市民マラソン (9)

吉川なまずの里マラソン大会

桜並木を駆け抜ける今期最終レース!

 

3月31日、関東地方では桜が咲き始め、場所によっては満開になる地域もみられました。

そんな中、埼玉の「吉川なまずの里マラソン大会」が開催され参加しました。

えっ!「なまずの里?」いったい何でそう呼ぶの?・・・。

昔から稲作をはじめとする農業が盛んだった吉川には、低地に位置することもあって、川の水を引き込んだ用水路や小川がたくさんの場所にありました。水場はさまざまな生物のとても良い環境になって、なまずはいろいろな所でみられました。
吉川市ホームページより

なるほど、それで「なまずの里」と言うようになったんですね。
そしてそのなまずを市のシンボルとして町おこしに力を入れているようです。

 

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それじゃなぜ吉川市のマラソン大会に出場したか?と言いますと、
親しくしている友人夫妻の娘さんが結婚して新居を吉川市に構えたことで、「おじちゃん、吉川マラソン大会があるから一緒に出ようよ」と誘われたからです。
昨年からランニングを趣味の一つとして取り入れたオヤジにとって、幼い頃からよく知っている友人の娘さんから誘われたら断る理由がありません(笑)

実は、昨年11月に行われた「小江戸川越マラソン」終了後にこの吉川マラソンの誘いを受け、すでに12月にエントリーを済ませておきました。

ということで、今期のマラソン大会最終レース(第9戦目)に位置づけ、トレーニングを積んできました。

 

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市町村が主催するマラソン大会と一般のスポーツ企画会社が主催するマラソン大会とでは、その意気込みと盛り上がりには大きな差があることを今までのレースに参加して分かりました。

市町村などの自治体が主催する大会では、町あげてのスポーツイベントとして位置づけられ、大会主旨や参加者名簿などの冊子、専用Tシャツやゼッケンなどが事前に送られてきます。
今までの「小江戸川越マラソン」「日高かわせみマラソン」など自治体主催の大会は、こうした準備が行われ盛り上げていました。

 

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吉川市役所周辺広場に設置された大会会場と案内掲示板
主催者発表では6000人が参加されているようです。中には九州や北海道からの参加者も!?

参加者の着替えのための更衣室や休憩室など市の施設が全て解放されていました。

 

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町おこしの一環として吉川市の名物・名産品やランニンググッズなどが販売され賑わっていました。

 

 

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江戸川と中川に挟まれたエリアが吉川市。
市役所を中心に住宅地と田園地帯を駆け抜ける平坦なコースは、とても走りやすいです。

大会実施時間帯は、幹線道路をはじめコース上の道路周辺は全て閉鎖されていました。

 

 

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9:00、市役所前からハーフマラソンのスタート!

 

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続々と走り出してきました。ハーフマラソン出場者だけでも2000人を超えているようです。
やっぱりこうした市町村規模になると大会全体の迫力が違います!

 

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9:50、いよいよ10km走のスタート。1000人を超えるランナーたち。

スタートの号砲が鳴っても私をはじめ後方にいるランナーは、ノロノロとスタートを切った感じでした(笑)
しかし、タイムはあくまでもスタートラインを通過した時に記録されるため、それほど焦ることはありません。
ゼッケンの裏側に計測器が付いているからです。
(この計測器はゴールした時点で回収されます)

薄曇りの中、風もなく気温も低かったことから絶好のマラソン日和です。
沿道には多くの吉川市民が出ていて声援が送られていました。時には太鼓を鳴らし、自家製の旗を振る市民が詰めかけお祭りといった感じでした。
こうした光景が自治体主催のマラソン大会のいいところなんですね。
ランナーも多くの声援を受けて走るわけですから気持ちいいランニングができるのではないでしょうか。

私も今まで8回の大会に出場してきて、これほど走りやすく気持ちの良いマラソンができたのははじめてでした。
いつもだったら3~4Km地点でかなり息が苦しくなりましたが、今回はそれほどでもないです。

う~ん、これだったら行けるかも!?
5Km地点のタイム(腕時計)は27分台を指していました。このままこのペースを保てば記録更新なるか?
7~8Km地点でもそれほど苦しくないな~、もうひと踏ん張りだ!
ゴールが見えてきた時のタイムが56分台、もしかして57分台の記録が出るかな?と思いながら最後の力を出してゴールを駆け抜けました。
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ゴール後すぐに完走記録証が打ち出されました。

記録は、57分50秒!記録更新できました。
今までの最高タイムが皇居マラソンの57分51秒でしたから、なんと1秒短縮でした(笑)

男子全完走者831人中444位、60歳以上部門201人中64位でした。
62歳のオヤジですから、この順位はまずまずといったところでしょうか。

なんといっても楽しく気持ちよく走ることができたことが最高の喜びでした。
昨年11月から始めたマラソンレースは、この大会をもって今季終了です。
来季(今年秋)からの大会出場は10月から始めようと思っています。
来季からは主に各市町村主催の大会に参加しようと思っています。民間よりもやはり面白さがあり、楽しく走れるということからです。
もし皆さんもこうした自治体主催のマラソン大会に参加しようと希望されているのであれば、申し込みの締め切りが早いため、できたらスポーツエントリーサイトなどをを事前にチェッすることをお勧めします。
私もそのように対応していきたいと思ってます。

 

昨年から始めたランニングの楽しさ面白さは、こうした大会に参加することで更に倍増したように思います。
一人で河川敷や土手を走ったり、スポースジムのランニングマシンで汗を流し体力をつけることも健康維持のために良いことかもしれません。
しかし、そうした健康維持のためだけでなく ”スポーツとして楽しむ” ということになれば、また違った世界が見えてくるように思いました。
特にランニングというスポーツは個人競技です。大会に参加してタイムや順位を競うこともありますが、やはり自分自身の力を試し向上させるだけでも達成感があるのではないでしょうか。
そして次はどのくらいのタイムで?、どのくらいの距離を走れるか? などの目標も定まってくるように思います。

私の今の力ではハーフマラソンやフルマラソンは無理です。
でもいつかは走れるようになりたいと思うようになりました。それは、こうした大会をとおして私と同じ60代、更には70代のシニアの方々が走っている姿を実際にこの目で見た時からでした。
どんなに苦しくても最後まで走りきったという達成感と爽快感は何物にも代えがたいものがあるのではないでしょうか。

自分のペースでまずは10km完走、次はハーフ、そして次はフルマラソンという目標があるだけでも楽しみが増えたような思いです。

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