岳南鉄道

ぶらり街歩きシリーズ

レトロ電車と懐かしい昭和の味

 

倉本聰の舞台演劇「走る」の公演が富士市文化会館で開催されました。
この全国公演は都内でもありましたが、すでにチケットが完売状況のため地方の会場を探したところ、静岡県富士市で公演されていることがわかりチケットを購入しました。

公演は夜の時間帯ということから、昼間の時間を利用してちょっと気になっていた岳南鉄道に乗ってみました。
私は”鉄っちゃん”ではありませんが、以前TV番組の途中下車の旅でも紹介され、昔ながらのお店にも行ってみたかったからです。
又、一昨年富士山に登った時の「海抜0mから富士山を目指す」起点ということから、もう一度訪れてみたい場所でもありました。
ブログ「田子の浦を訪ねて」

 

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東海道線「吉原駅」に隣接して岳南鉄道の「吉原駅」があります。

 

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”鉄っちゃん”が喜びそうですね。
この日もやっぱり鉄っちゃんがいました。同じ電車でカメラを首からぶら下げた人が乗っていました。
各駅に着くとホームに降りてパチパチ写真を撮ってました。
始発の吉原駅から終点の岳南江尾駅まで20分ですから気軽に往復してきます。
車窓からはどこからでも富士山が見えるのがいいですね。

 

目指すはコッペパン!

 

岳南鉄道の吉原本町駅近くに美味しいパン屋があることを耳にしました。
このお店の「昔ながらのコッペパン」が地元で人気があるということでした。
ジャムを挟んだコッペパン大好きオヤジにとっては見逃せません。
もちろん途中下車ですね。

 

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「日東ベーカリー」
昭和の雰囲気ただようお店がなんともいえません。いいですね~!
私の頭の中では、コッペパン=昭和の店構え=昔ながらの味、という構図がありますから、お店の前に立った時「これは期待できる!」という感じがありました(笑)

 

話はちょっと寄り道になりますが、私は昔ながらのコッペパンが大好きです。
いちごジャム、あんバター、ピーナッツなどを挟んだコッペパンにはこだわりを持っています。
最近では町のベーカリーなどでもジャムを挟んだコッペパンが販売され、「昔ながらの味」な~んていうキャッチコピーが掲示されたりしています。
しかし、何店舗も食べ歩きましたが、「あの懐かしい味」にこれまでお目にかかったことはありませんでした。
パン生地とジャム(多種類)の両方が一体となって美味しくなければいけません。片方の味だけよければいいというものではありません。
そしてパンはやっぱり出来立てが大きなポイントですね。
又、翌日になって固くなったパンでも美味しいパンがいいですね。
私はパンの製法については全くわかりませんが、翌日になっても柔らかく食べやすいコッペパンは、ほとんど美味しく感じられませんでした。

実は、こうした中で今まで一店舗だけ美味しいパン屋?さんがありました
このお店は川越市内にあって、夜9時~11時までの約2時間しか営業していませんでした。
お店の看板は一切なく普通の民家でジャムを挟んだコッペパンのみ販売する店でした。
店員は店主のガンコそうなオヤジさんだけで、お客さんから注文を受けると座ったままコッペパンにジャムを付けていきます。
このジャムをコッペパンにぬる動作がすごいんです!
一個のコッペパンにヘラでジャムをぬっていくんですが、ジャムを付けたヘラの繰り返しがなんと30回以上というとんでもない回数なんです。
ジャムの量は一定です。ヘラでジェムをのばすだけなんです。
普通であれば5~6回程度で十分じゃないかと思いますが、店主のオヤジさんはこだわりを持っているんですね~。
客がそんな動作(ヘラの回数)を指摘しようものなら怒鳴られそうな雰囲気を持っているオヤジさんなんで、誰一人文句を言う人はいませんでした(笑)
そんなことで一個のコッペパンが出来上がるのに時間がかかります。
開店夜9時頃すでに行列ができています。一人のお客さんが平均20個~30個注文するので一時間待ちは覚悟です。
例えば、いちごジャム5個、ピーナツ5個、あんバター10個・・・な~んていう具合の注文です。
雨が降っていようものならたいへんです。
お店の中に入れるスペースはお客さんが2~3人程度なので、後の人は傘をさしながら外で待つという状態でした。
それでもジッと待っています。それだけの価値(抜群に美味しい)があるんですから。
このお店のパンは翌日固くなります。それでもパン生地がなんとも言えない美味しさなんです。
いったいなぜなんでしょうか?
残念ながらこのお店は十年ほど前廃業してしまいました。
あれ以来美味しいコッペパンに巡り合っていません。

