三ツ峠山登山

山仲間8人と富士の絶景を求めて・・・

思わぬトレースなしの雪中登山!?

 

4月10日関東地方は例年にない降雪に見舞われました。
この時期に雪!? ここ最近の異常気象がなせるわざなのでしょうか。

すでに二か月前から計画していた仲間たちとの登山日の前日に何でまた雪なの?と恨めしく思いました。
場所は、富士河口湖近くの三ツ峠山(二百名山)です。
会社時代からの山岳倶楽部のメンバーたちは、現役も含め継続雇用や転職してまだ働いている仲間たちです。
そんなことから前泊日帰りの登山といっても、そう簡単に日程を変更することは難しいです。
10日は降雪だけど翌11日は晴れの予報だから、とりあえず現地に予約してある宿に行こうということで話がまとまりました。
ということで、急きょ ”アイゼン持参” のラインを流して集合ということになりました。

それぞれ車に分乗して宿に着いたのが22時。
それから温泉に入って深夜24時まで酒を片手に恒例の親睦会!?
こうした交流が登山の楽しみのひとつなんです(笑)

翌11日は、天気予報のとおり早朝からピーカン!
しかし、登山道の積雪状況は全く分かりません。

 

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タクシーで登山口まで行くも、途中積雪のため車道は通行禁止。
ここでタクシーを降りて登山口まで車道を約1Km歩くことに。しかたがないですね。

 

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登山口到着。ここでアイゼン装着。

 

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登山道はすべて雪に覆われていました!

 

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この時期になっての雪中登山とは!これもまた楽しいスノーウォーキングですね。
昨日の降雪だけでこれほどまでに積もるとは思ってもみなかったことです。
通常の登山に比べ足元が気になるのでゆっくりペースで登っていきます。しかし疲れるな~(笑)

 

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中腹の三ツ峠山荘からの富士山一望!

 

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南アルプスが一望             目指す頂上の開運山(三ツ峠山最高峰)

 

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頂上直下。登山道の階段はすべて雪で覆われトレースなし。
やったー、我々が一番乗りだ~!

 

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10時登頂。開運山頂上からの富士山

 

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三ツ峠山(開運山)1785m)日本二百名山

 

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南アルプス連峰を展望

 

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南アルプス連峰 拡大画像 左側:間ノ岳  右側:北岳

日本最高峰の富士山と第二位の北岳、第三位の間ノ岳のスリーショット!

 

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丹沢山系が一望。中央の最も高い山が蛭ケ岳(1673m)

 

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他の登山者は誰もいない我々だけが独り占め!
ま~、そうでしょうね。降雪の翌日に登ってくる登山者は我々だけでしょうね(笑)

 

観光客の98%という数字?・・・

 

下山は河口湖畔の天上山公園カチカチ山ロープウェイまで3時間の行程。
府戸尾根づたいに富士山を真正面に見ながらの下り坂コースです。

 

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府戸尾根登山口
やはりトレースはまったくありません。我々がこの日最初の登山者のようです。

 

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ラッセルはちょっときついですね。
登山道が雪で覆われ隠れていても所々に赤テープの目印があるので迷うことはありません。

 

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途中、昼食タイムです。雪上の休憩ですからビニールシートなどがあれば便利です。

 

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左手に富士山、右手には河口湖が見えてきました。

 

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天上山公園カチカチ山に到着。
この場所は、河口湖からロープウェイを使って来れる高台にあるので富士山の絶景が一望できます。
この時期関東平野部では桜は満開でしたが、この辺りはまだつぼみがあり3~5分咲といったところでしょうか。

大勢の観光客が来ていますね~、お土産ショップや売店など人だかりですが・・・。
ちょっと待てよ?日本人の観光客は一人もいないな~。えっ、ぜ~んぶ外国人じゃん!!
ロープウェイを下りたところ、ロープウェイに乗る観光客が長蛇の列。よ~く見ると全員外国人だ~!

実は、今回タクシーを使って登山口まで行った時、運転手さんが「観光客の98%は外国人だよ」という話をしていました。
ちょっと大げさじゃないの?と思っていましたが、本当のことなんですね。
下山後、河口湖周辺の商店街を通って帰る途中、行き合う観光客は全て外国人でした。
なるほど、我々を含めればちょうど98%の外国人観光客なんですね(笑)

 

ということで、今回の登山は最初から最後までアイゼンを付けたままのスノーウォーキングでした。
たまにはこうした登山もいいものですね。

帰りの車内では、次の登山の話で盛り上がりながら富士山を後にしました。

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