今年の登山プラン

コロナ危機の影響~短期間プラン?

東北の名峰二座へ!

 

今年の登山プランは1月に立案しました。
2月頃からコロナ感染が拡がり、全国的に外出自粛に見舞われたことでそんな登山計画は頓挫したままになりました。

6月以降ようやく収束しつつある中、北アルプスを中心とした山小屋はまだ閉鎖状態のようです。
又、人気の高い富士山も今夏は全ての登下山道が閉鎖されたようです。
特にシーズン中の山小屋は「三密」が懸念されることから慎重な対応が図られるのではないでしょうか。

それでは、宿泊を伴わない登山に切り替える方法もありかと。
例えば、近場であれば日帰り、遠方であれば登山口で車中泊、ルート変更、又はテント泊など・・・。

 

日本百名山登頂は残り6座です。
九州の3座、山陰の1座は、来年以降に延ばす予定でいます。
東北の朝日岳、飯豊山の2座だけは今夏に登る予定でプランを練っています。
当初この2座は連峰縦走を計画して行動スケジュールも立てていましたが、前述のように出来るだけ山小屋や避難小屋を利用しない方法に切り替えようと思っています。

 

先日、NHKBSプレミアムで「山好き2万人が選んだ ”今登りたい山” 」特集が放映されていました。
コロナ感染が危惧される中でも、いよいよ夏山シーズンを迎え山好きにとってはどうしても気になる話題です。
できるだけ感染回避の登山を望む人たちも選ぶことから、”日帰り登山” 、”近場の山” が上位にランキングされていました。

 

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夏山シーズンの人気の山といえば、やはり北アルプスの高山が圧倒していますが、今年のような特殊事情があることから日帰りや短期間で登れる山が支持されているようです。

第一位がくじゅう連山、第二位が八ヶ岳、第三位が立山でした。
やはり皆さん考えることは同じようですね。

くじゅう連山が第一位か!、う~んなるほどとうなずいてしまいました。
一昨年、九州くるま旅の時にこのくじゅう(九重山)に登りました。
阿蘇やくじゅうの山々は、比較的森林限界が低いため短時間で360度の展望が開かれることで日帰り登山にはもってこいの山岳地帯です。
又、時期によってはミヤマキリシマが山全体を覆い、圧巻の景色を楽しみながらハイキングができます。

 

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阿蘇・くじゅうのミヤマキリシマ

 

ルート変更で日程を調整

 

昔から名峰といわれる山の多くは登山道が複数あります。
地元民をはじめ登山者がよく登ることから様々なルートが開拓されてきたのでしょう。

例えば、富士山には主に4つの登山道があります。
吉田、富士宮、須走、御殿場のように各登山口があります。
又、日本百名山の中で最も登山口が多い山は東北の「鳥海山」と言われています。
秋田県側から4つ、山形県側から5つ、合計9つの登山ルートがあり、初心者向けから超健脚者向けのルートまでありその行程も異なります。

 

今夏は前述したように東北の朝日岳と飯豊山に登る計画です。
どちらとも3泊4日の縦走を計画していましたが、「密」の山小屋・避難小屋を避けることから最短で登るルートに変更しました。
本来であれば山とじっくり対峙するトレッキングが一番なのですが、今回はピークハントに切り替えての登山にするつもりです。

 

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朝日連峰の主峰「大朝日岳」に登るルートは複数(7~8登山口)あります。

その中で最短距離と展望の良さの二つの条件で調べてみると、「古寺鉱泉」からのルートが最も適していることが分かりました。
この登山口までは一般の車が入ることができ、早朝登山開始を考えれば前日に車中泊して日帰りできます。
そしてその行程時間は、休憩も含めて往復9時間30分。

当初の3泊4日の縦走から日帰りの計画に代わったわけですから、ルートと登り方でこんなにも変わるものなんですね。
短時間で登り下りすることにはまだ抵抗があります。
せっかく登ったんだからじっくり山を楽しみたいと思う気持ちはありますが、今回はしょうがないですね。

 

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飯豊山に登るルートも複数(6~7登山口)あります。

朝日岳下山後に飯豊山登山口に向かいます。
遠方からの登山者は同じエリア(比較的近い)にある百名山を複数登ることが多いです。

こちらはどの登山口からも距離があるため、どうしても一泊二日の行程になります。
頂上直下の避難小屋(シーズン中は管理人在住)に泊まり往復するプランです。
登山口までは車で行くことができ車中泊もできることから便利です。

 

今回のように登山計画が二転三転するようなことは今までありませんでした。
今年のような状況の中では、登山に限らず旅行や遠出などプランを大幅に変更した人は大勢いるでしょう。
できるだけ「密」を避け、それでも楽しめる行動を模索しながら様々な手を打つということもまた面白いものがあります。

皆さんのプランはいかがでしょうか。

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