スリランカ旅行 (4)

格安でフレンドリーなゲストハウス

 

今回娘が企画した旅行では、バワ建築の高級リゾートホテルも利用しましたが、庶民的なゲストハウスも盛り込んだプランでした。
13日間の内、5泊ゲストハウスに宿泊しました。
日本でも海外旅行者が増えるにしたがって、こうした宿泊施設が拡大していると聞いています。
一般的には、素泊まり2000円~4000円位の料金でトイレ、シャワーなどが共有の所が多いようです。

今回スリランカで泊まったゲストハウスは、一泊朝食付きで一人当たり3000円前後でした。
部屋はツインタイプでトイレ、シャワー、洗面台などは室内にあり、ホテル並みのきれいな所でした。
単に寝るだけの宿泊施設として利用する方もいると思いますが、なんといっても家庭的な雰囲気とサービスがあり、オーナーさんとのコミュニケーションが図られる点では、とても心温まる旅を楽しむことができました。

こうしたゲストハウスと高級リゾートホテルを組み合わせれば、それほど高額な旅費にはならないと思います。
特にスリランカでは、ゲストハウスを利用して欧州からの多くの観光客が、ロング・ミドルステイで過ごされていることも頷けます。

 

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タンブッラ石窟寺院。2200年以上の歴史をもつといわれています。

 

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スパイスガーデン
カレーをはじめとするいろいろな料理に使われるスパイスや身体治癒のためのハーブ類などがありました。

 

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仏教国を象徴するような蓮の花が、行く先々でいたるところに咲いていました。

 

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ゲストハウスでカレー教室に参加しました。

 

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夜遅くまでオーナーとおしゃべりしたゲストハウス「ザ・グリーンエッジ」

 

スパイスガーデン

 

今回の旅では、スリランカはスパイスの国なんだな~という思いが強く感じられました。
私はスパイスについては全く無知でコショウやシナモン程度しか知りませし、聞いたことはあるけど使ったことがないものばかりでした。
そんな無知なオヤジが、いきなりスパイスの国に来ちゃったんだからその種類の多さにビックリするばかりでした。

そんなスパイスを一同に集めた植物園「スパイスガーデン」に立ち寄りました。
入場料は無料で専門の案内人さんが細かく説明してくれます。

 

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広大な敷地の中は、様々な植物の木や草を見学できます。
シナモン、ターメリック、コリアンダー、バニラ、カカオ、ナツメグ、アロエ、ショウガ、コショウ・・・。

 

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案内人さんは日本語が堪能ですから、その説明もよく分かりました。
日本にも語学留学と研究で来られていたそうです。
その大学は、なんと川越にある某大学でしたのでビックリ!

 

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シナモンの木を削っているところ。スリランカ産のシナモンはかなり有名だそうです。

 

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見学と説明が無料といっても最後はお土産ショップに連れて行かれます。
もちろん買う買わないは自由ですが、やっぱり説明を受けちゃうと買いたくなりますね。

私が真っ先に買ったのは、キングココナツオイル(写真左)です。
最近、髪の脱毛が多くハゲが目立つようになったので、増毛・育毛に効果のあるオイルなんです(笑)

もう一つは、ハーブバームグリーンオイル(写真右)です。
筋肉痛に効果があり、登山やスポーツの前に塗るオイルです。

いいお土産ができました。

 

ゲストハウスでカレー教室

 

今回泊まるゲストハウスでは、自分たちが食べる夕食用の料理を兼ねてカレーづくり講習会がありました。
この企画も娘の「スリランカナビ」提案で事前に予約していたものです。
講師は、ゲストハウスのオーナーの奥様でした。

私たちが普段食べるカレーは、インスタントのカレールーを入れて作るものですが、今回は本場スリランカカレーですから、各種スパイスを活用して調理するものです。

 

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各種スパイス、調味料を用意してスタートです。
水は一切使わず、水分は全てココナッツミルクを使用しました。
又、野菜や肉を炒める時もココナッツオイルを使っていました。

 

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今回作るカレーの種類は、鶏肉、豆、ココナッツ、にんじん、オクラの5種類でした。
チキンカレーは、ココナッツオイルをひいてにんにく、玉ねぎを軽く炒め、コショウや各種スパイスを入れながら鶏肉を炒めました。その後、ココナッツミルクを入れ煮ていきます。
最後に味見しながら塩で調整しながら出来上がりです。
意外と簡単でしたが、スパイスの種類や入れる量などはハッキリ覚えていません(笑)
この点が各家庭によって違うんでしょうね。

 

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ココナッツを削る機械です。実を抑えながらハンドルを回して削ります。

 

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小さなかまどで調理しました。5種類のカレーを作るのでかまどだけでは足りないため、別にコンロで調理しました。
各種カレーが出来上がりました。
お皿にライスを盛って、その周りにカレーをのせていきます。

 

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なかなかの出来栄えですね。
一種類づつ食べてもいいし、何種類か混ぜながら食べてもいいし、自由に食べていきます。
これがスリランカスタイルですね。
ライスの上にのせているおせんべいのようなものは「パパダン」と言って、小麦粉や豆をすりつぶしてパリッと揚げたものです。
このパパダンも調理しました。ほんの数秒で揚げ上がります。

 

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”郷に入っては郷に従え” ということわざどうりに、手で食べてみました。
自分たちで作ったものですから味わい深いものがあります。

 

このゲストハウスは、「ソートゥポラレジデンス」です。
一泊朝食付きツインで6262円(税込み) 一人当たり3100円ほどです。
ちなみにカレー教室は、別料金で一人5000ルピー(3750円)でした。

 

日本語が話せるゲストハウスオーナー

 

もう一軒泊まったゲストハウスを紹介します。
ここはドライバーのサミーさんの友人が経営する「ザ・グリーンエッジ」というゲストハウスです。
一泊朝食付きツインで5605円(税込み)ですから、一人当たり2800円です。

 

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このゲストハウスのオーナーは40歳位?で日本語が堪能でした。
独学で学んだそうですが、ジョークの連発で実に面白いオーナーさんでした。
このエリアにあるゲストハウスの中ではNO1の人気を誇っているそうです。
観光客は、ドイツ、イギリスからのお客さんが多いそうで、この日もドイツ人の夫妻が泊まっていました。
この宿に連泊(ミドルステイ)して近隣を観光する旅行者が多いと言っていました。

スリランカは仏教国ということもあってお酒を飲む習慣があまりないようです。
販売しているお店も少なく、このゲストハウスにもありませんでした。
そこでちょっと離れた酒店までビールの買い出しに行ってもらいましたが、国が変わればいろいろな生活習慣があるんですね。
もちろん一般的なホテルには必ず常備されていますが、こうした宿もあるようです。

 

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オーナーが作った「ツリーハウス」
好奇心と遊び心がある人柄のオーナーらしさが感じられました。

 

ということで、今回はカレー&スパイスとゲストハウスを紹介しました。
次回は、いよいよセイロン紅茶の聖地「ヌワラ・エリア」からの紅茶の世界をご紹介したいと思います。

 

「スリランカ旅行 (5)」へ つづく

 

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