持久系スポーツ

60代からの楽しむスポーツ

 

定年退職後にスポーツを始める人は多いと思います。
働いていた頃は時間的な余裕がなかったこともあるのでしょう。
年齢を重ねてきたことで体力の衰えを意識し、少しでも健康維持を目的に始める場合もあるでしょう。
その動機は人それぞれだと思います。

私は長年登山に親しんできました。
退職後は日本百名山を目指したことから、本格的に登山に出かける頻度が多くなりました。
全国に点在する百名山登頂と共に夫婦でくるま旅を続けてきました。

登山の場合は、体力トレーニングの他にある程度の準備(登山計画や装備など)が必要になります。
更に登山口までの移動ルートや距離・時間など、それなりのプランを立てて行うスポーツということも言えます。

普段の生活の中で気軽に体を動かし、運動に親しむということであれば「持久系スポーツ」が最適ではないかと思うようになりました。
年齢を特に意識することなく、又、時間を気にすることなく一人で出来て健康維持・増進につながることから、一石二鳥三鳥にもなるのではないでしょうか。

そんな持久系スポーツには、ランニング、スイミング、サイクリング、そして登山などがあります。

持久系スポーツこそ、才能や外的要因に左右されず、自分の頑張りがそのまま結果に結びついていきます。
この手のスポーツは人と競わないで、自分と対峙するいうのがポイント。
自分を見つめなおすということ、マイペースで行うので無理しなくていいし、一人でも続けられるというのもポイントです。
プロアスリート白戸太朗氏

 

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こうしたスポーツのほとんどはシンプルなものばかりです。
走る、登る、泳ぐ、自転車を漕ぐ・・・。
子どもの頃から慣れ親しんだ運動なんですよね。
技術や能力を特に必要としないで、誰でもが気軽にできるスポーツと言ってもいいと思います。

定年退職後に民間のジムや公営の市民スポーツセンターに通う人をよく見かけます。
私もその一人です。

こうした施設では、筋力トレーニング機器、エクササイズ教室、プール、ランニング専用コースなどが設けられています。
費用はそれほどかからず月額5千円~1万円前後の会費がほとんどだと思います。
自宅で一人でトレーニングする方法もありますが、できればこうした施設を利用した方が長続きするものかもしれません。
というのも、一人ではどうしても飽きてしまう、他の人から刺激をもらう、コミュニケーションができる、自宅にない専用機器やプールが利用できるなどの点からいって有益なものがあるからです。

退職後に家にいるばかりより、外に出て様々な刺激を受けるほうが精神的、肉体的にも健康でいられるのではないでしょうか。

 

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市民スポーツ大会への参加

 

日々のトレーニングの効果を何らかの方法で試すことも面白いものだと思います。
スポーツジムでは個人の体力・筋力効果を測定する機器もありますが、競技としてのスポーツ大会に出場し自分の記録を確認する方法もあります。
なによりもこうした大会はリアルな緊張感が楽しめると思います。

競争というと腰が引けてしまいますが、あくまでも自分ペースでどの位の記録がでるか試してみたらいかがでしょうか。
一人で出来るスポーツですから、自分の頑張りがそのまま結果に出ることで励みになります。
又、大勢の人と競うことで記録を伸ばすこともできるのではないでしょうか。

このようなスポーツ大会は、年間を通して全国各地で行われています。
例えば、インターネットサイトにあるものでは、各種イベントへの募集案内が随時掲載されています。

SPORTS ENTR (スポーツエントリー)

マラソン・ランニング、サイクルイベント、スイミング、トライアスロン、スカッシュ、ゴルフなど

MSPO ENTRY(エムスポエントリー)

トライアスロン、デュアスロン、アクアスロン、ランニング、スイミング、サイクリング

ツール・ド・ニッポン

サイクリングイベント

 

こうしたスポーツイベントは、公共機関(行政)が主催する大会や法人スポーツ団体、民間のイベント会社が運営する大会など様々です。
自分の住んでいる近くで行われるイベントを検索したり、又、個人の力量やスケジュールに合わせて自由にエントリーすることができるので便利です。

 

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各スポーツを組み合わせた競技

 

