タンメン

食べ歩きシリーズ

タンメンを食べに下仁田へ?!

 

下仁田といえば、やっぱり「下仁田ねぎ」ですよね。
季節もいよいよ涼しい秋に移り変わる中、鍋が恋しくなる時期になりました。
そんな鍋の主役になるのはネギです。
関東地方のネギは、埼玉の深谷が主力産地ですが、ここ群馬では下仁田ねぎが昔から親しまれています。
もちろん鍋の時期になれば関東周辺のスーパーにも出回ります。

 

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そんな下仁田でなぜ「タンメン」なの?
実は、TV番組の「孤独のグルメSeason7」の第4話で紹介されたのが、下仁田町にある食堂「一番」のタンメンでした。
私たち夫婦はこの「孤独のグルメ」が大好きで全て観ています。
TV放映で見逃したのであれば、レンタルビデオ(DVD)で借りられますから後でじっくり観ることができます。

そんなDVDをカミサンと観終わった後、開口一番「やっぱり行くっきゃないね!」(笑)
ということで、早速関越道と上信越道を走って行ってきました。
川越からだと車で約1時間程度のドライブですから、混雑した都内に出かけるよりも意外と近いものです。

私たちは各地のB級グルメをこよなく愛しているので、「〇〇を食べに行こう!」というだけの目的でよく出かけています。
しかし、せっかくこの地に来たんだから、やっぱり観光も兼ねてというドライブになります。
今回もそんなことから、タンメンを食べる前に下仁田に近い妙義、安中周辺を散策してきました。

 

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下仁田町に隣接する安中市の碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」に立ち寄ってみました。
明治25年に完成し、アプト式鉄道を支えてきたアーチ橋です。
昭和38年新線開通に伴い廃線になり、今は国の重要文化財に指定されているそうです。

 

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この「めがね橋」に使われたレンガの数は202万個だそうです。
当時としては壮大な橋梁だったんですね。

 

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めがね橋の上はこんな感じで遊歩道になっていました。
平成13年に廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」として整備されているそうです。

 

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アプト式鉄道時代の廃線敷を利用して、横川駅~熊ノ平駅の間の6Kmが遊歩道になっているようです。
山間地帯ですからいくつものトンネルがありました。
この日のトンネル内の気温は17℃でしたから、気持ち良いウォーキングができました。
これから11月にかけて紅葉シーズンを迎えますから、軽井沢や富岡など近くに来た時はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

タンメン完食の空どんぶり?

 

午前中、妙義神社やめがね橋を観光して、お腹が空いたお昼ごろいよいよ今日の目的地である下仁田町に向かいました。
情報によれば「孤独のグルメ」で放映(4/27)されて以降、行列必須ということです。
いつものことですが、そんなミーハー夫婦ですから1~2時間待ちなんかへっちゃらです(笑)
食べることが目的ですから行列覚悟は当たり前!、いざ出陣っていう感じです(笑)

 

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山間部の盆地にある町ですから人通りもほとんどありません。
そんな街中の路地裏に目指すお店「一番」がありました。
昭和の香り漂う町並みと店構えがなんともいえませんね~。こんな雰囲気の路地裏とお店が大好きなんです!

あれっ!お昼時なのに並んでいません。ちょっと肩透かしな感じです(笑)でもラッキー!
後で女将さんに聞いてみたところ、今日は平日でそれほど混んでいないと言っていました。
週末はやはりかなり混雑するようです。場所柄そうなのかもしれませんね。

 

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全てカウンター席の食堂でした。まだ空き席があったのですぐに席につくことができました。
目の前ではご主人が餃子の皮を仕込んでいました。

注文はもちろんこの店の看板メニューである「タンメン」と「餃子」です。
それと焼きそば好き夫婦ですから、細麺の焼きそばも注文しました。(太麺もありますよ)

 

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おお~! 熱々のタンメンが出来上がってきました。650円。

