LPレコード

押し入れの中から~思い出の一枚、一枚・・・

70~80年代にタイムスリップ!?

 

コロナ感染拡大の中、数日間にわたって断捨離に精を出してきました。
断捨離といっても、「捨」がほとんどの作業でした。

そんな片づけをしている最中に押し入れの奥からダンボールが一箱出てきました。
そのダンボールにはマジックで「レコード」と記されていました。

”レコード”
今では死語になっているかもしれません。
時代の流れと共にレコードからCDへ、そして今ではスマホのアプリからダウンロードして聴きたい音楽を取り込むことができるようになりました。
モノがなくてもいつでもどこでも聴くことができる時代になったんですね。

ちょっと調べてきたところ、レコードからCDへの移行期は80年代中頃のようでした。
今回出てきたレコードは、やはりそれ以前の70~80年代前半の物でした。その後購入したものは全てCDに切り替わっていました。

我が家ではすでにレコードプレイヤーは処分しているので、聴きたいと思っても聴くことができません。

そんなレコードを手に取ってみると懐かしいあの頃、あの時代がよみがえってきました。
ちょうど私たち夫婦が結婚する前後の物でしたから、まさに思い出の品なんですね(笑)

 

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一番多かったレコードは「ナベサダ」の7枚のLP版でした。

80年前後、カリフォルニアシャワー、モーニングアイランド、オレンジエクスプレスなどのヒット曲を飛ばし、ジャズの領域を広げ多くのファンがついた時代だったのではないかと思います。

そんなファンの一人として、当時付き合っていたカミサンと共に武道館ライブや中野サンプラザのコンサートを聴きに行きました。
デートはライブ会場といったところでした(笑)

 

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「山口百恵」アルバムもたくさん出てきました。

カミサンが結婚前から大ファンだった山口百恵のアルバムはお宝です。
私たちの結婚式のバックミュージックに選定したほどの入れようで、「このアルバムだけは処分しない」と話しています。

 

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日野皓正、マイルス・デイビス、リチャード・パインなどもよく聴きました。

 

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更に60~70年代に活躍したのジョーン・バエズ、グラシェラ・スサーナも!

ジョーン・バエズといえば、60年代アメリカフォーク界のシンガーソングライターの第一人者でした。
2016年のノーベル文学賞を受賞したあのボブ・ディランに大きな影響を与えたシンガーとしても有名です。

昨年、北海道くるま旅をしている時、ある漁村の食堂に入りました。
そこで流れていた曲に旅の疲れもあったのか二人共聴き入ってしまいました。
「あれ?この曲グラシェラ・スサーナだよね」と。
この後旅は続き、函館のツタヤでCDを借りてくるまのディスクに録音しました。
そんなグラシェラ・スサーナのLPレコードが出てきたことに一瞬驚きました(笑)

このジョーン・バエズとグラシェラ・スサーナのレコードはカミサンが結婚前の若い頃に購入したものでした。

 

浅川マキ、柳ジョージなのどブルースもありました。

学生だった頃、友人と西荻窪にあったライブハウス「アケタの店」で浅川マキのライブを聴きにいったことがありました。
コロナ感染拡大の時、テレビでライブハウスの経営状況悪化の様子が頻繁に報道されていました。
要は「密状態」の中でのライブですから他の場所と比較して感染拡大が最も懸念されるからでしょう。

当時の「アケタの店」は、椅子だけの席(小学校の時の木の椅子?)で約15席ぐらいだったと思います。
これでは確かに「密」でしたね。

ライブは、浅川マキがピアノを弾き語りながら始まりました。
何でもない話題を静かに話しながら一向に歌う気配はありませんでした。そしてようやく歌い始めましたがすぐに止めてしまいました。
「今日はちょっと気分が乗らないから止めるわ」と言って帰ってしまいました。
これには驚きましたね。冗談かと思いましたが、当時のライブはこんなものだったのかもしれません(笑)

 

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岩崎宏美、倍賞千恵子、寺尾聰なども

これらのレコードも70~80年代前半に発売されたものでしたね。

 

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世界映画音楽名曲集、フリオ・イグレシアス

 

話は少し逸れますが、今NHKで「駅ピアノ、空港ピアノ、街角ピアノ」が放映されています。
私たちは毎週必ず録画して観ています。

”自由に弾けるピアノ” 
人々が思い思いに音楽を紡ぎ、行き交う人が耳を傾ける。一台のピアノから生まれる ”一期一会” の感動・・・。
NHKサイトより

多くの人が様々な曲を弾いていますが、特に知っている曲には耳を傾けてしまいます。
そして意外と「映画音楽」の曲を弾く人が多いことに気づきます。有名な映画とその音楽は世界中の人がよく知っているということで、立ち止まって聴く人が多いです。

「世界映画音楽名曲集」を手に取ってみると、思い出の映画がたくさんありました。

 

一枚のレコードから昔のことがよみがえってきます。

さて、このレコードどうしようか?

