リタイア生活の私たちの日常～

大型も　小型も無縁 　日々連休

 

以前、シルバー川柳をブログにアップしました。
あれから2年ほど経ち、もう一度ブログと本を読み返してみました。

ブログ：「シルバー川柳　(1)」

あの時はそれほど強く感じなかったことが、そうだよな～と思わず相槌を打つようになりました。

リタイア後の生活の中では、大きな出来事や変化はそうそうありません。
しかし、小さな事や普段気が付かない事など思い返してみれば、ユーモアのある生活実態があるものです。

※以下赤字は「シルバー川柳」より抜粋

 

　　　

 

チンをして　出すの忘れて　冷蔵庫

 

昨日食べた肉じゃがやカレーを温めなおして、今夜の食卓へと電子レンジに入れたのを忘れしまったことが度々。
気が付いたのが食後だったことから、再び冷蔵庫に戻す自分の姿がありました（笑）

電子レンジだけでなく、なんと焼き魚もグリルに入れて焼いたことも忘れ、気が付いたのが翌朝？！
もうすっかりしなびて硬くなっていました（笑）

この川柳をもじって、

「焼き魚　出すの忘れて　生ごみへ」

 

　　　

私たちの年代になると、同窓会やOB会、仲間内の懇親会などが盛んに行われます。
すでに一線から退いて継続雇用や再就職、退職してリタイア生活を送る人も出てきます。
そんな旧友たちとの再会では共通したことが意外と多いことに気づきます。

 

クラス会　それぞれ持病の　専門医

クラス会　次は俺だと　皆が言う

 

このクラス会をOB会や懇親会に替えれば、同窓会以外でも我々の世代の集まりに共通しています。

こうした場での話題というのは、特に男性の場合は過去と現在までの話が多く、将来的な話はネガティブになりがちなように思えます。
病気、孫、年金の話さえあれば、数時間でも飽きることなく盛り上がっています。

この川柳をもじって、

「クラス会　孫の待ち受け　自慢顔」

 

そして意外と多いのが、「次は俺だ」という一言がありますよね～。
〇〇君が入院した、〇〇さんが亡くなった、そして次は・・・。
「もう俺もそろそろだよ」「死ぬんだったらポックリと」という常套句が出てきます。

苦しんで死ぬのは誰でも嫌な事ですが・・・、さかんにそう言う人に限ってこんな川柳がありました。

 

ポックリと　逝きたいくせに　医者通い

 

けっこうあるよな～と思わずうなずいてしまいます。

 

 

　　　

 

又、そんな亭主を持つ奥さんの思いに、「座布団一枚！」と思う川柳がありました。

 

「おいお茶」「戸棚ですよ」と　かえす妻

コンビニに　旦那まかせて　旅に出る

 

いいんじゃないですか～！
今度は「戸棚ですよ」と切り返してみたら？
ご主人はどんな顔をするでしょうかね、私も見たいものです（笑）

 

 

退職後、カミサンと全国くるま旅を続けてきました。
宿泊場所はいつも決まって道の駅です。
まだ陽のあるうちに到着してゆっくり過ごすのが私たちの旅のスタイルです。

到着して、さてどこに駐車しようか？ということは考えません。それは決めている場所があるからです。
一般的に土産処に近い入口付近？、それとも景色のいい場所？、静かな場所？、な～んて思うかもしれませんが・・・。

 

花よりも　トイレに近い　場所選び

 

なんですよ！

車中泊しながらくるま旅をしている世代は圧倒的にシニア世代です。
道の駅に着いて車中泊する車は真っ先にトイレを探して、出来るだけ近い場所に駐車するのが当たり前の行動なんです。
皆さん考えることは同じなんですね（笑）

このことは、道の駅に限らず催し物会場や劇場、公園ピクニックなどでもそうなんでしょう。

 

 

　　　

 

シルバー川柳の本を読んでいると、一番多い題材（テーマ）は「物忘れ」です。
確かに私たちの世代になると、認知症まではいかなくても「物忘れ」の話題で盛り上がったりします。

 

あれよあれ　それよそれと　答え出ず

母が出す　「アレアレ」クイズ　超難問

わが夫　脳トレ筋トレ　アレをとれ

 

他人ごとだと言って笑えませんよね。

最近は名前が出てきません。特にタレントや有名人など、クイズ番組を観ていても「あっ、あの人！顔は浮かぶが名前が？」
又、カタカナ名称もそうです。

名前や名称に限らず、私たち世代の夫婦の会話では日常茶飯事の出来事ではないでしょうか（笑）

 

とは言っても悔しいから、

 

物忘れ　知識を少し　捨てただけ

 

な～んて、負け惜しみする今日この頃ですかね（笑）