具よし、麺よし、スープよし! 看板メニューに偽りなし。
お~、ひと目でうまいのがわかる。麺が抜群にいい!
野菜はもやしとキャベツと人参それだけだ。具をそぎ落とした引き算のタンメン。こんなタンメンもいいもんだな~。
「孤独のグルメ」主人公井之頭五郎扮する松重豊の感想(ナレーション)より

まさにこの感想どおりですから、私のコメントは省きます(笑)

ちなみに、路地裏の雰囲気や昭和の店構え、そして、シンプルでありながらも後を引く実にうまい麺?
どこかで体験したことがあるな~、そうだ!九州くるま旅の時に行った天草半島の知る人ぞ知るちゃんぽんの名店「明月」の雰囲気に似ている!
こうしたうまい店は、隠れるようにひっそりと営業しているんですね。
全国くるま旅に出かけた時、ラーメン、うどん、餃子、焼肉店の雰囲気?・・・何か共通するものがあります。

 

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餃子450円

酢多め、こんなもんか。お~、皮もちもち、こげがジャストちょうどいい!
すっごくうまい、これはいい店に当たった。大将の人柄がにじみ出た味わいだ。
「孤独のグルメ」ナレーションより

焼きそばは、まさに王道の味でした。
今では様々な具を使ったり、味付けに凝った焼きそばが多い中、細麺のもやしだけの焼きそばは実にいいですね!
これもまた今年5月九州くるま旅の時に食べた「日田焼きそば」を彷彿させるシンプルなソース味でした

 

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これを毎日食べられる下仁田の人たちが羨ましい。あ~うますぎてやめられん!
久しぶりにスープ全飲み。
「孤独のグルメ」ナレーションより

私も真似して全部飲み!(笑)
それを見ていた女将さんが、「タンメンの写真を撮るお客さんはいるけど、空のどんぶりを撮るお客さんは珍しいね~」と笑っていました。
そうなんですよ~、完食することで作ってくれたご主人と女将さんへのお礼なんです(笑)
ごちそさまでした。

 

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「孤独のグルメ」の松重豊さんと原作者久住昌之さんの色紙が飾られていたので帰りにパチリ!

 

群馬のおみやげ?

 

群馬に来た時、必ずといっていいほど買って帰るお土産があります。
それは、北関東出身のカミサンが大好きな「焼きまんじゅう」なんです。
醤油、砂糖の甘辛なタレとふっくらもっちりした素朴なまんじゅうがなんとも言えません。

 

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焼きまんじゅう 1串140円

ちょっと大振りなまんじゅうが4つ串に刺さっています。これが定番なんです。
食べづらさもありますが、かぶりつく感じで食べます。上品な食べ方ではないですよ(笑)
真空パックのセット物をお土産にゲット。

 

下仁田に来たら、やっぱり「下仁田ねぎ」でしょう。

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下仁田町周辺の畑は、ほとんど全てねぎ畑で埋め尽くされていました。
収穫は霜が降りる頃の11月からだそうです。霜が降りることで更に甘味が増すそうです。
そんなことから目の前にねぎ畑が広がっているのに、どこに行っても(直売所や商店)まだ販売されていませんでした。
しかし、最後に立ち寄った「甘楽道の駅」で下仁田ねぎが販売されていたのでゲット。
写真の「下仁田ねぎ」2本で240円でした!

 

そして最後は、なんといってもおぎのやの「峠の釜めし」ですよね。

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「峠の釜めし」 1個1000円

今夜の晩飯はこれで決まり! 昔から変わらない素朴な味がいいですよね。

 

ということで今回は、「孤独のグルメ」に魅せられて群馬下仁田まで「タンメン」を食べに行ってきました。
B級グルメ好き夫婦にとっては、こんな食べ歩きが気に入ってます。

さて、次はどこに行こうかな(笑)

 

余談
「峠の釜めし」を食べた翌日の我が家の夕食は、下仁田ねぎを使った「豚すきやき」でした。甘っ!

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