室蘭名物グルメと洞爺湖

２年前、北アルプスへ登山に行った時、北海道から来られていた登山者と知り合う機会がありました。
山小屋でお互いの登山を趣味にする話や情報を交換する中で、その方は北海道の魅力を熱く語ってくれました。
山や高原トレッキングする話でしたから、「北海道の一番いい時期は６月から７月にかけてですよ」とおっしゃっていました。
なぜなら、過ごしやすい気候、花が最もきれいに咲く時期、そして梅雨がないことなどを挙げていました。
そうした話は、私の頭の中から消えていませんでした。
北海道に行くなら絶対６月から７月にしようとその時以来決めていました。

北海道車中泊初日は、室蘭の道の駅に泊まりました。
室蘭と言えば、鉄鋼の町ということだけはちょっと知っていましたが、その他の知識は全くありませんでした。
事前にガイドブックやネットなどで調べたところ、観光では地球岬、グルメでは母恋めしが名物のようです。

室蘭の道の駅に車中泊。
全国ナンバーの車中泊車がズラリと駐車していました。やはり噂どおり北海道はキャンパーの聖地ということでしょうか。
キャンピングカーに限らず、ワンボックスカーなどで北海道旅をしている車が実に多いですね。

早朝、周辺を散歩している時、大型のキャンピングカーからご主人が顔を出してお互いあいさつをしました。
同じ車中泊組ということで、こうしたあいさつはあうんの呼吸です。
４日前、秋田からフェリーを使って苫小牧港に着いたというご夫妻は山形の方でした。
お互いこの後のスケジュールを話したところ、ほぼ同じようなルートで日本海沿いに利尻島を目指すようです。
年齢は団塊世代のご夫婦のようで、他の車中泊組の方々もこの年代でした。

登山もそうですが、この年代（団塊世代）の方々のエネルギッシュな姿にはいつも励まされ、元気をいただいています。

これってなんだかわかります？
工場夜景なんです。夜、道の駅のトイレに行った時、偶然この夜景をみることができました。
そういえば、カミサンが以前買ってきた「日本の夜景」ブックに出ていた光景でした。
「う～ん、これがそうなのか～」

地球岬展望台。”地球の丸さを実感できる”・・・？
天気がイマイチだったので水平線がはっきりしませんでした。

この地球岬で「母恋めし」ランチです！
この地球岬に来る途中、室蘭本線母恋駅で販売されている駅弁「母恋めし」を買ってきました。

弁当の中身は、ホッキガイのおにぎり２個、燻製卵、スモークチーズと漬物、ハッカ飴付きで１０５８円。
全て手作りということで限定数しか販売されていないことから、カミサンは「早く買いに行かないとなくなっちゃうよ～」とオヤジに矢継ぎ早の催促。
ホッキガイがたっぷり入っていて、その他のおかずも手の込んだ物ばかりでした。

「旅で地方に来たらその土地の名物グルメを食そう！」というのが、私たちの旅のスタンスです（笑）
この室蘭では、「やきとり」が名物のようですね。

室蘭やきとりは、豚肉と玉ねぎを竹串に刺し、焼き鳥のように焼いた室蘭市の焼肉料理。豚肉を使用するものの関東地方でいう「やきとん」とは呼ばず、鶏肉やモツを使ったものとの総称で「やきとり」と呼ばれている。
ウィキペディア

道の駅で知り合った地元青年に「室蘭はやきとり店がたくさんあるけど、おすすめなお店はどこ？」と聞いたところ、間髪いれず「鳥辰本店だよ」と返ってきました。
ということで、早速行ってみました。
ごく普通のやきとりっていう感じですね、練りカラシを付けて食べるのが室蘭流なのでしょうか。
店員さんから「豚肉はタレ」をすすめられました。甘味の強いタレですね。
私たちがカウンターで食べている間、ひっきりなしに電話注文がありました。数十本単位で持ち帰るお客さんが来店していました。
まさにこのやきとりが室蘭のソウルフードなんですね。