モーニングサービス

ぶらり街歩き編~中京地区の食文化

一杯のコーヒーにおまけがたくさん!?

 

全国くるま旅をしていると、各地方ならではの食に関する発見や驚きがあります。
その土地に生まれ育ち日常的に食していれば、それが当たり前のようになっています。
他県や他地域からすれば、驚きに値するかもしれませんし、逆に他の地域で食の違いを発見するとビックリしてしまうことが多々あります。

そんな食文化の違いについての情報を過去に何度かブログにアップしてきました。
例えば、私が生まれ育った静岡(志太地区)では、昔から「黒はんぺん」がよく食べられてきました。
おでん、フライ、炒め物などオールマイティの食品でリーズナブルなおかずの一品として親しまれています。
そんなことから、はんぺんは黒い物、はんぺん=黒はんぺんだと思っていました。
しかし、東京に出てきた時、白はんぺんがあることを知りました。マシュマロみたいなはんぺんははんぺんじゃない!と思っていましたが、関東人にとってはこれがはんぺんなんです(笑)
余談ですが、九州もまた違うんですね。

その他、「ねぎ」においても違いがあります。
関東は、薬味や鍋、その他料理は何でも「長ねぎ」(白ねぎ)を使います。
他の地域は、万能ねぎ、分葱、九条ねぎなどの「青ねぎ」が主流です。これもまた食文化の違いなんですね。

お正月のお雑煮でも丸餅か角餅、しょうゆベースか味噌か?など地方によって異なります。

又、昔からその土地で親しまれてきた食べ物を町おこしの一環としてピーアールするグルメもあります。
ラーメン、焼きそば、うどん、そば、そうめんなどの麺類やカレー、ソースかつ丼などのご飯物もよくあります。

今回、伊吹山に登った帰りに岐阜・愛知県を通ってきました。
この両県は昔から「モーニングサービス」が有名な地域として知られています。
昭和の時代、全国的に純喫茶ブームが起きて、各地に喫茶店が多く出店されてきました。岐阜・愛知に限らずこの「モーニングサービス」も広まりましたが、時代の流れの中衰退してきたようです。
しかし、この両県においては根強い人気があったようで、今でも喫茶店の数や「モーニングサービス」も健在だと聞いていました。

無料モーニングは常識!愛知&岐阜でみられる独特の喫茶店文化
人口あたりの喫茶店の数がとても多い、愛知県と岐阜県。コーヒー1杯を注文するとたくさんの ”おまけ” が付いてくる、独特の喫茶店サービス文化があります。

■喫茶店の店舗数ランキング
1位大阪府、2位愛知県、3位東京都

■人口一千人あたりの喫茶店数ランキング
1位高知県1.56店、2位岐阜県1.43店、3位愛知県1.33店

■1年間あたりの喫茶代支出ランキング
1位岐阜市16013円、2位名古屋市12350円、3位東京都区部10195円

クックビズ総研HPより

 

やはり両県は数値上でも喫茶店文化が根付いているようですね。
そんなことから、くるま旅の途中で朝食がてら「モーニングサービス」がどのようなものか試しに行ってみました。
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岐阜市内にある喫茶店に朝8時過ぎにお邪魔しました。
このお店は7時から営業しているとのこと。関東では考えられません。
メニュー表に「モーニングサービス」がありました!
う~ん、迷ってしまいます。カミサンと異なるメニュー2品注文してみました。

 

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コーヒー、紅茶各400円。この値段でメニューにあった ”おまけ” が付いてくるの?

 

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Aセット:トーストとオムレツ

 

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Bセット:フレンチトースト

食事後、レジでの会計は800円でした!いや~得した気分です(笑)
ちなみに私たちがお茶している最中、広い店内は7~8割ほど席が埋まっていました。

 

これに気を良くした好奇心旺盛なミーハー夫婦は、次の喫茶店にレッツゴー!
喫茶店のはしご?聞いたことがありませんね(笑)

 

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岐阜市内の喫茶店。ちょっと昭和を感じさせる落ち着いたインテリアです。
ご近所のお客さん?(おじさん、おばさんたち)が、カウンター席でおしゃべりしていました。
早朝からこちらのお店も賑わっていますね~。

 

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こちらは飲み物(コーヒーなど)が450円でした。
Aセットがサンドイッチ、Bセットがトースト・温泉卵でした。

 

 

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もう一軒、瀬戸市の道の駅にある喫茶店。
トーストのトッピング(ジャム、小倉あんなど)は選択、その他寿司(海鮮巻)が付くの? 面白いですね~。
朝からトーストに小倉? これがまた合うんですね(笑)
こちらのお値段は飲み物代380円ですから、二人でなんと760円!

ちなみにテーブル席12卓ほどありましたが、早朝から満席でモーニングが出てくるまでかなり待たされました。
ほとんどが地元の方のようでしたから、”喫茶店で朝食” が日課になっているんでしょうか。

 

岐阜・愛知の喫茶店モーニングサービス文化! いやはや驚きました。
その土地ならではの光景なんでしょう。

早朝からラーメン店が開く「朝ラー」文化、又、先月訪れた四国香川では、うどん屋さんが朝6時から開店!?
こうした庶民に親しまれた食文化はこれからも大事にしていきたいですね。

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