北海道ロングステイ くるま旅編 (5)

日本海沿いにニシン街道を北上

 

小樽から日本海沿岸を走る「日本海オロロンライン」で稚内を目指し北上していきます。
途中、道の駅で2泊車中泊しながらのくるま旅が続きました。
このオロロンライン(国道231号、232号線)は、昔「ニシン街道」とも呼ばれ、港町で栄えた街道だったそうです。

北海道の内陸部の道路を走ると、真っすぐ地平線まで伸びるロードラインが続きます。
今回、このオロロンラインは、沿岸道路といっても内陸部と同じように真っすぐな道が延々と続き、「北海道を走っているな~」という思いで運転ができました。
対向車も後続車もいません。ちょっとアクセルを踏めば軽く時速80Km位が出てしまうほどです。
制限時速50Km標識が点在する中、法定速度を守ってゆっくり走らせていきます。
このスピードで走っている車はほとんどありません(笑) 後続車が来れば追い越されてしまいます。
「どうぞ」というように車をちょっと左に寄せれば、抜き去った車がハザードランプを点滅していました。
”ゆっくり走ろう北海道” でいいんじゃないですか。

 

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道の駅「おびらにしん番屋」 隣には昔使われていたにしん番屋の建物が。
最近の道の駅は、その土地の歴史・風土を伝え、特産品をアピールしている所が多いです。
この道の駅でも「にしん」を演出、宣伝したショールームとショップがありました。
建物と内装はとてもきれいで、トイレも清潔でした。
これだったら当然車中泊ですよね!

この道の駅で、神戸から来られたご夫妻(60代後半)との出会いがありました。
5月末から北海道に来て、すでに道南・道東を巡り、これから道北、帰りは旭川、富良野を訪ねて6月末に帰ると話してました。

 

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稚内に向けてオロロンラインを走っていきます。

 

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初山別の道の駅に隣接する沿岸のキャンプ場にもにしん街道の碑がありました。
街道沿いでは、風力発電が盛んに行われています。

 

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天気がイマイチでしたが、天塩川付近から利尻山が微かに見えました!

 

 

このオロロンラインを挟んで左に日本海、右側にはサロベツ原野が広がっています。

 

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このサロベツ原野の中央に原生花園があり立ち寄ってみました。(無料)
一周約1Km(40分)の木道があって、季節の植物を観察することができます。

 

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この時期、エジカンゾウ(ニッコウキスゲ)やカキツバタが咲いていました。

 

 

車中泊に便利な施設やお店

 

くるま旅には大きく分けて2つのスタイルがあると思います。
一つは、移動は車、宿泊はホテル、旅館、民宿などを利用した旅。もう一つは車中泊を中心にした旅のスタイルです。

今回は車中泊を中心にした旅でしたので、車中泊に便利な施設やお店について紹介したいと思います。
日常生活を車の中で過ごすことから、基本的な生活に必要な物(移住食)がポイントになってきます。
例えば、最低限の生活としては、寝る場所、トイレ、洗面、風呂、食料、水などです。
こうした物や場所を移動中に意識してチェックしていくことが、くるま旅を快適に過ごすコツなんだということが最近わかり始めました。

 

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寝る場所は、なんといっても道の駅ですね。
トイレ、洗面が24時間利用できることがくるま旅にとって強い味方です。

お風呂(日帰り入浴、温泉施設)も必ずチェックしておくことも必要です。

 

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道路沿いにあるコンビニは、軽食、飲料などちょい買いには便利ですね。駐車場で休憩もできます。
コンビニは全国チェーンの大手よりも地元北海道の「Seicomart(セイコーマート)」が圧倒的に多いです。
特に僻地に行った時にはたいへん助かりました。

その他、食料品の買い物は、その土地のスーパーや生鮮市場が安くていいです。
特に北海道の海岸沿いの市町村には鮮魚市場が多く、新鮮で珍しい魚介類があって見学だけでも面白かったです。

 

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サーモン専門店で購入したおにぎりはボリューム満点でした。ランチはこれでOKです。
獲れたてのアスパラは、車内で炒めたりサラダ毎日食べてました。
食堂やレストランの食事もいいですが、こうした地元の食材をスーパーで買えば安上がりです。

 

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北海道でも水はどこでも手に入りました。特に地元の方が利用している伏流水などの湧水が数か所ありました。
空のペットボトルにまとめて汲んできました。もちろん無料です。

コインランドリーも必須ですね。コンビニで聞いたり、ネット検索すれば必ずあります。
洗濯している間は、散歩がてらその街の探検で~す。

 

ということで、くるま旅に必須の場所とお店は、道の駅、コンビニ、スーパー、入浴施設、コインランドリーでした。

次回、くるま旅はいったん休憩して利尻島、礼文島に渡り、体験住宅とトレッキングです。

 

「北海道ロングステイ 利尻島編」へ つづく

 

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