北海道ロングステイ 最終編 旅行費用

北海道50日間の長期滞在

 

夫婦二人で53万円の旅行費用

 

旅のスタイルは人それぞれです。
どんな交通機関を利用して観光するのか、どんな施設を使って宿泊するのか、どのようなグルメを食すか、どんな買い物をするのか、そしてどの位の費用で旅をするのか・・・個人によってさまざまですよね。
旅行に対しての個人の価値観、経済観など違いますから、費用の高低は一概に言えるものではないと思います。

今回私たち夫婦の北海道旅スタイルは、くるま旅(車中泊)+お試し住宅利用、食事はその土地の産物で朝晩自炊、ランチは主にご当地グルメの外食で生活していこうと決めていました。
そして、この旅行費用は総額53万円でした。
当初予算では、予備費も含め60万円のプランニングでしたから、ほぼ想定内の金額で収まりました。
この金額が高いか、安いか、妥当かいうことは、冒頭で述べたように個人の価値観、経済観などが違いますから愚門だと思いますが、”長期滞在” という旅スタイルでどのくらいの費用がかかるかという点で少しは参考になる部分もあるかと思います。

これから各地方、観光地などでのお試し住宅等を利用して、旅の計画をされている方に少しでも参考になればと思います。

 

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「北海道ロングステイ50日間の費用 53万円の内訳」

■交通費    174千円
■食費・日用品  97千円
■外食費    107千円
■住居(宿泊費)107千円
■その他娯楽費  47千円

 

交通費

費用合計の中で占める割合は33%。
くるま旅(車中泊中心)の時もそうでしたが、交通費の割合はほぼ3割ほどを占めました。
一般的な旅行(海外、国内)でも同じようにこの位の割合を示すのではないでしょうか。

<主な内訳>
フェリー代 100千円(大洗~苫小牧往復、稚内~利尻島往復、利尻島~礼文島往復)
ガソリン代  53千円(走行距離4000Km  ガソリン410L  燃費9.9Km/L )

 

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関東から北海道へ自家用車で渡るため、大洗からフェリーを利用しました。
オフシーズンであれば割引があるため多少安くなりますが、帰りはシーズン中(夏季)のため通常料金でした。
往路6月39千円、復路8月50千円。

北海道くるま旅だけの50日間であれば、走行距離4000Kmは少ないと思います。(一日当たり80Km)
2ケ所のお試し住宅暮らしのため、主にその周辺観光や登山などに車を使うだけでしたから。
「50日間も北海道にいたんだから一周したんだろう」と思うかもしれませんが、今回の旅では道央と道北エリアだけでした。
車はハイエース(2700CC)のため燃費は良くありません。この為ガソリン代がかさみます。
しかし、通常の街中走行(8Km/L)に比べ、信号がほとんどない北海道では一定の速度で長時間走れるので燃費は大幅に改善されました。
ハイブリットカーであればいいんですが(笑)

 

食費・日用品

50日間の内、38日間はお試し暮らし住宅で過ごしました。
家財道具、電化製品、台所用品など生活に必要な設備、備品類はほとんど備え付けられていました。
このため、主に朝夕は自炊ができ、必要な食材、調味料の他、トイレットペーパー、洗剤(衣料・台所)、シャンプーなどの消耗品類は地元で購入しました。

一日おきくらいの頻度でスーパーや鮮魚店、精肉店、ドラックなどへ買い物に出かけました。
その土地ならではの食材(刺身、魚介類、野菜、肉)が豊富に品揃えされているので、あえてレストランや居酒屋にいかなくても新鮮でおいしい食品が安く手に入りました。
外食を除き、一ケ月半の食費や消耗品類で97千円は、ほぼ妥当な金額ではないかと思います。
けっして切り詰めた食費ではなく、例えばウニ、刺身、貝類、肉類など食べたい食材を購入し、自宅で調理すれば満足にいく料理が食べられますからね。

 

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利尻島での魚介類中心の自炊

 

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富良野での新鮮野菜を使った料理

 

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車中泊、くるまの中で自炊。
途中立ち寄った道の駅で購入した野菜、ソーセージなどを食材にしました。

 

 

外食費

予想していたとおり外食費はそれなりにかかりました。
旅行に来ての楽しみはやっぱりご当地グルメですからね。
自宅で自炊して食事するのもいいですが、その土地の専門店や有名店でしか食べられない食事もありますから。
主にランチを中心に外食しました。時には居酒屋にも出かけ、そこでしか味わえない料理も楽しみました。
外食費107千円、どうなんでしょうか?

