北陸の名峰とくるま旅 (1)

深田久弥の故郷福井の名峰を訪ねて

 

9月に入り台風の影響で天候不順が続いています。
計画していた登山とくるま旅が延び延びになり、天気予報とにらめっこ状態です。
ようやく北陸地方の天気が回復しそうな9月4週末に狙いを定めました。
カミサンと衣服や食料、登山道具、ガイドブックなどを車に積み込み、まだ降りしきる雨の中を北陸福井に向けて出かけました。
宿や交通機関の予約がいらないくるま旅は、時間を気にすることなく自由気ままな旅ができ便利です。

昨年11月、カニ漁解禁に合わせて北陸地方の富山、石川、福井を巡るグルメ旅以来です。
今回は、福井県の荒島岳、石川県の白山を登る登山+観光くるま旅です。

 

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9月24日、荒島岳登頂 1523m(日本百名山)
残念ながらガスの中の登山だったため頂上からの眺望は望めませんでした。

私の故郷は石川県大聖寺だが、母が福井市の出だった関係から、中学(旧制)は隣県の福井中学へ入った。山への病みつきはその頃からである・・・。
数年前の5月、私は勝山町の姉を訪ねた折、荒島へ登る機会を逃さなかった。
勝山から大野へ向かう間から眺めた荒島岳は、文句なしの立派な山であった。
深田久弥著「日本百名山 荒島岳」

日本百名山の選定基準は、「品格、歴史、個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1500m以上の山という基準を設定しています。
この荒島岳は、標高1523mですからギリギリ選定基準を満たしています。
この点を深田久弥は、編集後記で「身びいき」と言われてもしょうがないと述べていますが、百名山に値する山だと断言していました。

 

九頭竜湖から越前大野市へ

 

埼玉から福井県大野市に行くルートとして、中央道の松本から高山に抜け、東海北陸自動車道を南下して途中158号線(美濃街道)に入り、九頭竜湖沿いを走り越前大野に向かいました。
九頭竜湖から大野市内に入る手前に荒島岳があるので登山の下見を兼ねることができます。

 

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九頭竜に向かう途中、高山市内を散策。一昨年、くるま旅の観光で訪れたので、今回は昼食を目的に立ち寄ってみました。

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高山といえば、やっぱり飛騨牛ですね。ステーキや牛握り寿司はちょっとお高めなので、リーズナブルな牛丼と高山ラーメンセット(牛そぼろ飯付)にしました。
牛丼は、輸入牛と違って和牛独特の風味がありますね。

 

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九頭竜湖。ずいぶん水位が低かったです。

 

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越美北線の九頭竜駅(終点)一日4本しかないローカル線です。
ちょうど電車が入ってきたのでパチリ!もちろん鉄っちゃんもいましたよ。

 

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福井といえば恐竜ですね。九頭竜駅まえのモニュメントです。
この駅の駐車場でくるま旅をしているキャブコンのシニアの方から声をかけられました。
同じ埼玉からということで話が盛り上がり、くるま旅の情報交換をしました。

 

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九頭竜駅から20分位で荒島岳の登山口があります。
明日の登山のために下見しました。

 

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越前大野市の郊外にはそば畑が一面に広がっています。そばの産地なんですね。

 

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越前大野市は城下町ということで、町を挙げの観光都市です。
昨年立ち寄った時には、大野城(天空の城)を見学しました。
そばの産地ですから、やっぱり本場のそばを食べなくっちゃ!

 

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今回も大野城下にある「結(ゆい)ステーション」の駐車場で車中泊です。

 

「北陸の名峰とくるま旅」 つづく

次回は、荒島岳と白山登山です。

 

 

 

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