ご近所に空き家を一軒買い取って、その家を地域のコミュニケーションの場にしているお宅があります。
カミサンもよく利用しているので、そこに寄贈しようと思っています。
というのも、その家にはレコードプレイヤーがあるからです。

又、ジャズレコードは、知り合いのジャズ喫茶のマスターに差し上げようと考えています。
多くのお客さんに聴いてもらえばと思います。
今ではCDが主流ですが、レコードプレイヤーもあり常連のお客さんやこだわりのある人にとっては、やはりレコードがいいのかもしれません(笑)

皆さんも「思い出の一枚」あるのではないでしょうか。
あれば、ぜひお話しを聞かせてください。

5 thoughts on “LPレコード

  1. すーさん 様

    >皆さんも「思い出の一枚」

    私はアニマルズの「朝日のあたる家」です。
    中学1年の時に4つ上の姉が買って来たレコードを聴いて意味も分からずにしびれてしまいました。
    歌詞カードを辞書で調べるとちょっと重い内容でしたが、毎日聞いていました。

    >柳ジョージ・西荻窪

    おっ!!私も柳ジョージのLP持っていましたよ。その他多数のレコードは就職する時に全て売却してし
    まいました。
    学生時代の2年間は西荻窪に住んでおりまして、当時の町並みが思い出されました。

    >NHKで「駅ピアノ、空港ピアノ、街角ピアノ」

    私も必ず録画して観ています。

    我が家には長女が弾いていた「アップライトピアノ」があります。
    昨年の4月から私も弾き始めました。
    まったくの独学ですが、NHK出版の「楽譜が苦手なお父さんのためのピアノ塾」を参考書にして練習して
    います。
    実はこの本ですが、15年ほど前に”ピアノを弾こう”と勇んで購入したのですが、仕事にかまけて手を付け
    ていませんでした。
    最初のレッスン曲の「アメイジング・グレイス」を練習した時には「これは無理だよ~」と投げ出しそうにな
    りましたが、毎日練習していると指が動くようになりまして、半月程でなんとか最後まで弾けるようになり
    ました。
    長女なら1分で理解できるフレーズも私は5日間位掛かってしまいます。
    しかし、1曲通して弾けたのは自信につながりまして、1曲また1曲と弾けるようになりました。
    毎日指を動かす事が楽しいのです。
    今練習しているのは、中島みゆきの「糸」と井上揚水の「少年時代」です。

    1. 後輩さん

      やっぱり誰でも「思い出の一枚」「思い出の曲」ってありますよね~。
      「朝日のあたる家」ですか!私も中学の頃、同級生が持っていたレコードでよく聴きました。
      本当に懐かしいです。

      後輩さんは学生時代に西荻窪に住んでいたんですか!
      私は卒業後に2年ほど荻窪のアパートに住んでいたんですよ。あの周辺の町並み思い出します。
      6畳一間で風呂は無かったので、近くの銭湯に通いました。

      ピアノを弾いておられるんですね、それはすごいですね!
      「駅ピアノ、空港ピアノ・・・」を観ると、ピアノを弾ける人がとても羨ましいです。
      いつもカミサンと一緒に観ていますが、あんなに弾けたらいいよね~と話しています。
      ちょっと立ち寄ってサッサッと弾いて、何事もなかったように去っていく姿なんて憧れてしまい
      ます。
      カミサンは、今度生まれ変わったらピアノを弾ける人になりたいと言っています。
      自分がもし弾けるのであれば、やはり一番好きな曲を弾きたいです。
      中島みゆきの「糸」、井上陽水の「少年時代」、いいですね~!

      先日BSで70年代のフォーク特集が放映されていました。
      この時、陽水が「少年時代」、財津和夫が「サボテンの花」を歌っていました。
      もちろん録画して保存してあります(笑)

      お互いこうした「思い出の一枚」「思い出の曲」の話になると話題は尽きませんね(笑)
      また機会があったらお話しましょう。
      コメントありがとうございました。

  2. すーさん、お元気な姿を見て(読んで)、安心です。
    レコードは私の所にも大量にあります。
    中学生の頃から、少ない小遣いを貯め、EPやLPレコードを
    買った懐かしい思い出です。
    ジャズから歌謡曲、フォークまで多種多様ですが、その時の
    気分で聞きたいものを結構買っていた記憶があります。

    参考になるかわかりませんが、私の場合、レコードプレーヤは
    ヤフオクで探しました。一万円くらいのものでした。
    (アンプ内蔵型というものです)
    そして、PCへのダビングツールとソフトを5000円くらいで
    購入し、暇な時に、USBへmp3としてダウンロードしています。
    レコード自体は、そのまま保存状態です。
    結構簡単にできますよ。
    懐かしい曲をノイズも入りながら、ドライブ中に聞いています。
    もし、残しておきたいなら、この方法がありますよ。
    ご参考までに。

    1. あらちゃんさん

      やっぱりこの私たちの年代は、今でもレコードを持っている人がいますよね。
      アルバムと同じように家の片づけをしても処分できない思い出の品ですね。

      >中学生の頃から、少ない小遣いを貯め・・・

      ハッハッハ、私もまったくそのとおりでした!
      進学する時にレコードは実家に置いたままにして、カセットテープに録音して持っていきました。何度も聴いているうちにテープが伸びて次第にうまく聴くことができなくなりました(笑)
      そんなカセットテープの時代もありましたね。

      PCへのダビングツールとソフトがあるんですか、知りませんでした。
      いろいろな方法で聴く手段があるんですね。

      若かった頃の思い出のお話ありがとうございました。

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