 

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旭川ラーメン「青葉」           積丹半島の食堂 ウニ丼

 

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ジンギスカン専門店「ひつじの丘」     旭川の居酒屋「天金」

 

住居費・宿泊費

一般的に旅行費用の中で一番ウェイトの高い費用が宿泊費だと思います。
通常、ホテル、旅館、民宿など一泊朝食付き、一泊二食付きなどで計算され一万円~が普通です。
又、素泊まり、ゲストハウスなどは食事抜きの料金ですから、一泊数千円というのが相場でしょう。

私たちが利用した「北海道ちょっと暮らし・お試し住宅」の料金明細は下記のとおりでした。
※各市町村によって利用期間条件や料金は異なります。

<主な明細>

利尻町お試し住宅 一週間10500円(一日当たり1500円、一週間以上の利用が条件)
※電気、ガス、水道、布団料金は全て込み。

富良野市お試し住宅 一ケ月51000円(一日当たり1700円、一ケ月~三ケ月の利用が条件)
※電気、ガス、水道、布団、その他 26600円 合計77600円

■礼文島民宿一泊 18500円(二人分)

合計107千円 (全て二人で利用した金額)
※期間中、友人や家族も滞在しましたが、その分の料金は発生しません。(富良野住宅は、別途布団料金)

 

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利尻町お試し住宅
二階建て一軒家4LDK。目の前が日本海。

 

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富良野市お試し住宅
一階平屋3LDK。富良野市街地から車で10分。

 

その他、娯楽費 

各種施設入場料金(ガーデン、美術館、動物園など)、ロープェイ、日帰り入浴温泉、お土産など。
ラベンダーやお花畑などの農園は全て無料でしたから費用の面では助かりました。

 

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黒岳ロープェイ(層雲峡)         旭山動物園

 

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「麓郷の森」(北の国から) 有料     「上野ファーム」 有料

 

 

二つの意味で、「北海道は広かった!」

 

夫婦二人定年退職後、初めてのロングステイを経験しました。
働いていた時には出来なかったリタイアライフです。

今まで北海道へは、仕事や家族旅行などで何度か訪れたことがありました。
50日もあれば北海道全土を周ることができるだろうと思いますが、あえてそのことはしませんでした。
一つの場所を起点にして、いくつかの町や山岳地帯などをゆっくり観て周ることが目的だったからです。
今まで働いていた頃は、短期間で点と点を結ぶ観光地巡りに終始してきましたが、せっかく自由な時間を得ることができたのでじっくり腰を据えた旅もいいんじゃないかと思っていました。
それにしても、”北海道の大地は広かった” と感じました。
50日滞在して道北、道央の一部しか行動できませんでした。
次回は道東、また次は道南をゆっくり ”面として旅をしたい” と思ってます。

もう一つの「広かった」という感想は、”世間は広かった” ということでした。
私たちのようなくるま旅、長期滞在などを楽しんでいる人やご夫婦は少数派と思っていましたが、この北海道に来てそんな思いは一変しました。
全国各地から自家用車、バイクを運転して北海道に渡ってくるシニア世代の人たちが数多くいたことでした
旅先でそうした方々とお話したり、その姿を見たりすると、「お互い歳をとってもまだまだやるじゃないか!」という気持ちが沸いてきます。
普段身の回りの生活範囲だけに目を向けていますが、ちょっと外の光景を目にした時にはいろいろな発見があります。
もう歳だからと言って自分から行動範囲を縮めてしまうより、こうした旅を通して元気な気持ちを得ることができるような気がします。

 

