い、周辺の温泉場や地元の人が行くカフェ、そば屋、レストランなどの情報を得ることができました。
住宅退去後もそうした方々とのつながりが続いているようです。
まさに地元のカフェ&ベーカリー
そんな地元の方とつながりを持ったことから、貴重な情報を入手することができました。
私たちは毎朝パン食です。どこか美味しいパン屋さんないかな?と探していたところ、やっぱりあるんですね~。
普通ベーカリーといえば、商店街の一角にあったりしますが、ここは北海道ですよ~。
小清水町の畑の中にある分かりずらい場所ということで探してみました。
石窯パン工房「まる」
ようやく見つけた看板がコレ! あったあったココだ~!
なんとごく普通の一軒家? 入口にはなにも書いてありませ~ん。
恐る恐る「こんにちは~、ごめんくださ~い」と言っても返事がありません。
しかし、焼き立てパンの匂いが漂っています。
靴を脱いで引き戸を開けると、なんとガラスケースに出来立てのパンがズラ~リ。
パンを焼いていた若い店主が出てきて、「いらっしゃいませ」
何かとてもいい感じのお店です。古民家風の手造り感のある店内が気に入りました!
昭和のパン屋さんを感じさせるこのガラスの陳列ケースが実にいいですね~。
奥の石窯には火が入っていて、パン生地を焼いている風景が目に入ってきます。
窓ガラス越しに薪を焼いている熱気が伝わってきました。
買ってすぐその場で食べてみました。
これが実に芳ばしくて生地に旨みがあります。噛めば噛むほど旨みが増してきます。
カミサンと車の中で食パンをちぎって食べながら帰りましたが、一斤ほとんど食べちゃいました(笑)
へ~、こんな素敵なお店が畑の中の一軒家にあるんだ~。驚きでした!
それから何度かおじゃましてご主人とも親しくなりました。
ちなみに毎週金、土、日曜日の3日間しか営業していません。
もう一軒ご紹介します。
こちらは中富良野にあるカフェです。
実は昨年、富良野のお試し住宅で1ケ月過ごした時に何度も訪れたお店です。
このお店を知ったキッカケは、カミサンが利用した富良野の美容院の店主からでした。
多分こちらも地元民しか知らない隠れ場的なカフェです。
そして今年、清里町退去後に利尻岳に登った後、このお店にもう一度行ってみようと立ち寄りました。
「シンバカフェ」
中富良野郊外の田園地帯の中にあるカフェ。
昨年、富良野に滞在した時、毎週のように訪れオーナーさん(女性)とも親しくなりました。
開店前におじゃまして、玄関先で「こんにちは~」
出てきたオーナーさんに「覚えていますか?」と。「もちろんよ!」とニッコリ。
積もる話もあって3人でしばらく立ち話。
「さっさっ中に入って、私畑で野菜採ってくるから」と。
今日のランチ用に使う新鮮な野菜を毎日畑から採ってくることも私たちはちゃ~んと知ってます。
それだけ常連なんですから?(笑)
店内は手づくり感のあるインテリアで落ち着きます。
ほとんどのお客さんが若い女性で占められ、地元の方や近隣からのリピーターのようです。
観光客がいないというのがいいですね。
グリーンカレーランチ
サラダもスープカレーの具材も採れたて野菜たっぷりです。
女性客に人気があるのも頷けます。
ローストビーフのワンプレートランチ
こちらのランチも野菜たっぷり! 何種類の野菜があるんだろうか?
帰り際、ご主人に「来年また来るからね~」と言ったところ、「やってるか分かんないよ~」の一言。
気さくで面白い女性店主です。
旅に出るといろいろな発見と出会いがあります。
これもまた旅の面白さではないかと私たち夫婦はそう思っています。
「2018北海道ロングステイ」 つづく