北海道ロングステイ 最終編

北海道ならではの光景

 

今回の旅ブログでは、北海道の自然風景、ガーデン、農園、食べ物などの紹介や写真をアップしてきました。
テーマとしては、観光地、登山、グルメが中心でした。
そんな旅の中で、ちょっと変わった光景、「北海道ならではだな~、北海道らしいな~」という写真も撮ってきました。
意識しないで何気なく撮った写真も、後で見ると納得(ならでは、らしさ)の一枚だったりします。

 

道路・交通編

 

北海道を車で走っているといろいろな光景が目に飛び込んできます。

 

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真っすぐな道路。
本州ではまず見ることがない延々と続く一直線の道には驚きます。
信号や横断歩道がない道路ではスピードの出し過ぎに要注意です。白バイ、パトカーが脇道に待機している光景を何度か目撃しました。
ある日、前を走る白バイが右折しました。白バイが前を走っていると走りづらいです。ヤレヤレと思って、右折した白バイを目で追っていくと、なんと交差点から50m付近でUターンして木陰に待機していました。
右折した交差点は一旦停止標識がありました。なるほど、一旦停止違反者を取り締まるために待機したんですね。

その他、「ネズミ捕り」もやっていましたが、対向車のパッシングのお陰で助かったこともありました(笑)
※写真右は、上富良野にある「ジェットコースタの道」

 

 

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北海道一周、日本一周の旅。
まさに北海道ならではの光景ですね。本州でも見かけますが、こうした光景は北海道が圧倒的に多かったです。
自転車での北海道一周は主に若い人が多かったです。体力がなければできないことですからね。
バイクは中年ライダーが多かったです。バイクの場合、メッセージを書き込んでいる人を数人見かけました。

 

 

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熟年ライダー。
バイクツーリングでは圧倒的にオヤジライダーが多かったです(笑)
ほとんどが大型バイクで団塊世代以上の方々ばかりでした。

写真右は、私がコンビニの駐車場で休憩していた時のある光景です。
75歳以上と思われる後期高齢者らしい方が、コンビニから出てきて足を引きずるように歩いていました。
近所の足の不自由なおじさんが買い物に来た帰りかな?と思って何気なく見ていたら、なんとその方は、大型バイクの所で立ち止まり買い物袋をバイクに載せています。えっ!、通り過ぎるのかな?と思っていたらバイクの持ち主でした。
北海道で見たハーレーダビッドソンの中では一番大きいバイクでした。
この人も北海道バイク旅の方のようでした。
世の中広いですね~。

 

 

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レンタカーを使った外国人(中国、東南アジア系)観光客。
この時期、有名な観光地は多くの観光客で賑わっていました。
※写真左の観光バスは、ラベンダー畑で有名な「ファーム富田」の駐車場
北海道を観光する場合、交通手段は車が主流です(バス、レンタカー、自家用車)
観光バスを利用したバスツアーの乗客は、主に日本人観光客が中心でした。

私たちが周った観光地、ショッピングセンター、レストランでは、予想以上に外国人観光客が多かったのには驚きました。
こうした外国人観光客(中国・東南アジア系)はバスツアーではなく、どのようにして観光をしているのでしょうか?
それは、圧倒的に札幌ナンバーのレンタカーでした。(「わ」「れ」ナンバー)
利用されているレンタカーは、大型ワンボックスカーとキャンピングカーでした。
家族、友人同士で観光しているグループがほとんどでした。
車移動が主流の北海道ならではの旅スタイルの変化と個性化、多様化なんでしょうか。

写真右のレンタカーに張られたステッカーは、シンガポールからのガイド付き観光客の車でした。
この写真を撮った場所は、上富良野の蕎麦屋「まん作」でした。他にも中国系の外国人も多く来店していました。
お蕎麦屋さんに外国人? そーなんですよ!こんな所にも外国人が押し寄せて来ているんです。
ネットの時代なんですね。ミシュランガイドに掲載された影響なんですかね?

その他にも外国人が運転する車(レンタカー)のリアガラスに「外国人が運転しています」というプレートが張ってありました。
後続する車に、”前方を走っている車は外国人が運転しています” ということを認知させるための物で、注意して走行しましょうという合図なんですね。

こうした外国人観光客のレンタカー利用は、今までの ”特定された観光関連施設” だけに観光収入が落ちることがなくなり、その地域全体にまんべんなくお金が落ちていくようになったのではないかと感じます。
今までは団体ツアーによる観光客は、大型ホテル、総合ショッピング施設(お土産)、一部の有名観光地などでしたが、今ではゲストハウス、コンビニ、スーパー、町のレストランやカフェ、ラーメン店、雑貨屋、市民公園など・・・。
日常地元民が利用するお店にも多くの外国人観光客の姿を見たことから言えることでした。
そういう意味では、町全体の活性化につながっているように思いました。