一般的なスポーツは、それ自体単独の競技がほとんどです。
例えば個人スポーツとして、陸上競技では短距離走、長距離走(マラソン)、走り幅跳び、棒高跳び・・・。
水泳でも100m、200mの自由型、平泳ぎ、バタフライなど一つの競技です。卓球やテニス、レスリングや柔道・剣道といったものもそうです。
団体競技においても、野球、サッカー、バレー、バスケットなども一つの競技です。

こうした一つスポーツを組み合わせて競技するものがあります。
それは、トライアスロン、デュアスロン、アクアスロンという競技です。

現在、個人競技で最もスポーツ人口の多いものはマラソン、スイミング、サイクリング(バイク)の3種があります。
人口が多いということは、それだけ日常的に親しまれているスポーツではないでしょうか。

この3種のスポーツを組み合わせたのが下記のような競技です。

■トライアスロン(3種競技):スイム→バイク→ラン
■デュアスロン (2種競技):ラン→バイク→ラン
■アクアスロン (2種競技):スイム→ラン

スイム、バイク、ランの距離は、それぞれの大会ごとに異なっています。

中でもトライアスロンの場合は、オリンピック競技として世界の公式スポーツの一つです。
スイム1.5km、バイク40km、ラン10km、計51.5kmという、とんでもない過酷なスポーツです。
ほとんどが若い世代を中心にした競技ですが、持久系スポーツの一つとして捉えた場合、けっして若者だけのスポーツとは言えないのではないでしょうか。
ランにおいてもマラソンを考えた場合、42.195kmという途方もない距離をシニアの人たちが大勢走っています。

あくまでも自分のペースを守り、自分と対峙するスポーツと考えてみたらいかがでしょうか。
記録や順位というよりも ”完走を目的” としたら、よりシンプルに受け入れることができると思います。
自分で自分の力をコントロールすることができるようになれば、更に面白く楽しいスポーツになっていくのかもしれません。

 

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プールを利用したトライアスロン

 

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海を泳ぐトライアスロンやラン競技

 

 

“素の自分をさらけ出す” 

 

私たちの年代になると、今まで様々な社会経験をして生きてきたことから人間的な自負というものが少なからずあると思います。
それはそれで大切なものであり一つの財産だと思います。

しかし、一方でそうした経験やプライドといったものが邪魔をする場合があります。
「今の若い者は・・・」といった思いは、違う側面から見れば「そういう生き方や考え方があるんだ」というように代えられるものがあります。
私たちの世代だからこそもっと柔軟に物事を見ることが求められているのかもしれません。

純粋なアマチュアスポーツの世界は、損得勘定、利害関係、ましてや忖度などはまったくありません。
そういう意味ではストレートに自分自身をあらわすことができるものだと思います
こうした世界というものは、今まで生きてきた範疇の中では意外と少ないのではないでしょうか。

今まで培ってきた経験やプライドなんて全く関係のない世界では、まさに ”素の自分をさらけ出す” ことになります。
それはそれで大きな意味があると思います。
全くゼロからスタートすることで、すべてのものが新鮮に感じられ、素直な気持ちで受け入れることにつながるでしょう。

「全く歯がたたない」「手も足も出ない」「もう限界だよ!」・・・。

私はそれでいいと思います。逆にそうでなくっちゃ面白くない!と。

そして、日々トレーニングしたり、競技に参加する中で少しでもその効果があらわれてくれば、大きな喜びにつながるものがあります。
更にこうした経験をとおして 謙虚” になれることも大事なことではないでしょうか。

 

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私たちのような年代になると身体的な面などで様々な支障が出てきます。
若い頃に比べ激しい運動はかえって怪我や病状を悪化させてしまう原因にもなりかねません。

持久系スポーツの良いところは、自分の体力に合わせて ”マイペース” ”コントロール” ができることだと思います。

競技に出場して若い人にはかないません。当たり前のことです。
あくまでも自分自身との戦いで、それを楽しめればいいのではないでしょうか。
結果、最下位でもいいじゃないですか。
そうした頑張りに対して参加者や観戦者・大会関係者から大きな拍手で迎えられます。

「参加することに意義がある」

私はこの言葉には深い意味があるように思います。

 

 

各種スポーツ大会参加(エントリーと記録)

