湯治宿

四万温泉

大正ロマン漂う温泉宿

 

カミサンの肩の手術から2ケ月、リハビリも兼ねて四万温泉に行ってきました。
60代、どの方も大なり小なり身体にいろいろな不調が起きてくるもので、こればかりはしょうがないですよね。

2ケ月という期間、くるま旅や登山も控え通院によるリハビリを繰り返してきました。
少しづつ暖かくなって桜も咲く頃、やっぱりどこかに出かけたくなります。
そんなことで、今回は温泉療養にかこつけて観光は二の次、「湯治」が目的なんです(笑)

湯治といえば、古くから日本の温泉文化として、今でも多くの方々が温泉を利用して病気治療や療養を目的に湯治場に訪れています。
昔からの温泉宿では、観光客相手の旅館と併用して「湯治プラン」があります。
そうした湯治宿の中には、自炊場があって客自身が炊事するタイプの宿もあります。
そこまではしなくても、食事(朝夕二食)が出てゆっくり温泉三昧できる所であればいいんじゃないかと探してみました。

自宅の埼玉からだと近場の群馬にはたくさんの温泉地があります。
その中で今回は、四万温泉の「積善館」に2泊3日で宿をとりました。

私たちの考える「現代の湯治場」とは、元禄4年に建てられた日本最古と言われる木造湯宿建築である本館の趣を残しながらも、現代のお客様にも気軽に「湯治体験」を味わってもらう環境を提供しております。
その為、旅館とは全く異なるサービスを提供しております。・・・。
基本的にお客様にはお布団の上げ下ろしなどのサービスはご自身で行っていただいております。
お食事は湯治宿で毎日食するにふさわしい素朴で滋味豊かな献立をお弁当形式でご用意させていただいております。
「積善館」ホームページ

う~ん、なるほどいいんじゃないかな~。
昔ながらの素朴でレトロな味わいのある湯宿、そんな温泉宿が好きでしたから。
料金は、一泊二食一人6480円。入湯税入れても二人で13260円ですからかなりリーズナブルですね。

 

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元禄の湯 各浴槽ごとに湯の温度が違いました。

 

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IMG_2235  2017温泉

積善館本館と元禄の湯
その他、家族風呂も含め3ケ所のお風呂が楽しめました。

 

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本館館内のレトロな雰囲気         浪漫のトンネル(通路)

 

2017食事1  2017食事2

夕食                   朝食

 

湯治は一般的に長期間の温泉療養ですが、今回は3日間という短期療養でした。
退職後すぐに東北の湯治場に10日間ほど温泉三昧の旅に出かけたことを思い出しました。
東北の秘湯めぐり

旅に出かけた時は、観光地めぐりやその土地のグルメを食すことでどうしてもせわしくなってしまいます。
それはそれでそのことが目的ですから楽しい旅が続けられます。
一方、今回のような湯治を目的に来た宿では、温泉に浸かること以外何もありません(笑)
ゆっくり昼寝したり本を読んだり、温泉街を散歩したりする程度です。そんな合間にまた温泉に浸かったりの繰り返しです。
でもこうした湯治もたまにはいいものですね。

2 thoughts on “湯治宿

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