 

 

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くるま旅の聖地!
北海道はくるま旅にとって憧れの所です。
今回のブログでも車中泊をしながら旅を続けている方々を紹介してきました。
キャンピングカーだけでなく普通乗用車(ワンボックスカーなど)を利用している人たちが大勢いました。
なにもキャンピングカーだけが車中泊できる車ではありません。
普通乗用車でも車内の寝床や物入れなどを工夫して車中泊している車を数多く見ました。
こうした車は、キャンピングカーよりも圧倒的に多いというのが北海道での光景でした。

とは言っても本州で走っているキャンピングカーの数より北海道で見る台数は圧倒的に多いです。
キャンピングカーも普通乗用車も車中泊する場所はほとんどが道の駅です。
こうした道の駅で「キャンピングカー駐車場所」という標識がありました。
それだけ大型の車(キャンピングカー、キャンピングトレーラーなど)が多いということなんですね。
わざわざ専用駐車場として指定している道の駅を初めて見ましたが、これも北海道ならではの光景でした。

 

 

グルメ編

 

グルメといっても高級料理とか高価な食材ではありません。
ごく普通に日常食べられている料理、食材にスポットを当てて「北海道らしさ」を特集してみました。

私たちが普段利用しているスーパーやお魚屋さん、お肉屋さんにも珍しい光景(品揃え)を目撃することがありました。

 

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日本海沿いのスーパーでは、近くの漁港で上がった新鮮なお魚の刺身が陳列されていました。
ひらめ、たこ足、真かすべ、にしん、ホタテなど格安の値段で品揃えされています。
こうした町のスーパーやお魚屋さんに行けば、いろいろな種類の刺身や魚介類を手に入れることができます。

 

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ほっけの開き天日干し。本州の漁村でもこうした風景を目にしますが、やはりほっけに関してしては味が違いました!
若い漁師さんが獲れたてのなまこを持ってきて、吐き出されたなまこの内臓を見せてくれました。

 

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昔から養豚業で盛んな上富良野町のお肉屋さんでは、一般に流通されていない「さがり」が販売されていました。
どちらのお店も豚肉専門店です。豚肉だけで繁盛しているんですからすごいですね。
所変われば食文化も変わっていました。

 

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北海道といえばジンギスカンです。
町のスーパーでは、考えられないほどのスペースを取ってラム肉が販売されていました。
国産(北海道産)のラム肉と思いきや、なんとニュージーランド産でした。
北海道で一般的に食べられているラム肉は輸入品なんですね。ジンギスカンという食習慣を持つ道民の皆さんは、国産にこだわりはないようです。美味しく味付けされていれば安く食べられますからね。
ちなみに肩ロース100g168円でした。国産ですと約4倍位(和牛並み)です。

お試し住宅に友人家族を招いてバーベキューをやりました。
この時、国産ラム肉と輸入ラム肉の両方購入して食べ比べてみました。タレはジンギスカン専門店(「ひつじの丘」)で購入したものです。
特にどちらの肉か言わずに食べてもらいました。
結果、「こっちの方がおいしいね!」という評価でした。こっちとは輸入ラム肉でした(笑)
安くて美味しいジンギスカン、輸入ラム肉で十分だと思います!

 

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ようかんパン
”北海道隠れグルメ” ”ご当地パン” ???
北海道に滞在中、知人のRockyさんからメールが入りました。
「すーさん、セイコーマートで ”ようかんパン” という珍しい菓子パンがあるからぜひ試してみて」という連絡が入りました。
北海道NO1のコンビニ「セイコーマート」は、滞在期間中頻繁に利用しました。
写真のとおりパン生地にようかんがぬってあり、中身はクリームがたっぷり。
見るからに「甘そ~!」という感じです。
こんなパンが大好きなので即買って食べてみました。これが実に旨い!
帰りのフェリーの中でも食べようと、苫小牧のセイコマートでなんと4個も大人買いして食べちゃいました(笑)
辛党には絶対敬遠されるパンだと思いますが、これも北海道ならではの光景なんでしょうか。
北海道での長期滞在中にいろいろな光景を目にしてきました。
長く滞在していると旅行という視点ばかりでなく、日常の何気ない風景までが目に映るようになります。
これも長旅の面白さだと改めて感じるものでした。
こうした何気ない光景のほうが思い出に残るということもあるかな?と思います。

 

ということで、最後は私なりの「北海道らしい光景」をテーマにアップしてみました。
そして、今回のロングステイ50日間の費用はどのくらいかかったについては、次回のブログでアップしていきます。
今後、北海道での長期滞在を考えていらっしゃる方や旅行予定のある方などに少しでも参考になればと思います。

 

「北海道ロングステイ 最終編 滞在費用」へ つづく

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