2019北海道ステイandくるま旅 (13)

道の駅と車中泊の旅

 

北海道くるま旅をしていると多くのキャンパーを見かけます。
それは本州の旅とは比較にならないほどの数ではないでしょうか。
まさに北海道はキャンピングカーの聖地と言われる所以だと思います。キャンピングカーに限らずワンボックスカーなどの乗用車もたいへん多いです。
広大な田園地帯や牧場、山岳地帯や樹林帯、更に海原を望みながらの海岸線の走りは、北海道ならではのドライビングではないでしょうか。
それにプラスして各観光地やグルメが豊富であれば、全国から自然にキャンパーたちが集まって来るのも頷けます。

そんな人たちが集うのは決まって道の駅です。
休憩や特産品の買い物、食事、更には車中泊の場所として利用されています。

 

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今回の北海道くるま旅で立ち寄った道の駅は、延べ45ケ所、内、車中泊は16泊でした。

その中で印象に残った道の駅の一つに「しかべ間歇泉公園」があります。
実はこの道の駅は、8月に2泊、9月に1泊、計3泊した所でした。

 

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道南の鹿部町にある「しかべ間歇泉公園」(しかべかんけつせんこうえん)
目の前は内浦湾(噴火湾)に面し鹿部漁港があります。漁火船が停泊していますね~。

 

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そうなんですよ。この内浦湾でイカ漁が行われているんですね。
夜11時頃、10数艘の漁火船の灯りが煌々と輝いていました。この灯りは明け方まで続いていました。

 

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この道の駅には、温泉蒸し窯があり、購入した食材を自分で蒸して食べることができます。

 

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5コ300円の玉子を購入して蒸し器へ。これが非常に熱く、専用の手袋で出し入れしました。
温泉で蒸しあげられたゆで玉子は美味しいですね。

 

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道の駅に隣接した間歇泉。約10分間隔で温泉が吹き上がってきました。

 

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近くに「しかべ川」が流れています。
この川はサケ遡上があり、ちょうどこの時期の風物詩のようです。

 

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おお~、サケが遡上してきていました。こんな小さな川でも遡上してくるんですね。
河口にはカモメやカラスが群集していました。遡上してくるサケを狙っているのか?
干潮の時間帯は浅瀬になるようです。満潮時に遡上してくるのでしょう。

ひとつの道の駅でもいろいろな楽しみ方があります。

 

車中泊での食事

 

くるま旅の食事は外食ばかりではありません。
朝夕食は、車内での自炊やスーパーで購入した惣菜物などで食事をします。ランチは主に外食です。
外食ばかりだと旅費もばかにならない金額になってしまうので、地元で手に入れた食材などで調理したりします。

 

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Aコープや道の駅で食材を購入。

 

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こんな感じで調理すれば十分満足のいく料理ができますね。リーズナブルがいい!笑

 

 

道の駅での一期一会

 

道の駅では全国から多くのくるま旅車が集っています。
例えば、「メルヘンの丘めまんべつ」の道の駅では関東をはじめ、京都、滋賀、大阪、岡山、福岡からのキャンピングカーが駐車していました。

そんな中に、
「のんびり旅しています。お先にどうぞ」というステッカーを張った車がありました。

 

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思わず「お~いいじゃないの!」という気持ちになります。
広い大地をスピードを出して足早に過ぎ去るのではなく、ゆっくりのんびり法定速度を守って旅することこそ、”北海道くるま旅の良さ” ではないかと思います。

北海道の郊外は、ほとんどが50Kmの制限速度ですが、実速60Kmくらいの速度だと遅い感じがします。
速度が遅いと ”あおり運転” されるように思われますが、勝手に抜いていってくれるのが北海道ルールのようです。
だからゆっくり慌てず運転していればいいんです。
”お先にどうぞ” なんです。

 

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このステッカーを張ったキャンピングカーは鹿児島ナンバーでした。
この車の人から突然声をかけられました。
というのも、実は私の車には「キャンパー鹿児島」の販売店ステッカーが貼ってあったからです。
幕張でのキャンピングカーショーで購入した車が、鹿児島に本拠を置く製造販売店だったからです。
その人は地元ですからもちろんキャンパー鹿児島のことを知っていました。

道の駅では、キャンパー同士がお互いの都道府県ナンバーやステッカーなどをキッカケに声を掛け合うことが多いです。
同じ趣味ということで情報交換の場になったりします。
この鹿児島から来た人は、5月に出発したと話していました。すでに4ケ月以上のくるま旅をしているんですね。
昨年春に九州くるま旅に行った時の話をしました。しかし、まだ鹿児島は訪れていません。

別れ際、その人に
「来年春に里帰りしますよ」(製造された場所:鹿児島)と声をかけたところ、「お~、待ってるよ!」と返ってきました。笑

一期一会ですが共通した趣味を持つ同士、気軽に打ち解け合うことができることもくるま旅の良さなのでしょう。

 

「2019北海道ステイandくるま旅」 つづく

2 thoughts on “2019北海道ステイandくるま旅 (13)

  1. 今晩は~。楽しい旅ですね。イカ漁は夜行われるのですね。

    訪れたところで新鮮な山の幸、海の幸を買って調理するのが良いですね。

    トウモロコシ、枝豆はさぞかし甘くておいしかったと思います。

    >鮭の遡上

    感動しますね。こんな小さな川を覚えていて戻って来てくれるんだ~と思うと
    胸が熱くなります。

    のんびりと北海道の広い自然を満喫なさったようで何よりです。
    大いに楽しませていただきました。

    >ふうせんさん

    私と同じ路線のようですね。ここも少し歩くとトトロの森があり、まだまだ自然が残っていま
    す。運が良ければ「大鷹」を見ることができます。
    住めば都です。

    1. Roseさん

      こんばんは。

      温暖化の影響でイカの水揚げが減少する中でも、まだまだイカ漁が行われているんですね。
      この数年、北海道の海水温の上昇からブリがよく獲れているそうです。
      函館市などは、イカと共にブリも名産品の目玉としてこれから売り出していくと聞いています。
      実際に地元に来てみるといろいろな状況が分かりました。

      サケの遡上は初めてみました。
      北海道の各地の河川ではサケの遡上が始まっていると地元の人が話していました。
      今回のサケ遡上の話は、道の駅で地元の人から聞いて早々近くの川に見に行ってきたものです。
      場所によっては少なくなってきていると話していました。
      これもいろいろな地球環境の変化なのでしょうか。

      3日前函館から青函フェリーで青森に渡りました。
      今、東北を縦断中です。北海道最後の夜(函館)のことや、青森・岩手観光などについてまだブログは続きます。
      引き続き見てくださいね。

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