2019北海道ステイandくるま旅 (11)

日本最大の湿原

釧路湿原とご当地グルメ

 

今年7月、NHK放送のブラタモリで、タモリが釧路湿原と摩周湖を訪れる番組が放映されました。
摩周湖といえば、名曲「霧の摩周湖」。その ”霧” が釧路湿原と関係している?とのこと。
番組を観て初めて知りました。

絶景摩周湖の霧も、釧路湿原と関係があります。
釧路湿原で発生した霧は湿原の豊富な水分によって増量され、80kmも離れた摩周湖にまで到達するのです。
ブラタモリ放送関連サイトより

そんな釧路湿原は、海岸から内陸部に広がる広大な湿原でした。 

 

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釧路駅から季節限定の観光列車「ノロッコ号」が出ています。

 

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「ノロッコ号」

 

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列車は4両編成で1号車は自由席、2~4号車は展望車両として指定席でした。
私たちは、途中の釧路湿原駅までの乗車だったので自由席に乗りました。

 

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釧路湿原駅 (釧路駅から30分ほど片道360円)

 

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釧路湿原駅から散策道を15分ほど歩くと「細岡展望台」に着きます。
雄大な釧路湿原を見渡すことができました。

 

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遠くに阿寒連峰を望むことができます。
写真左側が雌阿寒岳、右側が雄阿寒岳。阿寒連峰は日本百名山。

 

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湿原の中を大きく蛇行する釧路川。(ズームアップ)

 

今回のくるま旅では釧路で2泊車中泊しました。
昨年の北海道旅で釧路に車中泊した時と同じ岸壁沿いの市営駐車場に停めました。
ここは市街地や歓楽街に近く、トイレが24時間使用できるので車中泊にとっては便利な場所です。

釧路グルメといえば炉端焼きが有名で、炉端の発祥の地とも言われています。
昨年の旅では、この駐車場の隣にある「岸壁炉端」に行って、その雰囲気と味を楽しんできました。
※昨年のブログ:釧路名物「岸壁炉ばた」

 

さて今年はどんなグルメを楽しもうか?と探していたところ、北海道タウン誌「HO」で紹介されていたお店を見つけました。

 

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北海道タウン誌「HO」4月号の特集は、”おいしい老舗旅”

釧路に「つぶ焼きとラーメンで52年 かど屋」という老舗店があるとのこと。
メニューはつぶ焼きとラーメンのみ。この二品で52年続けているのであれば味は間違いないでしょう。

こんなお店を探していました! つぶ貝とラーメン大好き夫婦にとっては行くしかないでしょ(笑)

 

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なんと駐車場から歩いて5分ほどの所に「かど屋」さんがありました。

この歓楽街は、昼間はひっそりしていますが、夜ともなればネオン煌めく通りに一変してました。
歩いていると美川憲一の「釧路の夜」が聞こえてきそうな雰囲気です。昭和の匂いがプンプンでした(笑)
ちなみに駐車場近くの幣舞橋(ぬさまいばし)のたもとに美川憲一の「釧路の夜」のモニュメントがありました。
手をかざせば曲が流れてきます。
多分60代以上のおじさん、おばさんしか知らないのではないでしょうか(笑)

 

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店内に入るといきなり、大量のつぶ貝を焼くご主人の姿が!
ほ~、醤油の焼ける芳ばしい匂いが充満してます。

 

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メニューには飲み物以外つぶ焼きとラーメンしかありません。

北海道4大ラーメンのひとつ釧路ラーメンは、あっさりした醤油味と細ちぢれ麺が特徴と聞いていました。

 

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つぶ焼き 5コ900円

専用の板につぶ貝が収まる穴がくり抜かれていました。貝が固定され汁がこぼれないようにするためでしょう。

 

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店員さんが食べ方を教えてくれました。
貝は熱々なので、貝の先っぽを持って最初に汁をすすってくださいとのこと。
特製のダシ醤油を使った汁は少し甘味がありました。

今度は備え付けの長いつまようじを使って貝から身を取り出します。
なかなかうまく取れませんが、根気よく貝を回しながら取ると大きな身が現れました。シコシコとして柔らかいです。噛むと肉汁があふれてきました。
食べ応えのある逸品です!

 

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釧路ラーメン 700円

スープは見た目醤油の濃そうな色をしていますが、すすってみれば実にあっさりとした味です。
52年もの間、つぶ焼きとこのラーメンのみで勝負してきたわけですから、味の評価は言うまでもありません。
もちろんスープまで全て飲み干しました。
これ以上のコメントは必要ないと思います。

そういえば、お店に入る前に店頭で写真を撮っていた時、通りすがりの自転車に乗ったおじさんから声をかけられました。
いきなり、「この店のつぶ焼きとラーメンは美味しいよ! 釧路に来たらぜひ食べて行ってよ」と。
私は「あの~、このお店の方?・・・」と言いかけたところ、「いやいや違うよ。釧路の良さを知ってほしかっただけだよ」と言って、ひょうひょうと走り去っていきました。
常連さんに愛されているお店なんですね。

店を出た後、「美味しかったね~」とカミサンと二人してつぶやきました(笑)

 

「2019北海道ステイandくるま旅」 つづく

2 thoughts on “2019北海道ステイandくるま旅 (11)

  1. こんばんは😀
    つぶやき‥笑えました。

    タウン紙の活用、大事なんですね。美味しいもの食べなくっちゃですよね。
    観光列車も良いですね。乗ってみたいな。
    釧路の夜、これはわからないです。笑

    埼玉も、涼しくなりました。
    お疲れが出ません様に。お気をつけて。

    1. ふうせんさん

      コメントありがとうございます。

      タウン誌のことは、こちらに来て知りました。
      カフェに置いてあった雑誌を何気なく見ていると、面白い情報が満載でした。
      この本がほしいと思い、すぐに出版社に連絡してバックナンバーを送ってもらいました。
      お試し住宅暮らしだったので、そちらの住所に郵送してもらいました。笑
      その他にもいろいろなタウン誌があるので情報を得るには役立ちますね。

      「釧路の夜」、やっぱり分かりませんよね。笑

      今、函館に近い鹿部町まで戻ってきました。
      北海道に移住した知人がこの町にいるので、これから会いにいくところです。
      帰りは函館から青函フェリーで青森に渡ります。
      そろそろ帰り支度をしているところです。

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