北海道の長い旅は終わりました。
さて次はどんな旅をしようか、すでにそのプランは始動しています。
気力、体力、好奇心!まだまだ旺盛です(笑)

 

「北海道ロングステイ」 おわり

 

 

6 thoughts on “北海道ロングステイ 最終編 旅行費用

  1. すーさん、初めまして。私も鎌倉リタイヤライフ掲示板から、こちらのブログに参りました。
    皆さんおっしゃっていますが、写真がきれいですね。特にお花がすてきです。ベストシーズンに
    訪れておいしい食事をとる、しかも50日間、なんてすばらしい北海道旅行なんでしょう。ひとつ
    気になりましたが、京極吹き出し公園へは行かれなかったのですか?羊蹄山には行かれたのに。
    ブログにはでていないだけ?きれいな水のある場所が好きな私としては、???。(きれいな水
    の場所として、私にとって比較的の近場の(私は神奈川県在住です)三島や富士宮も好きで
    す。)
    好きな所に長期滞在、いいですね。私の場合はささやかですが、超ちょっと暮らし(1週間くら
    い)をしようかと計画しています。今年の3月に西日本方面を6泊7日で旅行して気に入った元気
    な商店街のある姫路で。ちなみにこの時訪れたのは、関ケ原、比叡山坂本、神戸、小豆島、姫
    路、城崎、京都、近江八幡、彦根、長浜です。

    1. エッツルさん

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。
      エッツルさんから言われるまで「京極ふきだし公園」のことは知りませんでした。
      羊蹄山まで行っていたんだから知っていればぜひ立ち寄りたかった場所ですね。残念です。
      この時、私たちの行動は登山口のある真狩キャンプ場からニセコ⇒倶知安町⇒積丹方面に向かったため、ちょうど反対側にある京極吹き出し公園の存在すら知りませんでした。
      また今度この方面に行く機会があったら立ち寄ってみたいと思います。

      私たちの旅は、退職してからまだ西日本方面に出かけていません。
      来年、西日本方面の旅を計画していますので、ぜひ情報をいただきたいと思います。
      エッツルさんと同じように「水」のきれいな場所や活気ある商店街など大好きです。有名な観光地だけでなく、昔から地元で愛されている場所にもぜひ行ってみたいです。

      これからも時々でいいのでこのブログに立ち寄ってコメントください。
      貴重な情報ありがとうございました。

        1. Rockyさん

          いつも情報ありがとうございます。
          羊蹄山の湧水もあったんですね。
          登山口が真狩村でしたから近かったんですね。
          今後、道南方面も計画しているので、その時は立ち寄ってみたいと思います。

  2. すーさん、お久しぶりです。50日の北海道旅行、多分、ほとんどの場所に行かれると思いまし
    たが、道央が中心だったのですね。
    夏の北海道は、緑とお花がきれいです。写真を拝見して楽しませていただきました。

    >旭山動物園
    私は動物が大好きです。確か旭山動物園には狼がいましたね。ちょっと気になります。

    もう来年の計画を練られていらっしゃるのですね。
    お楽しみは取っておいたほうが良いかもしれません。

    >好奇心
    このワクワクする気持ちは大切ですよね。

    50代後半あたりから、体力、気力、に個人差が出てくるのではないかと思います。
    どうぞ健康に気を付けて、これからも大いに人生を楽しんでください。

    1. Roseさん

      お久しぶりです。
      旭山動物園に狼いましたよ。
      まさか狼まで動物園にいるとは思いませんでした。ちょっと見だけでしたら犬に似ていますが、鋭い目や長い鼻先など精悍さがありました。

      人によって体力は異なり50代後半頃から個人差が出てきますよね。
      お陰様で身体だけは大丈夫なので、できるだけ動き回ろうと思ってます。
      Roseさんががおっしゃるように好奇心は持ち続けていきたいと思います。
      根が単純なんでいろいろな発見や美しい景観、花々などにすぐ感動したりして、「次は」というところにつながっていくのでしょうか(笑)
      これからもそんな想いを大事にして、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

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