 

そして今回、
「日東ベーカリーのコッペパン」ようやくあの味に出会えました!

 

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店内の壁に手書きで「懐かしの昭和のコッペパン」のメニューが張り出されていました。
何とも言えない渋い感じの張り紙ですね~!
この張り紙を見ただけで期待できます。

 

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購入後、早速電車の中であんバターをパクリ。帰りの車の中でピーナツをペロリ食べちゃいました。
ようやくあの懐かしい味に出会えました。
パン生地の味とジャムの美味しさが一体となったコッペパン、これぞ本物ですね! 

 

懐かしのメンチカツ!

 

日東ベーカリーから徒歩2分の所に「松野精肉店」があります。
メンチカツ、コロッケで人気のあるお店だそうです。
こちらのお店も実は事前にチェックしておいたお店でした。

最近、観光地などで「地元の〇〇コロッケ」などといったキャッチコピーで揚げ立てのコロッケやメンチカツを販売したり、名物にしている所が多いです。
それだけ庶民的な食べ物で安いことから人気があるようです。
全国くるま旅に出かけた時、必ずこうしたコロッケ、メンチカツに出会う機会がありますが、「味はフツーかな」「こんなもんかな」という感じで感動はイマイチでした。

日東ベーカリーで購入したコッペパンの袋を抱えながら、松野精肉店にちょい寄りしました。

 

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メンチカツ1個88円、コロッケ1個35円、安い!
駅のホームで電車を待つ間にパクリ。
懐かしい味が口の中に広がっていきます。
感動というものは、期待を超えた時に湧き上がってくる気持ちだと思います。
期待をはるかに超えたメンチカツ、コロッケでした!
今まで食べたものの中でトップクラスに位置する味だと思いました。

静岡方面の観光や富士登山に来た時など、この2店舗ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
絶対にお勧めしたいお店です。

岳南鉄道一日乗り放題券700円。
富士山を望みながらの途中下車のレトロを味わう旅、楽しい一日でした。

ちなみに倉本聰の舞台演劇「走る」については、後日ブログアップしていきたいと思います。

2 thoughts on “岳南鉄道

  1. すーさん、こんにちは。本当は、「新宿3丁目」にコメントしたかったのですが、クリックしても
    開かなかったので、「ぶらり街歩き」の中で一番新しいこの場所で失礼いたします。

    私も青春時代は新宿だったので、懐かしく拝見しました。8/14(月)に、西新宿へ行ってきまし
    た。相変わらず京王プラザホテルの前の並木がきれいでうれしくなりました。昭和レトロな喫茶店
    と洋食屋さんが好きです。アカシア、いい雰囲気ですね。そのうち行ってみようと思いました。、
    「昭和を探す街歩き」に、期待しています。

  2. エッツルさん

    コメント欄への投稿が出来ない設定になっていまして申し訳ございませんでした。
    今までのブログで何か所か設定漏れがあったようです。

    私も昭和の風景が好きで、特に旅(くるま旅)に出かけた時に地方の昔ながらの街並みを散策するのが好きです。
    新宿のような大都会でもそんな風景を発見すると嬉しくなりますよね。
    最近、このシリーズの更新がされていないので、「昭和を探す街歩き」ぜひ続けていきたいと思います。

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