各スポーツ大会はブログにリンク

※出場予定で大会中止になったレースも記載

2018年10月「小江戸川越ハーフマラソン」10kmの部  1時間6分16秒 2055位

2018年12月「UP RUN彩湖マラソン大会」10kmの部  1時間2分24秒 38位/82人中

2018年12月「UP RUN皇居マラソン大会」10kmの部   57分51秒 31位/68人中

2019年 1月「葛飾柴又ロードレース大会」10kmの部   58分21秒 30位

2019年1月「ランニングフェスタin昭和記念公園」10kmの部 59分24秒 83位/141人中

2019年2月「森林公園完走マラソン大会」10kmの部   1時間28秒  47位

2019年2月「東大島荒川河川敷マラソン大会」10kmの部 59分41秒  26位/45人中

2019年3月「日高かわせみマラソン大会」10kmの部   59分17秒  57位

2019年3月「吉川なまずの里マラソン大会」10kmの部  57分50秒  64位

2019年5月「ツール・ド・ニッポン銚子グルメライド」 バイク70km

2019年6月「豊田トライアスロンフェスティバル」(愛知)一般男子Aの部 1時間18分36秒 49位/50人中

2019年6月「みなと酒田トライアスロンおしんレース」(山形)スプリントの部 1時間14分8秒 43位/48人中

2019年10月「しまだ大井川マラソンinリバティ」10kmの部 1時間2分55秒 705位(60代95位)

2019年11月「足利尊氏マラソン大会」10kmの部  57分34秒  56位/158人中

2019年11月「ツール・ド・ニッポンつくば霞ヶ浦」 バイク60km

2019年11月「小江戸川越ハーフマラソン」10kmの部  1時間2分4秒 1431位

2019年12月「羽生水郷公園デュアスロン大会」 ワンレースの部 1時間5分12秒 16位/16人中

2019年12月「谷川真理クリスマスマラソン大会」10kmの部 56分00秒 60代の部2位

2019年12月「UP RUN皇居マラソン大会」10kmの部  59分17秒 18位/35人中

2020年1月「森林公園デュアスロン大会」ビギナークラス 56分3秒 18位/18人中

2020年1月「新座市ロードレース大会」風邪の為棄権

2020年3月「手賀沼デュアスロン大会」コロナウイルスの感染拡大のため中止

2020年4月「吉川なまずの里マラソン大会」コロナウイルスの感染拡大のため中止

2020年6月「みなと酒田トライアスロンおしんレース」コロナウィルスの感染拡大のため中止

2020年8月「ツール・ド・ニッポン 熊谷バーニングマンレース」男子ロードソロⅡの部 75位/88人中

2020年9月「秋のしもふさクリテリウム」90分エンデューロ 95位/101人中 26周回 平均時速25km

2020年9月「南房総アクアスロン大会」ショートの部(スイム500m、ラン5km)21位/23人中 45:16

2020年10月 「川崎マリンエンデューロ」2時間ソロの部 残り20分を残しパンクのため途中リタイア

2020年10月「デュアスロンin加須大会」ラン5km、バイク21.6km、ラン3km 39位/42人中 1:42:53

2020年11月「CTUデュアスロン大会in下総」ラン3km、バイク21km、ラン3km 53位/54人中 1:27:41

2020年12月「羽生バイク&ラン」ラン1.5km、バイク10km、ラン1.5km 12位/17人中 38:34

2021年4月「相模川芝ざくらマラソン」10kmの部 1時間4分1秒 85位/107人中 60代以上16位/27人中

2021年4月「ツール・ド・ニッポン袖ケ浦チャレンジ」50kmソロ男子 20周 2時間6分9秒

2021年5月「柏の葉爽快マラソン」10kmの部 1時間3分8秒 74位/90人中 60代以上8位/11人中

2021年5月「渡良瀬遊水地トライアスロン大会」コロナウィルス感染拡大のため中止

2021年10月「南熱海アクアスロン大会」ショートの部(スイム500m、ラン5km)45分12秒 49位/53人

2021年11月「デュアスロン大会in下総」一般B部門(第一ラン1.5km、バイク10.5km、第二ラン1.5km)

2021年12月「ベジタブルマラソンin柏」10kmの部 1時間56秒 66位/87人中

2022年1月「立川デュアスロン大会」Bタイプ(第一ラン4.5km、バイク28.8km、第二ラン4.5km)

2022年6月「大磯ロングビーチトライアスロン」一般の部(スイム375m、バイク10km、ラン2.5km)

2022年11月「小江戸川越マラソン大会」 10kmの部 1:07:46

2023年11月「小江戸川越マラソン大会」 10kmの部 1:09:45